| [ イベント ] |
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17日のSF大会のパネル企画『コミックマーケットと日本マニア文化』が面白かった。内容は、コミケの歴史と伴に日本のアニメ、マンガを中心としたファン活動の流れを辿るものである。その中で80年代におけるファン活動が、その後のアニメやマンガビジネスに大きな影響を与えたことがあらためて確認出来たからだ。 今、アメリカの主な大学でアニメクラブを持たない場所はほとんどない。さらに驚くべきはその規模で、UCLAやテキサス大学、MITといった大規模な大学のアニメクラブの会員数は数百名から1000名近くにまで達している。各アニメクラブはこうした組織力を背景に、コンベンションを行ったり、アニメクラブのための上映作品のDVDや権利を企業から引きだしている。 そして、このような活動を通じてファンの要望を企業に伝え、そうして生まれたた人脈からプロになって行くことも多い。 翻って日本では学生数が万単位の大学でも、少人数のアニメ部しか存在しない。アニメ部、アニメ同好会といった組織すら存在しない大学も少なくない。また、かつて存在したような作品ごとの巨大ファンクラブも今では見られなくなっている。 勿論、日本ではアニメやマンガといった業界が20年前とは異なり、ある意味では権威化してしまいファンとプロの境界も明確になっているという事情もある。また、情報の入手手段が多く、ファンが組織を必要としていないことも変化の理由であろう。 米国の大きなアニメクラブが持つ圧倒的な数のコアなアニメファンは、アニメの将来を支える予備軍となっている。そして、その中から企業人だけでなく、数多くの新興企業やクリエーターも生まれて来る。そうしたことを考えると、近い将来に日本はアニメビジネスおいてもクリエーションにおいても米国に抜かれるかもしれないと感じるのだ。 |
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| [ イベント ] |
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押井守はかくも饒舌だったのか?と思わせるほどノリまくっていたのが、7月16日にパシフィコ横浜で開催された日本SF大会HAMACON2のパネル「押井守『立喰師列伝』を語る!!」であった。押井作品を世に送り出すアニメ制作会社プロダクションIGの石川光久社長の暴走発言ぶりも有名だが、この社長にしてこのクリエーターあり、この日の押井氏の新作映画『立喰師列伝』に関する話は数々の迷発言が続出であった。 制作方法は、百数十人の知人のスチール写真を取りためて、それをデジタル加工にしてアニメーションにするというもの。140人の数万カットに及ぶ写真をわずか5日間で撮るなど現場は壮絶だったという。当日に世界初公開された『立喰師列伝』のプロモーションビデオなどを見ても、かなり実験的かつ考え抜かれた映像が展開しそうだ。物語自体は、ほとんどがナレーターの語りによって進む形になるようだ。 公開は来年の年明け頃になる見込みだが、数館による公開になるしかないだろうと押井氏は話していた。出来るだけ多くの人にDVDを買って貰いたいとの押井氏の熱いメッセージが語られ、出演者には宣伝の貢献度によって今後の映画の編集で出番の量が変わるとの脅しまであった。 いずれにしても、今回の『立喰師列伝』は虚実取り混ぜた戦後史、画面に頻繁に登場する犬、実写とアニメを超えた映像表現などいかにも押井守的な部分と自分の友人を大量に映画に取り込んでしまうなどの新しい試みなどが混在し、これまでの押井作品以上に面白そうだ。 第44回日本SF大会HAMACON2 《追記》 |
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| [ セミナー・講演会 ] |
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多くの企業が進出をしたいと思いながら、課題が多く難しいのが中国市場。今回、コンテンツ海外流通促進機構(CODA)と日本貿易振興機構(JETRO)が主催した「アジアにおけるコンテンツ侵害対策の実際と効果」と題したセミナーは、そんな企業の悩みを反映して150名の定員一杯が満員であった。 講演は2部構成で、第1部はバンダイの法務部ゼネラルマナジャーの小薗江健一氏によるバンダイの中国を中心としたアジア地区での侵害品対策の取り組みについて実例を交えながらの説明である。バンダイは中国においてコンテンツ企業として市場に喰い込みつつあり、かつ海賊商品模倣対策にある程度の成果をあげているとされている。このため小薗江氏の講演は参加者の注目浴びていた。小薗江氏によれば、現在は成功しているように見えるバンダイも、最初は失敗も多く、地道な積み重ねの中から効果的な対策も生まれて来たという。 講演の第2部は、世界的な映像管理団体MPAのアジア地域における海賊版追放の取り組みを香港からアジア地域のマネジャーのサム・ホー氏を招いて紹介した。MPAは米国の7大スタジオを中心とした映像団体で映像権利管理のために世界的に活躍している団体である。 今回のセミナーでは行動を起こすことの大切さで強調されていた。権利侵害を嘆いてばかりでなく、その対策を取るという行動自体が権利侵害者に対するメッセージになるのでないだろうか。100%海賊版をなくすことは不可能だが、最大限減らすことは出来る。また、行動を起こすことで、権利に厳しい会社とのメッセージを市場に発信出来る。実際に、権利に厳しいと言われるディズニーのニセモノは日本キャラクターに較べて各段にニセモノが少ない事実は重要である。 第3回コンテンツ海外流通促進機構(CODA)セミナー 日本貿易振興機構 http://www.jetro.go.jp |
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| [ セミナー・講演会 ] |
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5月31日から6月5日まで浙江省杭州市で開催された「中国国際アニメ・マンガフェスティバル」は、中国初の国家レベルのアニメ関連イベントとして日本でも大きな話題を呼んだ。7月11日にアジアITビジネス研究会では、同フィェスティバルの日本企業への窓口を務めた佐々木潤二氏を招いて同イベントの成果と、マスメディアにもしばしば取り上げられた同イベントで海賊商品が出展されたなどの問題点について説明した。また、日本企業が中国に進出する際どうすればいいのかといった点について話した。 講演は、全体に中国の実態について素直な意見が多く興味深い内容であった。特に、昨今の日本を含む海外アニメの排斥とも言える中国の政府の動きを、中央の動きと地方の動きは別で分けて考える必要があるとの考え方は判りやすいものであった。 『第1回 中国国際アニメ・マンガフェスティバル報告会』 |
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