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久しぶりに株主総会に行ってきた。バンダイビジュアルの株主総会である。だんだん増えて来たとはいえ、上場企業の中ではいまだ少数派の休日開催に加え、もう一度見てみたいと思った劇場版『Zガンダム』の上映会があったからだ。
正直、僕が知っている株主総会はかなり昔の他社の株主総会だけなので、もっと殺伐としたものを想像していたが、なんかまったりとしたいい雰囲気の株主総会であった。質疑応答などは一般株主からかなり多くの質問があり、経営側も出来るだけ丁寧に答えようという姿勢で好感が持てた。質問もよく調べた質問ばかりで、僕の知りたかったことのほとんどは他のかたの質問の答えで聞けたかなという感じである。
比べようがないので、これが昨今の普通の株主総会なのかは判らない。しかし、個人的には、バンダイビジュアルはコンテンツ系の企業の中でも特に株主サービス、IRの優れた会社のひとつだと評価している。それが僕が少数株ながらも株主でいる理由でもある。
ビジネス的に気になったことが、株主総会や株主懇親会で幾つかでていた。親会社バンダイとナムコの経営統合の影響や子会社エモーションミュージックの減損処理、ブルーレイ、HD DVDへの対応などいかにもな話も出ていたが、僕が特に興味を持ったのは2点。ひとつは、国内のアニメDVDの高価格政策の意味と、もうひとつは今年1月に設立されたバンダイビジュアルUSAについて。
実はこの話は、両方とも同じ考え方から出発しているということに気づいた。国内アニメDVDについては、高価格高付加価値戦略を重視する方向が鮮明であった。千円のDVDを100枚売るより、10万円のDVDボックスを1ボックス売りたいという考えだという。
つまり、そうした作品はテレビでも放映されているし、レンタルもされているから、コレクションアイテムとして売るのが会社の戦略だという。そして、コレクションアイテムであれば、競合関係がない点で海賊版DVDに対してさえ競争力を持つという。
最近の北米進出も、こうしたコレクションアイテムとしてのDVDを北米で売りたいということである。これならば、アニメDVDの販売価格が日本より低く、さらにそれが下がりつつある米国で利益率の高いビジネスが確保出来ると考えているようだ。
バンダイビジュアルの米国会社は薄利多売型のDVDは現地企業にまかせて、自らは高付加価値商品(豪華ボックスなど)に特化して行くのではないかと考えられる。これは、商品として競合関係にない点で、米国市場で一般的なファンサブといった違法な映像交換対策にもなるであろう。
ただ、気になった点はこうした商品の販売経路がどういったものになるのかについて明確な回答がなかった点だ。これまでにないタイプの商品でもあり、通常のCDショップで売れるのか、あるいは扱ってくれるのか、インターネットを使うのかが不明瞭だ。現在はリサーチを行っている状態であるが、バンダイビジュアルの試みの成否は遠くない将来に出るに違いない。
株主総会そのほかの流れ
11:00 第22期定時株主総会
営業報告、貸借対照表、損益計算書報告
報告に関する質疑応答
決議事項 決議
12:15 株主懇親会
12:50 お弁当
13:20 バンダイビッジュアル作品紹介
13:25 『機動戦士ガZンダムー星を継ぐ者―』株主上映会
(時間は計っていませんので、大体こんな感じだったという目安としてください。)

おみやげ:『スチームボーイ 通常版』DVD、スチームボーイストラップ 配布資料:バンダイビジュアルBEATマガジン、映画のちらし数枚
(写真は株主総会で配られたもの一式)
バンダイビジュアル
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