![]() |
|
第25回
プライムタイムにアニメが放送されない時代 |
|
|
| [ セミナー・講演会 ] |
|
11月に行われるアニメ検定の事前学習を目的とした「アニメ検定トークセッション」の第2回目の講演が文京学院大学で行われた。第2回目のテーマは「作品と物語・作家とスタジオ」である。
オリジナルアニメの「企画」の最初は、監督からでも作画スタッフからでも始まるという。つまりチャンスは誰にでもあるのだ。そのスタート地点から、具体的に策を練り、作品を実現させるのがプロデューサーであるという。大きく言うと資金繰り、そして主要クリエイターの確保、スケジュール調整が大きな仕事である。さらに、発表するメディアの確保が必要。 スケジュールについては、現在、テレビアニメの本数が増えているため、放送順番待ちである場合もあるという。本数の増加による作業量の増加については、デジタル化がいろんな面で押し上げたとしている。 興味深かったのは、昨今のアニメ本数の増大について肯定的な発言をした点である。「本数が多いと、ベテランだけで作れきれず(笑)、そこで若い才能が出てくることができ、チャンスが生まれる」という。一方で、デメリットは同様の理由で、経験が未熟であっても作品を任されてしまう点である。 そこで改めて「プロデューサーとは何か」について、古里さんは「何もできない人」であるという。つまり、何もできない故に、作品作りにおいて何かが必要となった場合には、誰かにすんなりと頼むことができるという。 『舞-HiME』の監督を務めた小原正和さんは『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』で設定制作、『GEAR 戦士 電童』で絵コンテ・演出を務めて監督に就任した。キャラクターデザインの久行宏和さんも『新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA』から一緒に仕事をしている。
一般に原作つきの作品でない場合は利益確保の数字が読みにくいため、企画からアニメ化が難しいと言われている。今回は、オリジナル作品の企画をパートナー企業に持ち込む時のエピソードも披露された。それは「必ずしも(パートナー企業を)儲けさせることはできないかもしれないけれども熱意はあります。だから一緒にやりましょう」と言い続けて何社も回ることだそうである。地道であるが、そうすると、何人かは話を聞いてくれるようになるという。 最後に、次回作について、『舞-HiME』シリーズのキャラクターデザイナーの久行宏和さんを監督に据えた新企画『舞-乙HiME 0~S.ifr~』を製作中であることを明らかにした。このほか、テレビシリーズを含め、2009年までの構想があるとのことである。 全国総合アニメ文化知識検定試験(アニメ検定) 次回 第4回 |
| posted by animeanime at 2007.09.27 |
|
|
|
|