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2008年06月30日
イベント ]
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 北京オリンピックと同じ8月8日から24日まで劇場公開する映像によるヴァーチャル・スポーツ競技会『東京オンリーピック』の完成披露試写会が、6月28日に東京・新宿バルト9で行われた。
 当日は大会委員長とも呼ばれる総監督の真島理一郎氏のほか、水野貴信監督(神風動画)、筧昌也監督、児玉徹郎監督、AC部(板倉監督、)、古谷雄作監督(Cruiser)、澤田裕太郎監督、中尾浩之監督(P.I.C.S)ら競技映像を担当した監督陣とナビゲーターの茂木淳一氏らが登壇し、会場に訪れた観客を沸かした。

 『東京オンリーピック』では、競技会と見立てた映画を、それぞれ異なる監督が異なる想像上のユニークな種目作り出し、アニメーションや実写で映像化する。監督がそれぞれ短編映像を制作するオムニバス方式を取っている。
 参加する監督たちは、アニメーション、実写を問わず、インディーズ映像の世界で名前を知られた人ばかり。それぞれの作品でも楽しめるが、ビッグネームが並ぶだけに映像の競演も見所になる。作品のテーマは競技会だが、映像自体も互いに競いあっている点もユニークだ。

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           (c)2008 東京オンリーピック連盟/国際オンリーピック委員会

 今回の映画の見所について真島監督は、「スキージャンプ・ペアの次は、自分だけでは出来ない新しいエンタテインメントをやりたいと思ったのがきっかけで作りました。」と語り、大勢のクリエイターが参加する作品の魅力をアピールした。
 また「いろんなテイストの作品があるので、ご覧頂きながら、それぞれ好きなものを見つけて頂けたら嬉しいです。」と作品の幅の広さの面白さを紹介した。

 また、茂木淳一氏は、「オンリーピックはスポーツ大会ですので、みなさん汗をかきながら観てください!」と映画のコンセプトとその魅力に触れた。
 さらに主題歌を担当し、さらに劇中では共演した中川翔子について、「劇場版では、中川さんとの掛け合いがテンポよく入っていますので、それを楽しんで頂けたら。」と語った。

『東京オンリーピック』 開催(劇場公開)
公式HP: http://www.onlypic.org/

開催(劇場公開)期間: 2008年8月8日(金)~8月24日(日)
会場(劇場): 新宿バルト9
総監督: 真島理一郎
監督: 江口カン(KOO-KI)/筧昌也/神風動画/児玉徹郎/五月女ケイ子×細川徹/谷口崇/中尾浩之(P.I.C.S.)/中野裕之/古屋雄作(Cruiser)/真島理一郎/真島理一郎×澤田裕太郎/AC 部/Bill Plympton(アメリカ代表)/Ignacio Ferreras(アルゼンチン代表)/Richard Fenwick(イギリス代表)
公式テーマソング: 中川翔子「Shiny GATE」(Sony Music Records)
アート・ディレクター: 田中秀幸(フレイムグラフィックス)
ナビゲーター: 茂木淳一
企画: 真島理一郎/ファンワークス
配給: アスミック・エース
提供:東京オンリーピック連盟(アスミック・エース エンタテインメント、アドネス、キネマ旬報社、ジェネオン エンタテインメント、ソニー・ミュージックエンタテインメント、中央映画貿易、デジタルハリウッド、電通、フェイス、フロンティアワークス、ファンワークス)

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2008年06月28日
イベント ]
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 6月27日、東京・竹芝で、7月からテレビ放映を開始する『ウルトラヴァイオレット:コード044』の完成を記念した披露試写イベントが開催された。
 『ウルトラヴァイオレット:コード044』は、アニメ専門チャンネルのアニマックスの開局10周年記念作品だ。プロデューサーにアニメスタジオ・マッドハウスの丸山正雄氏、監督に巨匠出崎統氏(*1)とアニメ界の大物が参加するなど、この夏期待の新作である。

 この日イベント会場となったクラブ「NO NAME」は、番組のタイトルにちなんで全体を紫(ヴァイオレット)で統一する凝ったインテリアで飾られた。
 さらに、当日は一般からの参加者も含めてドレスコードは紫と決められていた。参加の条件は、ファッションに必ずヴァイオレットを取り入れること、紫尽くしの華やかな完成披露試写会となった。

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 イベント上映されたのは、7月1日からアニマックスでテレビ放映される第1話。人類が太陽系に進出し、クローン人間が大量に生み出されるようになった未来を舞台に、主人公044の謎めいた生い立ちから始まる。物語は1話から既に波乱の展開を予感させる。SF、サスペンス、アクション満載の派手なエンタテイメント作品になりそうだ。
 アニメファンだけでなく、SF映画、アクション映画のファンにもアピールするに違いない。一方で、往年のアニメファンにはうれしい、出崎監督ならでは印象的なアクション演出もうれしい。

 上映後には今回主人公の044を演じる朴王路美さん(*2)と、3話からマチルダ役を演じる山像かおりさんがサプライズで登場。
 朴さんは今回、丸山プロデューサーに声をかけられて、直ぐに返事をして作品への参加を決めた。しかし、作品の大きさにだんだんプレッシャーが大きくなっていったと、アフレコ直前までの様子を紹介した。また、山像さんも台本を持つ手が震えて紙のノイズが出てしまい録直しになったという。

ultrav2.JPG 朴さんはラジオ番組『腐りかけ!』で楽しく共演する関智一さんが、この作品では真剣な恋の相手役になっており、そうしたギャップも楽しんでいる様子であった。
 また山像さんは、出崎監督がテレビドラマ『ER』のファンで、山像さんがそのなかで吹替えているスーザン役のイメージを念頭においてアドバイスをした様子を紹介した。また、山像さんによれば、出崎監督の言葉は、「ぴったりと張りつくセリフ、女性の勘所を捉えたもの」という。言葉と演技が嵌まったところも今回の作品の見所になりそうだ。
 最後は舞台の上で2人の掛け合いシーンのアフレコ姿を再現するファンサービスで、会場が大きく盛り上がった。 
 このほかにも、主題歌を担当するアーティストBECCAのビデオレターの紹介や、一番うまくヴァイオレットを着こなしたベストドレッサーの発表なども盛り沢山の企画の完成披露試写会であった。

ウルトラヴァイオレット:コード044 公式サイト
http://uvcode044.jp/

(*1)出崎監督のサキは本来は(たちさき)
(*2)朴王路美さんのロの字は本来は王編に路

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2008年06月25日
イベント ]
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 6月24日、1978年から週刊少年ジャンプで連載された人気マンガ『コブラ』の30周年記念企画として「COBRA THE ANIMATION」プロジェクト発表が東京・ラフォーレミュージアム原宿で行われた。
 プロジェクトの第1弾は「ザ・サイコガン」、2008年8月29日から2009年2月まで隔月で全4巻がリリースされる。このシリーズの監督・脚本・絵コンテを手掛けるのは原作者でもある寺沢武一さん。

 第2弾はファンの間でアニメ化を望む声が高かった「タイム・ドライブ」で、全2巻のOVAとして発売される。こちらも寺沢さんが監督を務める。
 さらに第3弾は、こちらもファンに人気の高い「六人の勇士」をテレビシリーズ(全13話)として、2009年春から放送する。テレビ版の監督は前作『スペースコブラ』の監督を務めた出崎統監督(崎は立さき)で、キャストも同様にコブラ役に野沢那智さん、相棒のアーマロイド・レディを榊原良子さんが演じる。プロジェクト一連の作品は全て初めて映像化され、ハイビジョンで制作される。

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     (c)2008 BUICHI TERASAWA/A-GIRL RIGHTS/GUILD PROJECT

 製作発表会では、最初にハピネット執行役員ピクチャーズユニット映像企画本部リーダー藤岡氏から、『コブラ』についての作品概要説明が行われた。原作は国内は3000万部以上、海外でも各地で好評を博している作品で稀有な作品である。30周年を記念して全勢力でプロジェクトを進めていくという。
 その後「ザ・サイコガン」のプロモーション映像の上映と、松崎しげるさんによって作品のエンディングテーマ『ワンダラー』が生で披露された。

 続いて行われた記者会見では、原作者の寺沢武一さんが「コブラガール」の美女2人とともに登場し、「アニメは26年ぶりなので顔をハンサムに描きました。それもまた前作と違いで面白いと思います。内容自体はほとんど変わっていないので安心して下さい。」と挨拶を行った。
 寺沢さんは「特別席」に座り、壇上には製作関係者が並んだ。登壇したのは野沢那智さん、出崎統監督、音楽を担当する池頼広さん、ハピネットのプロデューサー・楠原真理子さん、松崎しげるさんである。

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 野沢さんは「26年ぶりで当然新しい声優が演るのかと思っていたら寺沢先生に那智さんでやるからよろしくと言われた」と語る。が、実は榊原さんから再アニメ化を聞きつけ、寺沢さんに猛烈なアピールをしていたことを、会見の最中に寺沢さんから暴露されて困っていた。コブラの二枚目と三枚目を演じ分ける野沢さんらしい振る舞いだ。
 今回のコブラは鼻筋が立っており、前作よりも二枚目で描かれている。野沢さんは前作の団子鼻という三枚目な要素が強く印象付いてしまい、今回の「美麗なコブラ役」の役作りに悩んだという。『スペースコブラ』の当時、榊原さんはアフレコまでに100回練習して収録に臨んだという。今回は、200回練習してスタジオに臨むという意気込みを見せた。

 「コブラはアナログのヒーローの王道」と語るのは、『スペースコブラ』監督の出崎さんである。
 「演出家としていろいろなことができる素材。戦ってみる価値がある。前作に迫って、追い越せるような作品にしたい」と語った。

 近作では『相棒』、『FREEDOM』など数々の話題作の音楽を手かげる池さんは、子供の頃から憧れだったコブラに携われることを光栄に感じている様子だ。
 「子供心ながら、あんな大人になれたらいいな」と憧れる存在だったので、世界観を表現していきたいと語る。重厚感を出したオーケストレーションを表現したという。

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 楠原さんは、男の美学と世界観が色あせない魅力だと語る。ハピネットは2000年に『コブラ』のDVDを発売して以降、企画を突き詰めて来たという。
 寺沢さんによれば、いくつもの会社から再アニメ化のオファーがあったが、最も作品内容で意見が一致したのが同社だったという。今回は世界観を守りつつ、CGとの融合を表現し、「クリスタルボーイ」の透明感が非常に良く出ているので楽しみにして欲しいと語る。

 劇場版でコブラを演じた松崎さんはお子さんたちに「コブラは僕自身だ」と言い続けているという。
 「優しさとユーモア、美女と男の美学のキャラクターは地球の枠を超えて宇宙に飛び出している。今の時代に復活するのは当然。26年ぶりに参加できたことを非常に嬉しく思う」と語った。今回の主題歌は「愛」をテーマに歌ったという。26年前の新鮮な気持ちで歌った。

 会見にはケンドーコバヤシさんが「コブラ応援団長」として登場し、寺沢さんからサイコガンをプレゼントされた。ケンコバさんも子供の頃からコブラのファンで、阪神タイガースのメガホンをサイコガンに見立てて「ごっこ遊び」を楽しんでいたいという。
 現在、世界4000万部の売上げを1億部にするべくプロモーション活動を任されていた。これに対して全国行脚して売ると答えるケンコバさん。さらに寺沢さんのオーダーは「在庫は余っているから。7掛けで。」と会場を沸かせた。

cobra-press2.jpg 寺沢さんは「実写のオファーも多いのだが、マンガ家なのでアニメの方が興味がある。アニメだとマンガのイメージをある程度維持しながら作っていけるから漫画を中心とした作品作りをしたい。日本のアニメの良さは手描きのダイナミズムにあると思う。そして、その世界観が受けている。クリスタルボーイも手描きの感じが残るようにCGを作ってもらうように指示をした」と話す。
 寺沢さんは1980年代からCGをマンガ制作に取り入れた先駆者でもある。今回アニメの中でどのような塩梅で監督をするのか、作品への興味が高まる。

COBRA THE ANIMATION 公式サイト http://www.cobra30th-anime.com/
寺沢武一 公式サイト http://www.buichi.com/
        (c)2008 BUICHI TERASAWA/A-GIRL RIGHTS/GUILD PROJECT

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2008年06月19日
その他 ]
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 2008年6月17日、東京・日比谷の帝国ホテルにて「第一回 日本おもちゃ大賞」の授賞式が行われた。これは2007年10月から2008年9月までに発売されるおもちゃを対象としたもので、あらかじめ設定された5つの部門について募集を行った。応募総数は365点だった。
 第一次審査、第二次審査を経た各部門5つの作品をノミネート作品として、最終審査は開発者のプレゼンテーションと実際に遊んだ結果を投票する形式で行われた。最終審査会は、玩具鑑定士・コレクターの北原照久さんを委員長にした審査委員17名から構成される。こうしたなか5つの分野でそれぞれひとつ合計5つのおもちゃ大賞が決定した。

共遊玩具部門(障害を持つ子どもでも楽しく遊べるような工夫が施された玩具)
大賞
「おみせでおかいもの おしゃべりいっぱいアンパンマンレジスター」(セガトイズ)
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付属小物などをスキャンすると、アンパンマンが多彩な声でレジ料金の読み上げを行う。音声で楽しませるガイドすることや、スイッチを突起にするといった視覚に障害を持つ子どもでも楽しめる点が評価された。

優秀作品(最終選考ノミネート作品)
 ・「AIR GUITAR PRO」(タカラトミー)
 ・「きらりんレボリューション きらりんスターライト☆ヘッドセット」(タカラトミー)
 ・「ミッキーマウスクラブハウス おしゃべりあいうえお」(タカラトミー)
 ・「プリモプエルシリーズ」(バンダイ)

トレンディ・トイ部門(時代の潮流を捉えた話題性の高い玩具)
大賞
「∞にできるシリーズ(∞プチプチ・∞プチプチぷち萌え・∞エダマメ)」(バンダイ)
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梱包材の「プチプチ」が何度でもできるキーチェーンシリーズ。2007年秋からの発売以降発想のユニークさと消費者に与えたインパクトにおもちゃの本質があると評価された。

優秀作品(最終選考ノミネート作品)
 ・「ホイップる スタンダードセット」(エポック社)
 ・「PENZ GEAR PG-13 ペンスピニングDVDセット ノーマル回転決め技系」(タカラトミー)
 ・「世界最小ジグソーパズル ルーペで探せ!シリーズ」(ビバリー)
 ・「シンプルエコプロジェクト エコオセロ」(メガハウス)

ハイターゲット・トイ部門
(大人でも楽しめる、または親子のコミュニケーションに一役買う玩具)
大賞
「マイクロスロットカー Owner's ベーシックセット」(タカラトミー)

1/87スケールのスロットカーで、A3サイズのコースでレースを楽しむことができる。大人に遊びを通じて楽しく心豊かなひとときを提供するコンセプトが市場の新たな可能性を期待されると評価された。

優秀作品(最終選考ノミネート作品)
 ・「カラダトレーナー」(セガトイズ)
 ・「くるりんアイスクリン」(セガトイズ)
 ・「ホバーQ」(タカラトミー)
 ・「MG 1/100 RX-0 ユニコーンガンダム」(バンダイ)

ベーシック・トイ部門(子どもたちの健やかな成長に欠かせないベーシックな玩具)
大賞
「トミカ びゅんびゅんサーキット」(タカラトミー)
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複数のレーンをトミカが走る爽快感、迫力を伝えるサウンドの臨場感や本物感から、おもちゃの魅力を最大化したものとして評価された。各社のメイン商品が揃い応募点数は100点におよんだ。

優秀作品(最終選考ノミネート作品)
 ・「アンパンマンはじめてのあいうえお教室」(アガツマ)
 ・「はじめてのシルバニアファミリー」(エポック社)
 ・「のび~のび~ボールタワー」(タカラトミー)
 ・「炎神合体 DXエンジンオー 炎神ソウルシリーズ」(バンダイ)

イノベーション・トイ部門
(時代の最先端を行く新しい技術やアイディアが詰まった玩具)
大賞
「アイクロップス」(バンダイ)
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低価格で簡単にテレビに繋ぐことができるデジタル顕微鏡。倍率は最大200倍で、従来の顕微鏡では見ることができなかったアングルや、カプセルなどを使って水の中の微生物などを簡単に見ることができる。子どものみならず大人も科学教育への好奇心を抱かせるとして評価された。

優秀作品(最終選考ノミネート作品)
 ・「JR103系&基本レールセット」(栄進堂)
 ・「テレしばい」(コナミデジタルエンタテインメント)
 ・「夢いぬDX ゴールデンレトリバー」(セガトイズ)
 ・「ハイパーガーディアン エクスガイナー」(タカラトミー)

日本玩具協会 http://www.toys.or.jp/

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その他 ]
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 東京・麻布にあるテンプル大学ジャパンキャンパスで「マンガ・アニメ サマーワークショップ」が行われている。これは同校の夏期特別講座として行われているもので、5月19日から6週間(週3日の授業)の日程となっている。
 講義要項を見ると、カリキュラムには、「日本におけるキャラクターグッズ」、「大衆文化にみるノスタルジア」、「グローバル化した日本大衆文化」といった日本の大学に勝るとも劣らない本格的な内容が記載されている。具体的にどのような授業が行われているのか、学生と共に講義を受けた取材レポートをお送りする。

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 テンプル大学ジャパンキャンパスは、米国ペンシルベニア州に本校があり、本校との単位互換や日本の大学とも単位互換ができる。
 現在、日本校で学ぶ学生は約2000人。日本校の大学学部はおよそ60%が日本人で、27%がアメリカ人の学生である。

 今回の講義は昨年に続き2回目。16人の受講学生のうち1人は日本人、残り15人は米国からの学生だ。
 授業はマンガ・アニメについて歴史、芸術史、人類学、社会学、文学、映像など異なる観点から考察、総合的に分析・理解するワークショップから構成される。教室での授業のほか、三鷹の森ジブリ美術館、「井上雄彦 最後のマンガ展」などへのフィールドトリップを行うほか、学生による同人誌制作も予定されている。
 講義を行うのはポール・サトクリフ教授。もともと日本の現代美術が専門で、村上隆氏の美術作品についても詳しい。

 この日取材した授業は、「オタクパニック:日本のサブカルチャー」だった。授業はプロジェクターを使って、画像・映像を映しながら解説する。
 必要に応じて参考となる書籍(安野モヨコ『監督不行届』や、竹熊健太郎『スキゾ・エヴァンゲリオン』、同人誌など)が回覧された。

その2  http://animeanime.jp/report/archives/2008/06/tuj2.html
その3  http://animeanime.jp/report/archives/2008/06/tuj.html

テンプル大学ジャパンキャンパス http://www.tuj.ac.jp

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その他 ]
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 講義は『宇宙戦艦ヤマト』を特集したアニメージュの紹介から始まった。『ヤマト』がヒットした歴史的背景や、第二次世界大戦の知識、戦艦大和についてなど、一つの材料からかなり詳しく解説を行う。
 また、今回の講義のテーマ「オタク」の語源にもふれる。「オタクの元の意味は「YOU」で1980年代にお互いに「おたく」と呼び合っていた背景を話す。中森明夫氏のコラムや「お宅=インドア」説についても語り、オタクは英語でいうgeekともnerdとも違うニュアンスであると紹介した。
 このほか、この頃のオタクの生態としてガイナックスの『おたくのビデオ』に字幕を施したものを上映した。受講生があの作品内のパロディ性をどれほどまで理解していたのかは不明だ。

 さらに、1989年の連続幼女誘拐殺人事件の話や、アメリカのパーティー文化と違い、日本ではまだまだコスプレがポジティブに捉えられていないなどのネガティブなオタク歴史にもきちんと触れる。
 教授の専門である現代美術史から村上隆氏のオタク観が作品にどのように現れているかについての本格的な話題があったり、マンガ『愛と誠』のエロパロ同人誌はどこがパロディになっているのかなど、日本でもなかなか聴くことができない講義が行われていた。

 最後は、教授の最も好きなアニメとする『新世紀エヴァンゲリオン』が日本でいかにブームになったかの説明になった。
 碇シンジのオタク性、放送同年に起きたオウム真理教のオタク性との比較まで進み、1時間30分の講義で終えてしまうにはもったいないほどの密度が高い講義だった。

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その1  http://animeanime.jp/report/archives/2008/06/tuj_1.html
その3  http://animeanime.jp/report/archives/2008/06/tuj.html

テンプル大学ジャパンキャンパス http://www.tuj.ac.jp

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その他 ]
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 講義後に、受講している学生に声をかけてみた。「日本文化への興味から発展し、アニメ文化に興味を持った」という女子学生から、「歴史を勉強していて日本の神道や宗教に興味がある」と答える男子学生など真面目な学生が多く、サブカルチャーへの関心を予想した筆者にとっては意外な受講生たちに思えた。
 そうはいっても、アニメへの関心も強く、女子学生は「『フリクリ』の、観客を飽きさせない展開が好き」と答え、男子学生は「セーラームーンの頃から興味を持って、マンガもアニメもコレクションするのが大好き」と答える。

 サトクリフ教授によると、現在のアメリカのアニメファンは10年前にポケモンを見て育った子どもたちが、大きくなって、今ハイティーンのボリュームゾーンを形成しているのだという。
 彼らはある時からアニメマニアに転んだのではなく、成長とともにアニメを見続けてきた、ある意味でまったく新しい海外のアニメファンなのかもしれない。サトクリフ教授は通常のカリキュラムにもマンガを教える講座を持ち、満席であるという。

 批評文化が発達している米国では現在でもオタク的な討論がネット上で盛んである。しかし一方で、各人の知識に偏りや「誤解」も多々ある。その一因は実体験や文献の不確かな伝播によるものである。
 今回の受講生たちのようにしっかりと「歴史」と「教養」を得た人々が今後増えていくと、日本における「オタク学」の浸透がおこることも考えられる。そうしたとき、他の人文系学問のように他国からの言及を受ける「オタク学」が、より一層活発化することだろう。彼らはその第一世代になるのかもしれない。

その1  http://animeanime.jp/report/archives/2008/06/tuj_1.html
その2  http://animeanime.jp/report/archives/2008/06/tuj2.html

テンプル大学ジャパンキャンパス http://www.tuj.ac.jp

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2008年06月10日
その他 ]
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 2008年7月19日より『スターシップ・トゥルーパーズ3』がソニーピクチャーズ配給で、日本で全世界に先駆けて劇場公開される。
 1998年に日本公開され、痛快な戦闘アクション表現が話題を呼んだ映画『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズの第3作目になる。監督・脚本は第1作で脚本を務めたエド・ニューマイヤー氏、第1作監督のポール・バーホーベン監督が製作総指揮にあたる。

 今回『スターシップ・トゥルーパーズ3』の公開にあたり、「『地球連邦軍』入隊促進」として記者会見が行われた。登壇したのは、エド・ニューマイヤー監督、ジョニー・リコ大佐役で主演するキャスパー・ヴァン・ディーン氏、タレントの西川史子さんである。
 応援にかけつけた西川さんは、「提督」スタイルで登場。『地球連邦軍』の応援役での登場である。西川さんの薦める映画の見所は「バグズの怖さに立ち向かう姿」であるという。

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 今回、ニューマイヤー監督は、第1作のジョニー・リコ大佐を再びスクリーンに登場させることができたこが喜びであるという。
 『スターシップ・トゥルーパーズ3』が監督デビュー作となるニューマイヤー監督は、「師匠」で、最初の『スターシップ・トゥルーパーズ』を手がけたバーホーベン監督から、制作の途中で焦らず完成させることをアドバイスされた。
 今作は第1作の流れをくんだ壮大なスケールの宇宙戦争と様々な強大なバグたちとの戦いが描かれる。また、時に深刻に、時に遊び心溢れた地球防衛軍の物語となる。

 本作は、ロバート・A・ハインライン氏のSF小説『宇宙の戦士』が原作。この作品に登場する「パワード・スーツ」は、『機動戦士ガンダム』のモビルスーツなど、これまで多くのSF作品に影響を与えてきたアイテムである。
 『スターシップ・トゥルーパーズ3』では、CG技術の発展によりついにパワードスーツの「マローダー」が映像化される。マローダーは、バグズの原種「ベヒモコタイル」との対決の際に使用される。
 今回の記者会見では東京理科大学工学部の小林宏教授が介護・筋力補助用に作られた「マッスルスーツ」という筋力補助ウェアを、パワードスーツさながらディーン氏が着用した。さらに西川さんのリクエストに応じて「お姫様だっこ」を見せるデモを披露した。

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スターシップ・トゥルーパーズ3  
公式サイト http://starship3.jp/
7月19日、新宿ジョイシネマほか全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

(c) 2008 Star Troopers (Pty) limited
and Apollomoive Beteiligungs GmbH.All Rights Reserves

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2008年06月05日
セミナー・講演会 ]
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todai chara2.JPG 東京大学の教員有志と、キャラクターライセンシングビジネスの実務者が共同で教育・研究活動を行う「東大キャラビズ研究プロジェクト」が、2008年7月からスタートする。
 この研究会のキックオフレクチャーが、5月30日に東京大学工学部にて開催された。イベントは事前予約で参加希望者が予想を超えるほど集まり、急遽より広い会場に変更された。それでも当日は定員340名の会場に立ち見となり、関係者の注目度が高いことが伺えた。

 今回、登壇したのは、研究メンバーの七丈直弘准教授(東京大学大学院情報学環)、陸川和男氏(キャラクター・データバンク 代表取締役社長)、相原博之氏(キャラ研 代表取締役)、高山晃氏(ファンワークス 代表取締役)、東京大学大学院情報学環・特任講師の吉田正高氏と中村仁氏である。アカデミックな立場とビジネスの立場の双方からの参加となった。
 当初プロジェクトは、「キャラゼミ」と「キャラビズ講座」という2本立てで進められるが、次年度以降よりフォーマルな研究組織の立ち上げを目指している。

 「キャラゼミ」は、は東大を中心とした学生を組織し、キャラの市場調査、デザイン、事業化(販売・プロモーション)という一連の流れを、新しい方法論から実現する。また、事後的な分析に耐えるデータを取得する。
 募集人員は10名程度で、書面および面接によって決定する。受講料は無料である。対象者は東大の学部生・大学院生と若干の他大生となっている。
 「キャラビズ講座」はキャラビズの基礎的知識について、学生・社会人を対象に、連続講義によって教授する。
 学生を関連業界に牽引し、若手の実務家を育成することを目的としている。こちらの募集は30名程度。学生・社会人などの限定はない。審査は書面のみで行われる。

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 こうした試みを東大が行う目的は、キャラクタービジネスの高度化である。キャラクタービジネスは大学にとってこれまで扱ってこなかった新しい研究対象で、体系化の余地がある。これらを研究することにより、企業に対して新たな収益機会・収益モデルを提案することができるという。
 レクチャーのなかでキャラ研の相原氏は、キャラクタービジネスを製造業的価値観から脱却し、新たな価値創出をするべきと話した。
 キャラクターは、政治的・社会的なテーマを可視化することができる重要な存あるという。このほか、企業ブランドとしてCIに替わる本質的な「企業のキャラ化」の価値も生まれると語る。

 プレゼンテーションの後行われたパネルディスカッションでは、大学の使命としてキャラクターを通した社会的価値創造を中心に話が進められた。
 七丈氏は「基礎データの不足が今の所あるが、この繋がりを生かして調査を進め、『キャラ』が好きな日本人特有の考えを世界に先駆けて研究していきたい。それを進めて行くことでキャラの特性が質的に変化すると思う」と語る。

 中村氏は警官を例に出して、政治学的なキャラクターの意味合いを語った。様々な警官キャラクターによって、国民の警官に対するイメージが変化することなどを示し、こうした研究についての意欲を述べた。
 吉田氏はキャラクターの歴史や時代背景の研究意義を述べた。また、陸川氏は企業価値に対するキャラクターの役割を学術的に実証したいとする。高山氏は「プロデューサーは『物語』を作るのが役割。さらに先のことを考えると村上隆さんのように新しい価値基準・スキームを作るのが、東大の役割になるでしょう」と語り、キャラクタービジネスの様々な目的意識や方向性を示した。
 「キャラゼミ」と「キャラビズ講座」の受講については公式サイトに掲載された様式に従って応募する。締め切りは6月13日18時までとなっている。

東京大学 キャラビズ研究プロジェクト
 http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/~shichi/chara/

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2008年06月02日
イベント ]
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 8月2日の劇場公開まであと2ヶ月、この夏の大型劇場アニメ『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』が、NECと大規模なコラボレーションを行う。6月2日、NEC本社で、今回のコラボレーションの記者発表が行われた。
 コラボレーションは、同社のパーソナル事業の主要3部門PC、携帯、ポータルサイトBIGLOBEにわたる。それぞれのフィールドで、『スカイ・クロラ』の作品が持つ魅力とNECが持つテクノロジーが結びつく。

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 記者会見では、作品の監督である押井守氏も登壇し、パソコンにまつわる思い出や思い入れを語った。押井監督にとって今回のコラボレーションは感慨深いものだという。20年前に初めてパソコンを使って以来、監督のパソコンは常にNEC製だったからだ。
 そうした監督の思いもあってか、今回のコラボレーションのひとつは、『スカイ・クロラ』をテーマにしたノートパソコンの発売になる。ファンの投票により選んだ絵柄を天板に刻印したノートPCが、NEC Directで発売される。

 さらに第2弾として、押井守監督が監修するPCを企画中である。これは作品中に登場する巨大企業ロストック社がPCを開発したらこうした製品になるとのイメージで開発される。商品の詳細は、今回オープンした特設サイトで今後公開する予定である。
 ちなみに押井氏の語る理想のパソコンは、「頑丈」で、「ごっつく」、「タフ」、ジュラルミンで出来た金属製、さらに実際に刻印が刻み込まれたものだという。

 BIGLOBEでのコラボレーションは、ポータルサイト全体でのコンテンツ展開となる。動画サイトの「BIGLOBEストリーム」では、予告映像、押井守監督のインタビューなどの独自のコンテンツが配信される。
 6月2日から既に、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の新しい予告映像が公開されている。この予告はこれまで静的なイメージから一転して、主要キャラクターが多数登場し、物語の深みを感じさせるものとなっている。8月2日の公開に先駆けて、映画への期待感を高めるものとなる。

 また、アニメ情報サイト「アニメガイド」では作品をファンが語り合う公認クチコミサイト、ブログサービス「ウェブリブログ」では映画関係者が裏話を書き込むブログがそれぞれ開設される。さらにBIGLOBE会員サイトでは、映画のオリジナルグッズがあたるポイント特典企画が行われる。このほか特設サイトでは、映画にまつわる様々な企画を凝った仕掛けで行う予定だ。
 携帯電話関連では、動画ポータルの閲覧も可能なNECの新携帯商品「N906i」「N906iμ」とのコラボレーションキャンペーンとなる。同商品購入者限定のプレゼント企画のほか、携帯動画をテーマにした動画コンテスト(http://filmo.tv/cp/nec/)の審査員に押井監督が参加する。 

スカイ・クロラ The Sky Crawlers http://sky.crawlers.jp/

BIGLOBE スカイ・クロラ The Sky Crawlers特設サイト
http://anime.biglobe.ne.jp/sky-crawlers/
NEC Direct コラボパソコンサイト http://www.necdirect.jp/sky/

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