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2008年07月26日
イベント ]
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 7月24日から29日まで、横浜にて「ヨコハマEIZONE2008」が開催されている。この「ヨコハマEIZONE2008」は今年で3回目となる。
 東京で開催されている「デジタルアートフェスティバル東京」と同様に、NHK BS2で放送されているデジタルアートの才能を発掘・支援する番組「デジタル・スタジアム」が中核となっている。

        eizone08 009.jpg

 そのため、一見すると展示内容が同様に感じられる。ところがアニメーションを含む映像作品へのアプローチに関して両者で異なっている点がある。「デジタルアートフェスティバル東京」では「デジタル・スタジアム」と同様に、映像作品はデジタルアートの表現方法の1つとの位置づけになっている。
 それに対し、「ヨコハマEIZONE」はEIZONEの名称からも分かるように、映像作品を主体とした上でどのような手段で拡張させていくのかという逆の視点になっている。

 「ヨコハマEIZONE」のメイン会場は赤レンガ倉庫であるが、今年は昨年より出展ブースに短編アニメーション関連が目立っている。
 昨年も出展していたアニ*クリ15、DIRECTIONS、ASIAGRAPH、文化庁メディア芸術祭、ファンワークス、DLEに加え、今年は動画革命東京、ROBOT、Animations、DEVILROBOTSなどとなっている。

 また、大学や専門学校の出展も増えている。こちらは出展している学科の関連上、アニメーションというよりも映像を使用したインスタレーション作品が多く見受けられた。
 映像単体の作品をまとめて紹介していたスクリーンでは、3月に話題となった『さかなのうた』などが上映されている。

         eizone08 011.jpg

 「ヨコハマEIZONE」のイベント会場には、東京藝術大学大学院映像研究科の馬車道校舎や新港校舎も含まれている。
 今年は新たにアニメーション専攻がスタートしたこともあり、28日には「OPEN TALK」と題したトークセッションがメイン会場の横浜赤レンガ倉庫で開催される。アニメーション専攻の教授に就任した山村浩二氏、伊藤有壱氏、岡本美津子氏、出口丈人氏らが登壇する。山村氏の回にはアニメーション監督の高畑勲氏が迎えられる。
【真狩祐志】

当サイトの関連記事
アヌシーでグランプリ「つみきのいえ」 横浜で特別上映

ヨコハマEIZONE http://www.y-eizone.jp/


東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻「OPEN TALK」

日程: 7月28日
会場: 横浜赤レンガ倉庫1号館

【OPEN TALK 01】14:00-14:50
  「アニメーション表現の可能性」 高畑勲、山村浩二
【OPEN TALK 02】15:00-15:50
  「アニメーションとキャラクターの夜明け」 北原照久、伊藤有壱
【OPEN TALK 03】16:10-17:00
  「アニメーションの新しいフィールド」 佐藤雅彦、岡本美津子
【OPEN TALK 04】17:10-18:00
  「アニメーションの歴史」 波多野哲朗、出口丈人

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その他 ]
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(c)2008 カプコン/バイオハザードCG 製作委員会
bio2.jpg 7月25日、米国最大のポップカルチャーイベントであるサンディエゴ・コミコン(Comic-Con International)で、ソニー・ピクチャーズとカプコンがタッグを組んだ大型劇場アニメーション『biohazard:DEGENERATION バイオハザード:ディジェネレーション』の記者会見が行われた。
 発表されたのは、カプコンが開発する人気ゲームソフト『バイオハザード』シリーズ初のフルCG劇場アニメーションの製作である。世界的な大ヒットゲームが、劇場アニメーションとして生まれ変わる。

 映画の製作にあたっては、実写版『バイオハザード』を製作し、世界的な大ヒットを収めているソニー・ピクチャーズ の日本法人ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント ジャパンが、カプコンとタッグを組む。
 監督は『日本沈没』や『L Change the WorLd』の特撮監督を務めた神谷誠氏が、プロデュースは『バイオハザード4』や『デビル メイ クライ4』などで知られるカプコンの小林裕幸氏が行う。また、アニメーション制作は、『アップルシード』や『エクスマキナ』で、その実力が広く知られるデジタル・フロンティアである。

 サンディエゴの記者会見には、神谷誠監督と小林裕幸プロデューサーが出席をし、日本発の大型プロジェクトをアピールした。
 神谷監督は、「昔からゲーム版『バイオハザード』のファンでこのお話を頂いたとき、非常に興奮しました。と同時にこれだけのビックタイトルを手掛けることについてプレッシャーを常に感じながら作っております。現在制作も追い込みに入り、 『バイオハザード』ファンの期待を裏切らない出来に仕上がってきていると思います」と語った。
 また、小林プロデューサーは、「今回『バイオハザード』シリーズ初のCG長編作品ということでワクワクしながら作っています」と映画製作が順調に進んでいる様子を紹介する。また、「ゲームの続編であることを意識し、レオン・クレアを登場させております。ゲームをプレイしている人はもちろん、プレイしていない人でも楽しめる作品に仕上げています」と、原作の持ち味を生かしつつ、より幅広いファンにも楽しめる作品であることを紹介する。ゲームを知り尽くした日本のプロデューサーならではの作品が期待出来そうだ。

          baio1.JPG

 そして記者会見では映画が、世界に先駆けて10月18日から日本で限定公開されることが明らかにされた。この世界先行公開は、2週間限定、東京・新宿ピカデリー、大阪・梅田ブルク7、名古屋・ミッドランドスクエアシネマで上映される予定だ。
 日本のゲームソフトは、これまでハリウッドで劇場映画化され、ヒットしたものも数多い。それだけに、引く手あまたの人気コンテンツといえる。そうしたなかで今回は、敢えて日本での製作、日本の監督とプロデューサー、制作会社である。日本発のフルCG映画『biohazard:DEGENERATION バイオハザード:ディジェネレーショ』の期待が高まる。

サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International)
http://www.comic-con.org/

『バイオハザード:ディジェネレーション biohazard:DEGENERATION』
公式サイト http://www.biohazardcg.com/

10月18日から2週間限定世界先行上映
新宿ピカデリー、大阪ブルク7、名古屋ミッドランドスクエアシネマにて 
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

【STAFF】
監督: 神谷誠
脚本: 菅正太郎
プロデューサー: 小林裕幸
制作: デジタル・フロンティア
2008 年/日本映画
英文タイトル: resident evil: DEGENERATION
上映時間: 約98分
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給

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2008年07月25日
展覧会 ]
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 7月26日から9月28日まで「高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。スタジオジブリ・レイアウト展」が東京都現代美術館で開催される。
 この展覧会がテーマとして取り上げるのは、アニメ制作の過程で生まれるレイアウトである。一般的には馴染みの薄いものだが、アニメ映像制作のなかで重要な役割を果たす。アニメ映画の動きや背景、キャラクターの位置関係など、映像画面の全ての源をとなるいわば設計図のようなものである。本来は、アニメ制作の素材だが、映像の基礎を成すだけにアニメーターの描く絵の個性や技能が特に表れてくるものでもある。

        layoutten.JPG

 展覧会では、レイアウトの絵としてのクオリティーの高さやその役割と秘密を解き明かす。そして、多くの人にレイアウトの素晴らしさを紹介する。
 昨年夏に同じ現代美術館で行われた展覧会「ジブリの絵職人 男鹿和雄展-トトロの森を描いた人。」が背景美術の素晴らしさを紹介したのに続く野心的な企画である。

mr.suzuki.JPG このレイアウト展の開会式が、7月25日に行われた。開会式には、東京都現代美術館の氏家齊一郎館長とスタジオジブリの代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫さんが挨拶に立った。
 氏家氏は美術館の館長であると同時に、現在、劇場公開中の宮崎駿監督の最新劇場アニメ『崖の上のポニョ』を製作する日本テレビ代表取締役も務める。映画の好調も振りも紹介しつつ、政治、経済とうんざりとすることが続くが、映画、展覧会でうんざりをどこかにやって欲しい、今年はジブリの夏ですと展覧会を紹介した。

 鈴木プロデューサーは、一般にはあまり見慣れないレイアウトの展覧会を行うと思ったのは、これが高畑勲、宮崎駿両監督の仕事の原点であるためと紹介した。
 両監督ともアニメの最初の仕事はレイアウトマンで、特に宮崎駿氏は、高畑氏の下で15年もレイアウトマンの仕事をやり続けたという。宮崎監督は、この中で絵の奥行きや空間をどう作るか徹底的に学んだという。

 そして挨拶のあとに、両氏に、『千と千尋の神隠し』の千尋役を演じた柊瑠美さんが加わり、展覧会のオープニングのテープカットが行われた。
 テープカットには、『千と千尋の神隠し』に登場するカオナシも現れ場を盛り上げた。たくさんの報道陣と来賓客が見守る中、展覧会が開幕した。

        rayoutten2.JPG

高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。 スタジオジブリ・レイアウト展
http://www.ntv.co.jp/layout/

開催期間:  2008年7月26日(土)-2008年9月28日(日)
※月曜休館(ただし8月11・18日、9月15・22日は開館)
開館時間:  10:00 - 18:00
開催場所:  東京都現代美術館 企画展示室1F・B2
主催:  財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館/日本テレビ
企画制作協力:  スタジオジブリ/三鷹の森ジブリ美術館
後援:  読売新聞東京本社
協力:  EPSON/TOKYO FM
     /ウォルト ディズニー スタジオ ホーム エンターテイメント

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2008年07月24日
ジャパンエキスポ ]
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 7月3日から6日までパリで開催されたジャパンエキスポの会場で、日本のマンガをテーマにしたふたつの展覧会が開催されていた。
 ひとつは今年創刊40周年を迎えた週刊少年ジャンプを記念した展覧会、もうひとつは日本のマンガ家26人の原画を紹介する「キャラクター MANGA パリ展」。これらの展覧会は広大なヴィルパント展示会会場内の一角を区切って行われていた。

 「キャラクター MANGA パリ展」は日仏交流150周年記念の一環として開催されたものである。日本のマンガ家が主体になって主催をしたほか、在仏日本大使館が共催している。歴史の長い日仏の文化交流の一角に、マンガが大きく据えられるようになったという点でも興味深いものである。
 展示されていたのは、日本を代表するマンガ家26人の複製原画である。今回ジャパンエキスポでゲストにも招かれていた永井豪さんや貞本義行さんらのほか、手塚治虫さんや石ノ森章太郎さんら戦後の日本マンガを築いた巨匠から若手の人気作家までを含む。展覧会を見ることで日本のマンガの流れを掴めるようにしている。

         mangaart.JPG

 今回展示されたのはいずれも複製原画であるが、最新の技術を用いた複製原画はほとんど本物と見分けがつかない。これらの原画はマンガ家自身の手による作品世界を存分に伝えるだけでなく、アートとして捉える向きも多かった。
 会場では比較的年齢の高い来場者が、じっくりと観賞する姿が見られた。また、主催者によればメディアなどからの取材や問合せも多数相次いだ。

 少年ジャンプの方は、「SHONEN JUMP 40TH ANNIVERSARY」と題されて、集英社が主催する。こちらも原画が展示の中心となった。
 今回ゲストに招待された小畑健さんが描く『DEATH NOTE』のほか、『ドラゴンボール』や『NARUTO』、『BLEACH』、『ワンピース』等、若いマンガファンに人気の作品が多数並ぶ。普段見ることのない原画の世界が見られることから、多くのファンの関心を惹いていた。
 また、展覧会場は、集英社の作品を多数扱うKanaやグレナの企業ブース、さらに『ワンピース』の作品ブースの真ん中に位置していた。このため一帯がほとんどジャンプ作品で埋められ、ヨーロッパでもマンガ業界における少年ジャンプの存在感の大きさを印象づけた。
 
         jump40.JPG

 ジャパンエキスポは、コスプレや武道や囲碁・将棋といったライブのデモストレーションはあるものの、展示会場は企業の宣伝や商品販売が主体になりがちである。
 そうしたなかで、じっくりとマンガの世界を楽しめる企画として、今回の2つの展覧会は人気を呼んでいた。今後もこうした企画が継続するか分からないが、日本の文化紹介という点では意味の大きなものだったのではないだろうか。

パリ・ジャパンエキスポ http://www.japan-expo.com/

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イベント ]
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 7月20日、フジテレビのイベント「お台場冒険王ファイナル」にて、同局のノイタミナ枠で放送中の『西洋骨董洋菓子店~アンティーク~』の一日限定スペシャルイベントが開催された。
 登場したのは、メインキャストの藤原啓治さん(橘 圭一郎役)、三木眞一郎さん(小野裕介役)、宮野真守さん(神田エイジ役)、花輪英司さん(小早川千影役)、ゲストキャストで楓子役の河西智美さん(AKB48)、同作に登場するスイーツプロデュースを行う鎧塚俊彦さんという豪華な顔ぶれ。さらに同作のテーマソングを歌うCHEMISTRYがサプライズゲストで登場した。

mr.miyano.JPG 鎧塚さんは「Toshi Yoroizuka」のオーナーシェフで、この日作品をイメージした新作ケーキ「アンティーク」を初披露し、キャストらによる試食が行われた。
 アニメについては、「よく研究されてるなと思いました。美味しそうに描いてくださってるので嬉しかったです」と語った。

 スイーツについて聞かれた、藤原さんは「橘と同じ辛党ですが、アニメのスイーツはおいしそうですね」と話した。三木さんは「あれば食う!和も洋も興味あります。藤原さんの流れるような説明で食べたくなりますね」と語った。
 また、宮野さんの演じるエイジはケーキ好きという設定で、「エイジほどガツガツいけませんが甘党なので、おケーキ様さまっ!」と叫び、会場を沸かせた。

 アフレコや役作りについては、会長の孫を演じる藤原さんは「お金稼ぎに行ったり…(笑)」と答え、「魔性のゲイ」小野を演じる三木さんは「魔性のゲイって、どうやって役作りする?」と逆に質問し、会場が笑いに包まれた。
 また、元ボクサーのエイジを演じる宮野さんは「最初は役作りに苦労しました。毎日、喧嘩にあけくれていました(笑)」と答え盛り上げた。そして、花輪さんは役柄の通り無口な様子。「寡黙ですね」と司会者に指摘され「今も演技中です、「ボーっとした感じで仕事させてもらってます」とコメントした。

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 今後の意気込みについて、藤原さんは「全12話、最初からトップスピードでチームワーク良く駆け抜けて行きたいと思うので応援よろしくお願いいたします」と答えた。
 三木さんは「密度の濃いものにしていこうと皆で話してます。アニメになって良かったと言ってもらえるよう頑張っていきたいです。」と抱負を語った。「最終話まで突っ走って作品作りができたらと思っております。応援よろしくお願いいたします」と宮野さん。
 最後に花輪さんは「4 人揃ってから面白くなっていくので、1 話たりとも見逃がさないようよろしく応援お願いいたします。」とコメントした。河西さんは、「アフレコは難しいので先輩方にアドバイスをいただきつつ頑張りたいです。でこちゃんにも注目しつつ見て下さい」とアピールした。

 CHEMISTRYはオープニングとエンディングテーマになっている『Life goes on』とアニメのキャラクターとの相性を聞かれ、「バッチリです!」と、仕上がりに満足していることアピールした。同曲のシングルは8月20日に発売される。
 また、「Toshi Yoroizuka」新作ケーキ「アンティーク」は期間限定で東京ミッドタウンの店で発売中である。

『西洋骨董洋菓子店~アンティーク~』 公式サイト
http://www.antique-anime.com/

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2008年07月19日
イベント ]
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director.miyazaki.JPG 7月19日、多くのファンが待ち焦がれた宮崎駿監督の新作劇場アニメ『崖の上のポニョ』が全国公開となった。この公開を記念して、東京・日比谷スカラ座で宮崎駿監督と主要キャストが揃う舞台挨拶、さらに、丸の内のペニンシュラホテルで初日記者会見が行われた。
 この日の記者会見に訪れたメディア陣は200名以上、報道陣の多さからも映画に対する国民的な関心の高さが窺い知れる。

 舞台挨拶に立った宮崎監督は、「今回はいろいろな意味で幸運な作品だった」と、映画の出来上がりに満足しているようだ。
 また、今回は鉛筆で作るアニメ映画にあらためて挑戦した作品であることを強調した。それは、現在のアニメのほとんどがシャーペンとCGで作られているためで、もう一回鉛筆を取り戻そうと思いがあるということである。宮崎監督は、鉛筆が取り戻せたかどうか分からないと言うが、映画のスクリーンに展開した鉛筆とは思えない動きの多い映像に多くのファンが驚かされたことは間違いないだろう。

 このほか登壇したのは、山口智子さん、長嶋一茂さん、天海祐希さん、所ジョージさん、柊瑠美さんという、ジブリ映画ならの豪華な声のキャスト陣である。誰もが、宮崎監督の作品に参加出来てとてもうれしいと語る。
 なかでも宮崎アニメの大ファンという天海祐希さんは、オファーがあった際には「是が非でもやらせてください」と言ったが、自分の苦手な色っぽさを求められて苦労した様子を紹介した。
 また、ポニョ役の奈良柚莉愛さん、主人公宗介役の土井洋輝さんと二人の子役俳優が、挨拶に華を添えた。映画そのまま、明るい挨拶に、多くのファンが映画に続いて心を癒されたに違いない。

        ponyo0718.JPG

 午後からは、日本の映画では異例の初日会見が行われた。会見では数多くの質問が飛び、映画制作の裏側や作品に対する出演者の思いが語られた。
 「どんな人に映画を観せたいか」という質問に対して宮崎監督は、「お金を出してくれる全ての人、あの人には見せないとはありえない」と子供だけでなく、多くの人に見てもらいたい気持ちを述べた。山口智子さんは、「どんな大人も子供だった。疲れた人には特にお薦め」とのことであった。
 また、監督は今回エンディングタイトルに、スタッフの全てを肩書きなしアイウエオ順で、協力会社も会社の大きさに関係なく20社をアイウエオ順に表記出来たことを画期的ですと紹介した。

        direcor.miyazaki2.JPG

 気になる劇場の初日の動員状況だが、全国各地で満員が相次いでいるという。発表によれば19日15時の段階で、ジブリ作品最大のヒットとなった『千と千尋の神隠し』対比83%に達した。
 興収304億円のメガヒットになった『千と千尋の神隠し』級のヒットも狙える状況である。この夏全国の劇場に、『崖の上のポニョ』の大津波が押し寄せそうだ。

崖の上のポニョ 公式サイト http://www.ghibli.jp/ponyo/

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イベント ]
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 いまや夏休みの風物詩といえる『劇場版ポケットモンスター』の第11弾『ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ』が、7月19日に劇場公開された。
 この日、東京・有楽町の日劇で、湯山邦彦監督、サトシ役の松本梨香さん、そして声優とし出演した豪華なゲストが舞台挨拶を行った。ゲスト陣は天才科学者ムゲン役の山寺宏一さん、メイド型人工知能インフィ役の中川翔子さん、世界を支配しようとする敵役に中村獅童さん、サトシ達が旅の途中で出会うレイラ役に南明菜さん、さらにお笑い芸人TIMさんらである。

       pokemon071802.JPG

 湯山監督は、暑い中をありがとうございます、お客が入らないと映画は続きません、11年もシリーズが続いているのはファンのおかげですと観客に感謝の気持ちを述べた。
 松本さんは、サトシは今年も戻ってきました!と毎年の映画を喜ぶと共に、昨日の満月に、多くの人が映画を喜んでくれるように祈りましたと作品にかける思いを紹介した。

 その後に、ゲストながら毎年出演という快挙を続ける山寺さんがお馴染みの「おっはー」で挨拶。ちびっ子だけでなく、大きなお友達も多いですねと、ポケモン映画の人気の広がりを指摘する。
 舞台挨拶では、山寺宏一さんがギネスに申請されているというサプライズ報告もあった。申請の内容は最も多くの異なる役でシリーズに声優出演した記録である。七色の声と言われる山寺さんに相応しい記録申請だ。
 さらに中川翔子さんが、「ギザー」と挨拶、中村獅童さん、南明菜さんと大物の挨拶が続く。TIMさんたちが、楽しい掛け合いでアフレコの様子を紹介した後は、特別ゲストで世界のナベアツさんが登場するなど最後まで盛り上がった。

 映画は今年も昨年に続き最新シリーズ ダイヤモンド・パールに基づくもの、ピカチュウのほかギラティナ、シェイミといったポケモン達が登場する。世界の危機に、サトシ達が冒険に旅立つという物語だ。
 また前売券購入者には、ニンテンドーDS用ソフト『ポケットダイヤモンド・パール』の伝説のポケモン レジギガスがプレゼントされるほか、劇場ではシェイミのプレゼントを行っている。このシェイミは、この秋発売の「ポケットモンスター プラチナ」に連れて行くとフォルムチェンジするという仕掛けがある。
 映画館だけでなく、ゲームを通じてさらに楽しみが広がっていく。こうした企画が子供たちに支持されたことが、ポケモン映画大ヒットの秘密である。

 実際に昨年興収50億円を突破した『ディアルガVSパルキアVSダークライ』に続き、前売券の販売枚数は200万枚突破している。初日の劇場も満員で、今年も既に絶好調な滑り出しとなっている。また、6シリーズ連続前売り券100万枚突破は世界的にみても類をみない記録だ。
 既にこの記録は、ギネスブックに申請中である。観客動員数は昨年までで累計4335万人、興収465億円である。今年のいずれかの時点で累計興収500億円突破の声を聞くことになりそうだ。

劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール
「ギラティナと氷空(そら)の花束 シェイミ」 公式サイト 
http://www.pokemon-movie.jp/

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2008年07月18日
イベント ]
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 2008年7月13日より始まった「SLAM DUNK 20000 PROJECT」に、緊急でスペシャルな参加者が登場した。
 都内のスタジオに現れたのは、作中で湘北高校のメンバーの声優の皆さん。主人公桜木花道役の草尾毅さん、梁田清之さん(赤木剛憲役)、緑川光さん(流川楓役)、置鮎龍太郎さん(三井寿役)、塩屋翼さん(宮城リョータ役)、田中秀幸さん(木暮公延役)の6人である。

 「SLAM DUNK 20000 PROJECT」はファンが20000本のシュートを積み重ねていく参加型のイベント。シュートを決めるとプロジェクト参加の認定カードがもらえる。7月13日に行われた開会式では原作者の井上雄彦先生がシュートし、見事「No.1」を手に入れた。(その模様はこちら http://animeanime.jp/news/archives/2008/07/slam_dunk_20000_1.html
 この日の第一投は、主人公役の草尾さん。見事、シュートを決め認定カードの「No.207」を手に入れ、メンバーの皆さんも次々と決めていった。塩屋さんは作中のリョータの得意シュートのレイアップシュートを決めた。
 忙しいキャストの皆さんが一堂に会するのは数年ぶりということで、皆、口々にいかに今でも愛され続けている作品であったかを語っていた。

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 草尾さんは「また世代が一回りして10代のファンが新しい作品として捉えてくれるのが嬉しいです」と語る。梁田さんは「まだ、僕の中では現在進行形の作品。15年経って、今見ても新鮮に見られる自分の演じた中でも数少ないすばらしい作品」と話した。
 緑川さんは「作品を通してNBAにハマって、原作を踏まえて試合を見たらすばらしいスポーツだと知ることができました。個人的にも流川と性格が似ていると思うので、一生懸命より上手くなれたらと思って演じました」と話す。
 置鮎さんは「当時出演者の中でも新人だったので、3年生というポジションは結構なプレッシャーでした(笑)誰もが知っている『バスケがしたいです』という台詞を言わせてもらっていたんだなと、色々な人に言われるたびに実感します」と語る。

 塩屋さんは「当時は人間に近い動物の役ばかりで、宮城リョータという役をいただいたときに、自分も良い声になりたいと思いました」と当時の様子を語る。
 田中さんは「現場の30代のディレクターから小暮君をやってくださいと言われ、この作品の影響力を改めて実感します。昔見た方も、初めてこれから見る方も本当に楽しめる作品だと思います」と語った。

 1993年から始まったアニメは1996年、原作に追いついてしまったため、原作のエピソードをすべてアニメ化する前に、惜しまれつつ終了した。キャストの皆さんは口々に、最後まで演じたいという意欲を語っていた。
 ファンにもそれを望む声は大きい。製作サイドにその熱意が伝われば、今後の展開も楽しみに待つことができるだろう。

東映ビデオ SLAM DUNK DVDコレクション 公式サイト
http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/slamdunkcollection.html

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【商品概要】 「SLAM DUNK DVD-Collection VOL.1」
発売日: 2008年8月8日(初回生産限定)
発売元: 東映アニメーション・東映ビデオ
価格: 15750円(税込)
仕様: 本編695分(5枚組30話収録)
封入特典: 特製ミニユニフォーム 湘北・白「10」桜木花道バージョン(DESCENTE 製)/解説書 *「VOL.2」2008 年9月21日、「VOL.3」2008 年10月21日発売予定(全3巻)

「SLAM DUNK 20000 PROJECT」今後の予定
7月19日〜30日 全国ラウンドワン
7月23日〜9月
bjリーグシーズンクリニックキャラバン会場
8月2日〜15日 JUMP EXPO'08 ジャンプアイランドスペース
8月30・31日 C3×HOBBY キャラホビ2008
                (C)井上雄彦・アイティープランニング・東映アニメーション

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2008年07月16日
ジャパンエキスポ ]
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 パリで開催されたジャパンエキスポで、東映アニメーションが7月5日に開催した『ONE PIECE』と境宗久監督のイベントは、数多い企画の中でもとりわけ華やかなものだった。
 スタートはステージの大画面に『ONE PIECE』の映像が流され、『ONE PIECE』のキャラクター達と境監督が同時に登場した。作品の内容から他の講演会形式のイベントに較べて、来場するファンの年齢もやや低めで、こうしたファンサービスが人気を博していた。

          mr.sakai.JPG

 イベントの運営のうまさは、東映アニメがパリに現地法人を構えて、確かなビジネスの結果を残していることとも無関係ではない。フランスでは日本アニメの人気は高いが、ビジネスのほとんどは現地の企業によって行われている。
 ジャパンエキスポでも、存在感のある日系企業はこの東映アニメとバンダイナムコグループのbeezだけである。これは任天堂、セガ、コナミといった企業が大規模なブースを出展するゲームとは、対象的な姿となっている。そうしたなかで東映アニメの存在感が大きくなっている。

 その東映アニメがいまフランス市場で最も力を入れているのが、今回イベントに取り上げた『ONE PIECE』である。今回、東映アニメの一押しということであったが、実際には『ONE PIECE』は既にフランスではかなり人気が高い。
 週刊少年ジャンプ連載の作品では『NARUTO』の海外での高い人気が語られることが多く、他の作品が語られることが少ない。また、『ONE PIECE』は、米国ではライセンスの移動もあり苦戦気味との印象があるだけに、今回のパリの状況にはやや驚いた。
 現地の専門家からは『ONE PIECE』は人気が高いという話を何度か聞いたし、人気の高い作品として『NARUTO』や『DEATH NOTE』と並べて話す人もいた。

 こうした状況は今回のイベントにも十分表れていた。開始時間のかなり前から会場は満席で、多くのファンがイベントを楽しんだ。
 境監督の挨拶も、ジャパンエキスポは思った以上に大規模なイベント、こんなに沢山人が集まると思っていなかったと驚きの声から始まった。そして、『ONE PIECE』の人気が高いことを、登場人物のバックボーンがしっかりしており、人の心を離さないためでないかと話した。

 また、自らがテレビアニメ『ONE PIECE』の演出をやるようになった経緯や、アニメの演出ではキャラクターの内面、心理描写をしっかりしようと思っているといった気持ちを紹介した。
 さらに、演出では『ONE PIECE』の世界観を崩さないようにしていることや、子供が観ていることを考えて、わかり易くし、暴力シーンがない様にしているという。
 そして最後に原作の方でもストーリーが盛り上がっているので、テレビシリーズもこれに負けないようしたいと思いますと、今後のアニメの制作への意欲をみせた。

ジャパン・エキスポ(パリ)公式サイト http://www.japan-expo.com/
  日本語情報 http://www.eurojapancomic.com/fr/japanexpo.shtml

東映アニメーション(ヨーロッパ) http://www.toei-animation.com/

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2008年07月14日
ジャパンエキスポ ]
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 数多くのクリエイターを招いたパリ ジャパン・エキスポのなかでも、マンガ原作者小池一夫氏の存在は際立っていた。手塚治虫氏や石ノ森章太郎氏らと並ぶ日本の戦後マンガの第一世代の一人で、そうした創成期のマンガの状況を語れる数少ない人物のゲスト参加であるからだ。
 また、小池氏は、今回のジャパン・エキスポの開催で、最も活躍したクリエイターでもある。フランス側の要望から実現した日本のマンガ家の複製原画展「キャラクターアートMANGA パリ展」主催の委員長も務めている。

mr.koike1.JPG 小池一夫氏は日本国内ではマンガ原作者としてだけでなく、小池一夫劇画村塾を通じたマンガ家の育成でもよく知られている。今回、初日7月3日に開催された講演でも、マンガの描き方、キャラクターの作り方といったマンガのクリエイティブの方法論を中心に語った。
 例えば、キャラクター作る際には必ず弱点を作ること、キャラクターは1人では動かないから2人以上必要になるといったことなどだ。そして、フランス人でも劇画村塾に来れば、マンガの描き方を覚えられますと、これまでの教育の実績も紹介した。
 一方、フランス人ファンからマンガの描き方について質問があると、日本のマンガのマネをする必要はない、フランス人はフランスのマンガを描くべきと、自身のオリジナルを描くことの大切さを強調していた。

 講演のなかでは、世界に広がるマンガの海賊版問題にも大きく触れた。小池氏はこれまで世界各国でサイン会を行って来たが、サイン会にも海賊版の作品を持ってくるファンが少なくないと話す。
 そうしたなかで小池氏は、自分は本物の自分の本にしかサインをしないという。文句を言われることもあるが、そうした行動を取ることで、2度目からは海賊版の数は激減する。マンガ家の権利保護に熱心な小池氏ならではのエピソードである。

mr.koike2.JPG このほかにも講演は、歯切れよい切り口で次々に話題を変えっていた。テーマはモバイルやインターネットの電子書籍、第5世代のマンガ家に新たな才能が求められていることなど、幅広い分野に及び聴衆の興味を駆り立てた。
 また、今回の講演会で特に目を惹いたのは、取材のメディアの数が一際多かったことである。そこからは、アニメやマンガ関連だけでなく、幅広いメディアが取材を行っている様子が見て取れた。日本マンガ界の巨匠に対するフランスの大きな関心を感じさせるものであった。

ジャパン・エキスポ(パリ)公式サイト http://www.japan-expo.com/
  日本語情報 http://www.eurojapancomic.com/fr/japanexpo.shtml

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ジャパンエキスポ ]
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 人気マンガ家の貞本義行さんが7月初旬にパリ郊外で行われた「ジャパン・エキスポ2008」に登場し、サイン会やファンパネルを行った。
 ファンパネルは海外のコンベンション特有の催しで、クリエイターやミュージシャンに直接ファンが質問をできる貴重な機会である。およそ500収容の会場は満員で、さらに数多くのファンが会場を取り囲んだ。

 貞本さんは、『新世紀エヴァンゲリオン』はもちろん、『ふしぎの海のナディア』や海外で特に人気の高い『.hack』シリーズのキャラクターデザイナーとしてパリのファンから知られている。
 ファンからは遠く海外にいるとは思えないほどの詳細な内容についての質問が多く寄せられた。フランスでも熱狂的なファンを持つエヴァについては、現在「新劇場版」の作業で中断しているが、マンガ版はマンガ版として「本来の形」で話を完結させると語った。
 人気キャラクターの綾波レイについては、目立たないようなキャラとして描いたそうである。とある若い女性歌手からインスピレーションを受けた姿であると答えた。

 美少女キャラクターについては、以前は苦手としていたが、ナディアをデザインしたことが自身のルーツとなり、以降のスタンダードとなったと話す。スレンダーな体型とソリッドなシルエットを意識して描くという。
 このほか、キャラクターデザインという仕事についての質問も飛び出した。キャラクターデザインの仕事は一概に言えるものではないそうで、多いと1週間に10人位デザインすることもあるという。また、ストーリーと絵コンテを追いながらデザインしていくので、作品に携わる機会は長くなるのが貞本さんの仕事のスタイルであると、創作の一端を見せた。
 マンガの作業については月刊誌の場合、1~2週間でストーリーを作りアシスタントとともに24ページを1週間ほどで作成すると話した。

 貞本さんは、海外のファンが熱心で人気があることに感激した様子だ。一方で、プレッシャーでもあり、一生懸命に制作していきたいと語った。パネルは30分ほどで終了し、多くのファンがスタンディングオベーションで貞本さんを送り出した。
 恒例の作画デモンストレーションは、残念ながら時間の都合で開催されなかったが、翌日に公開されたイラストには、綾波や碇シンジ、ナディアなど貞本キャラが多数登場しファンはそれを写真に収めようと殺到していた。

ジャパンエキスポ(パリ)公式サイト http://www.japan-expo.com/
  日本語情報 http://www.eurojapancomic.com/fr/japanexpo.shtml

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 貞本さんのパネルのお客さんの様子。ご自身については撮影不許可のためご了承を・・・

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2008年07月13日
ジャパンエキスポ ]
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 日本から数多くの人気クリエイターを招き、7月3日から6日まで開催したパリ ジャパン・エキスポ。豪華なクリエイター陣のなかでも、2人の大物アニメーター川元利浩氏と貞本義行氏の存在は大きかった。
 片方は『カウボーイビバップ』、もう片方は『新世紀エヴァンゲリオン』と、日本を代表し世界的に人気の高い2つの作品のキャラクターデザイナー・作画監督である。これ以上豪華なゲストはなかなかない。今年のジャパン・エキスポのグレードを引き上げるのに大きな役割を果たしたに違いない。

mr.kawamoto1.JPG 一方で、人気が高いだけにゲストの仕事量は想像以上に大変である。川元利浩氏は、最終日の作画のデモストレーションのほか、開催4日間、連日長時間のサイン会を行うなど多忙なスケジュールをこなしていた。しかも、サイン会では一人一人に丁寧に対応し、ファンの期待に応えていた。
 川元氏は『カウボーイビバップ』や『機動戦士ガンダム0083』、『WOLF'S RAIN』など数々の人気作品のキャラクターデザイナーや作画を行っているため、これまでにも海外のイベントでの招待は数多い。
 しかし、同氏の人気は、単に作品やそのキャラクターだけによるものでない。大物アニメーターにも関わらず、こうした気さくにファンに接する人柄にも負うところが大きいに違いない。

 最終日にはファンとの交流イベント、イラストのデモストレーションが行われた。ここでは、川元氏の話を聞き、さらにその場でポスター大のイラストを描き上げるというものだ。
 川元氏の最初の挨拶では、こんなに大勢の前で実際に絵を描くのは初めて、どんな風になるか心配とのことであった。
 しかし、完成した作品は、『カウボーイビバップ』のスパイクや『WOLF'S RAIN』のキバ、さらに『天保異聞 妖奇士』、『ザ・コクピット』、『ゴールデンボーイ』など、新旧の川元キャラ満載、しかも、とっても格好いい。わずか30分程で仕上げたとはとても思えない仕上がりであった。

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ジャパンエキスポ(パリ)公式サイト http://www.japan-expo.com/
  日本語情報 http://www.eurojapancomic.com/fr/japanexpo.shtml

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2008年07月12日
イベント ]
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 1995年に公開され、その後世界のSF映画シーンに大きな影響を与えた劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が、押井守監督自らの手でリニューアルされ13年振りに生まれ変わる。
 この2008年版『攻殻機動隊』である『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』が、7月12日に全国5都市で劇場公開となった。
 映画は最新デジタル技術を利用し、新作3DCGカットやデジタルエフェクトも盛り込んだ。アフレコやサウンドも一新した。さらに映画の鍵を握る人形使い役を新たに女性の声に変え、ベテラン声優榊原良子さんを起用したのも大きな話題である。

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 この劇場公開を記念して東京・新宿ミラノ2で、押井守監督、主人公草薙素子役田中敦子さん、バトー役大塚明夫さん、人形使い役榊原良子さんをゲストに舞台挨拶が行われた。
 人気シリーズの原点となる作品だけに、舞台挨拶が行われた新宿ミラノ2はおよそ600の座席が満席、さらに立ち見が出るほどであった。

 そうした観客のなか押井守監督は、今回13年ぶりに作品をリニューアルした理由を、『攻殻機動隊』は自分にこれだけ大きな影響を与えている作品だが、スクリーンで意外と観られていないためと話した。また、米国のスカイウォーカーサウンドのランディ・トムさんとトム・マイヤースさんと攻殻の話をしたのがきっかけという。
 作品については単なるリニューアルでなく、今後どんな映画を作るのか、日本のアニメを占ううえで演出上の試みも含んでいるという。さらにリニューアルを行っても前のバージョンは消滅したわけでなく、それは別に今後も生き残る、今回はバージョンアップなのだと語った。

 大塚明夫さんは、13年という年月や、人形使い役が男性から女性に変わったことで自分の演じかたが変るが、それは自分から変えるのでなく勝手に変わるだろうと思ったと、自然体のアフレコの様子を紹介した。
 田中敦子さんも、最初は同じものを13年ぶりにやるのだから前以上のものを出せないと思い緊張した、しかし、途中でいろいろなことをとやかく考えるのは止めようと、アフレコ当日は楽しみながらだったという。

 今回、新たに参加となった榊原良子さんは、前回の家弓家正さんの男性の声から変更になったことについて、重責を負う気持ちと役の重みを感じている様子であった。
 アフレコにあたってはずっと勉強をし、さらにそれに行き詰った際には哲学書も読んだという。アフレコ当日は台詞を全て覚え、家弓さんとは異なる解釈を行った。そして、素晴らしい作品、難しい役を演じられてとてもうれしく、光栄ですと語った。

 毎回劇場前に長蛇の列が出来るなど、『攻殻機動隊2.0』は初日から快調なスタートを切った。こうした劇場の盛況もあり、これまで全国5館のみとされた公開劇場に、7月19日から新たに都内2館(渋谷・銀座)が加わることが発表された。

『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』
http://www.bandaivisual.co.jp/koukaku-special/movie.html
http://sky.crawlers.jp/news/koukaku-ver2.html

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2008年07月09日
アニメエキスポ ]
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LM.Cax.jpg 7月3日から6日まで、米国で開催されたアニメイベント アニメエキスポ2008に、LM.Cがゲスト参加をした。LM.Cは、maya (Vo)とAiji(G)による日本のビジュアル系から飛び出しいま最も勢いのあるユニットのひとつだ。
 J‐POPは海外でも次第に注目を集めつつあるが、ビジュアル系音楽は特に人気が高い。既にX JAPANなど確固たる人気を築いているバンドも数が多い。
 そうしたなかでLM.Cは、デビュー2年目にして海外でも注目を浴び、大きな人気を獲得しつつある。今回のライブはそうした海外のファンからの人気に応えるものでもある。

 7月3日には、アニソンカヴァーのバンドコンテストである「Battle of Band」のスペシャルゲストとして、クロージングライブを行った。開始時間が夜23時を超えるにも関わらず、会場には一般のロックファンに加えてアニメファン、LM.Cのコスプレをした幅広いファンが参加した。
 ライブでは「OH MY JULIET.」、「BOYS&GIRLS」といったアニメのタイアップでお馴染みの曲では、日本語の大合唱、『家庭教師ヒットマンREBORN!』のテーマソングともなった最新シングル「88」でも大熱狂、大熱唱となった。全6曲とステージの時間は決して長くなかったが、参加者の満足度が非常に高いものだっただろう。

 実際に参加者からは、「唄も、カッコも斬新」、「はじめてみたけど、ライブがこんなに楽しいバンドははじめて!」といった感想が相次ぎ、ライブを十分楽しんだ様子が伝わってきた。
 また、「ライブを一回見ただけでわかる日本人のミュージシャンらしくない気さくさが好き」といった声もあり、LM.CのmayaとAijiのキャラクターの魅力も伝わったようだ。

 こうしたライブの盛り上がりもあり、翌日7月4日に開催されたファンとの交流イベントであるパネルとサイン会にも、大勢のファンが集まった。このため当初予定していた会場を、さらに大きな700人収容の会場に変更したほどである。
 LM.Cに会えた喜びで泣き崩れる少女も現れるなど、現地のファンにとってビッグイベントになったようだ。こうした従来のファンに加えて、多くのロックファンにLM.Cの音楽を強く印象づけたことで、今回のLM.Cの訪米は大きな成功と言っていいだろう。

 LM.Cは今回のロサンゼルス訪問に加えて、今年は韓国と台湾でもライブを成功させている。さらに来年には、フランスでのライブ開催も既に決定している。
 相次ぐ海外ライブの開催で、ワールドワイドな活躍がさらに広がりそうだ。

LM.C公式サイト http://www.lovely-mocochang.com/
アニメエキスポ2008 http://www.anime-expo.org/jp/

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イベント ]
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 2008年6月28日、渋谷の「C.C.Lemonホール」にて恒例のRONDO ROBEイベント、「RONDO ROBE 2008」が開催された。同イベントは、ジェネオンエンタテインメントが毎年行っている。今年で5回目を迎える。
 春の番組を振り返る内容や、夏の新番組の直前紹介、そして秋からの新番組の情報も新たに公開される同社の大イベントである。毎年、長時間にわたり、出演者も観客も全力で楽しむ、恒例のイベントだ。
今年も多くの作品が登場し、多くの製作本数を誇るジェネオンエンタテインメントの勢いが、さらに続くことを伺わせる大イベントだった。

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 開演のオープニングはカルタ演出で行われた。カルタ演出を担当したのは釘宮理恵さん、能登麻美子さん、植田佳奈さん、喜多村英梨さん、戸松遥さんらでカルタのお題を読み上げつつ「RONDO ROBE 2008」の開催を宣言した。
 そして、春の新作『仮面のメイドガイ』でふたりでメイド役を務めた小山力也さんと豊口めぐみさんが司会進行を行った。

 最初から大熱狂のファンに、『仮面のメイドガイ』のエンディングテーマを歌う福山芳樹さんが登場し、さらに盛り上げる。ステージに登場したのは、井口裕香さん、加藤英美里さん、小林ゆうさんだ。
 その後、『隠の王』、OVA『ToHeart2 ad』、『To LOVEる-とらぶる-』、『アリソンとリリア』と続く。最後は『絶対可憐チルドレン』から、平野綾さん、白石涼子さん、戸松遥さん、可憐Girl'sが登場し、作品についてのトークを行った。

 また、各番組対抗のクイズゲーム大会が行われ、RONDO ROBEにまつわる5問のお題について各キャストが回答を競った。
 各作品の主題歌を歌うアーティストの共演も、このイベントの目玉である。今年は福山芳樹さん、上原れなさん、Annaさん、ELISAさんといった気鋭のアーティストたちに加えて喜多村英梨さん、そして小学生ユニットの「可憐Girl's」がステージ上でパフォーマンスを行った。
 特に「可憐Girl's」は、このステージが初めてファンの前に登場で、人気アニメにふさわしく観客を熱狂させた。

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 後半は、7月以降の新作アニメのトークコーナーとプロモーション映像が公開された。『魔法遣いに大切なこと』、『ケメコデラックス!』、『乃木坂春香の秘密』などの作品である。
 ここで『乃木坂春香の秘密』のオープニングテーマ「とまどいビターチューン」を生天目仁美さんが披露、さらにエンディングテーマ「ひとさしゆびクワイエット!」では、N'sによる歌唱も行われた。

 秋からの新番組情報としては、昨年好評だった『ef - a tale of memories』の第2期『ef - a tale of melodies.』や『とある魔術の禁書目録』の放送が明らかになった。人気OVAシリーズ『HELLSING』5巻や『苺ましまろ』OVA2期の発表もあり作品を待ちわびるファンを喜ばせた。

ジェネオンエンタテインメント ロンドローブ
http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/
2008年 夏~秋 注目の新作アニメーション 一挙紹介!
http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/anime/2008summer-autumn/

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2008年07月08日
アニメエキスポ ]
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cat-ax1.JPG 7月3日から6日まで米国ロサンゼルス市で開催された全米最大のアニメイベント アニメエキスポ2008の会場で、フル3DCGアニメ『CATBLUE DYNAMITE』が西海岸初のプレミア上映を行った。
 作品の監督ロマのフ比嘉氏は、『警察戦車隊 TANK SWAT01』や現在制作中の『アップルシード ジェネシス』などの監督も行っている。米国で人気の高い士朗正宗氏の作品の監督、米国で人気の高い3Dのアクションアニメということもあり、イベントの中でも高い注目を集めた。

 会期中複数回行われた上映会は、いずれの回も観客の反応が非常によく、観客からは歓声や拍手も起きていた。海外ファンに向けにアピールする作品であることを感じさせた。現地の業界関係者からも作品を高く評価する声もあがっていた。
 今回のプレミア上映会の成功は、今後、海外を中心に展開する『CATBLUE DYNAMITE』の幸先のよいスタートとなった。『CATBLUE DYNAMITE』はこの後、7月24日から開催されるサンディエゴ・コミコンでも上映される予定である。

 一方、作品と連動して売り出し中のコスプレアイドルMiMiも現地で高い人気となっていた。イベントでは、得意のダンスと歌を披露し、コスプレだけでないパフォーマンスが大盛況となった。
 イベント終了後には、写真撮影や握手を求めるファンが大勢現れ、急遽アニメエキスポのオープンスペースを利用した撮影会の開催となった。

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「CATBLUE DYNAMITE」公式サイト 
 http://www.romanov.x0.com/CAT/index.htm
アニメエキスポ2008(日本語) http://www.anime-expo.org/jp/

当サイトの関連記事
「CATBLUE DYNAMITE」&コスプレアイドルMiMi 米国西海岸デビュー

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2008年07月07日
ジャパンエキスポ ]
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 7月3日から6日までパリで開催されたアニメ・マンガイベントのジャパンエキスポで、マンガ家平野耕太氏がヨーロッパのファンの前で自らの創作や作品について語った。
 平野氏は『HELLSING』などの人気作品で知られているが、同氏の作品は海外、特に欧米地域で人気が高い。それだけに、イベント3日目(7月5日)の午後に行われた講演会では、会場が超満員になるほど多数の地元ファンが集まり、同氏の人気の高さをみせつけた。

『HELLSING』創作の秘密hitako-san2.JPG
 講演会の多くは平野氏に対する現地のファンからの質問と平野氏の作画のデモストレーションにより構成されていた。ファンからの質問はやはり『HELLSING』に集中し、特にキャラクターの設定や造型についてが多かった。
 最初に出た質問は、『HELLSING』のタイトルの由来である。平野氏は主人公が、ヴァン・ヘルシングの末裔と考えており、地獄のHellともかけていると説明した。

 また、キャラクターがカリスマ性を持っているのはなぜという質問に対しては、最初考えた時は普通のキャラクターだった、ストーリーが進む中でキャラクターが動き出し、そのなかでカリスマ性が育っていったという。
 作画については、好きなキャラクターはアンデルセン神父、描くのが好きなキャラクターはウォルター、描き難いキャラクターは少佐であると、自身のお気に入りにキャラクターにふれる場面もあった。
 作品創作の方法についての質問もあった。そこでは、マンガの創作に一番必要なのは編集者と語った。マンガは他の雑誌とはまるで違う作り方をするので、マンガ編集者の存在は不可欠なのだという。

平野氏が語る次回作の構想
 今後の活動予定については、平野氏の『HELLSING』については、10巻で完結する予定だという。一方、現在原作に沿って製作が続けられているアニメ版『HELLSING』は、全てお任せとして考えているので原作者として何かするということはないとのことである。
 そして気になる次回作は、『HELLSING』とは異なったスタイルで吸血鬼とも戦争とも関係ない、どちらかと言えばファンタジーに近い作品になる。また新たなかたちの平野ワールドが近い将来展開することになる。
 質問は数え切れないほどあり、時には自ら『HELLSING』の本を持参して説明する質問者もいる程だった。そのひとつひとつに平野氏は丁寧に答えを返していく。

ヨーロッパでの人気は予想外
 これ程までにヨーロッパ地域で人気があるのだが、平野氏によれば『HELLSING』は日本のマンガであり、当初は日本の読者にしか受けない作品だと考えていた。それが海外に流通して人気を得るなど想像もしていなかった、フランスで人気があることに大変驚いていると明かした。
 そのため「日本ではタブーになっていないことをマンガで描いている。しかし、海外の人が読んだら気分を悪くする表現もあるかなと、今になって失敗したと考えている部分もある」ということだった。
 作品が海外で出版される際にはそうした部分が、修正されるのは仕方ないことであるという。予想外の海外展開で作者のなかに戸惑いもあるようだった。
 しかし、作品の印象とは対照的な穏やかで丁寧な語り口の平野氏は、現地のファンから暖かく受け入れられ、平野氏が語りたかった物語の本質が十分伝わっていることを感じさせた。

hirako-san.JPG 最後に、フランスのイベントで恒例になっている作画のデモストレーションが行われた。そして、会場から最も要望の高いキャラクターを描くことになった。キャラクターはやはり『HELLSING』の主人公アーカードであった。
 短時間でしかし何度も見直し、手を加えながら次第に完成していくアーカードに、会場全体が魅入っていた。そして絵が完成すると記念写真を撮る人が殺到した。講演の内容も深く、現地のファンには満足度の高いイベントだったに違いない。

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2008年07月06日
ジャパンエキスポ ]
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 2008年7月4日、パリで行われたジャパン・エキスポの講演会に、マンガ家の永井豪さんがゲストとして登場した。
 永井氏は日本では『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』の作者としてよく知られている。しかし、ここフランスでは何と言っても『ゴルドラック』(日本タイトルは『UFOロボ グレンダイザー』)の作者として有名だ。

 およそ30年前、フランスの国営放送FRANCE2で放送された同作は、現在ではおよそ考えられないほどの驚異的な視聴率を残し、当時の少年達に大きな感動をもたらした。彼らは現在、フランスにおけるアニメファンの「第一世代」となっている。
 現在でもゴルドラックの人気は高く、パリ市内のアニメショップでもソフビフィギュアや超合金などのおもちゃが、一角を占めているほどである。

 講演会場に現れた永井氏は、ほぼ満員の会場の観客からスタンディングオベーションで迎えられた。まずはこうした歓迎に対する感謝の言葉から講演を始め、それについてさらに拍手が贈られた。
 『ゴルドラック』は『マジンガーZ』シリーズの3番目の作品で、その『マジンガーZ』は最初の乗り込み型巨大ロボット作品である。永井氏によればこのパイルダー・オンのアイディアは渋滞中に車から手足が生えて飛び越して行ければという希望から着想したという。

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 また、ゴルドラックは宇宙からやってきた未知の男・ジークフリートの物語で、これは未来への希望を表したものであると語った。
 さらに、フランスのファンに対して、ゴルドラックの新作を構想中であることを明らかにした。すぐというわけではないが、じっくりと構想を練り新技術を使って新たな物語を広げることができると語った。これに対して会場のファンはまたも大きな拍手をもって応えた。

 講演の後はQ アンド Aの時間となった。観衆の多くが、やや緊張気味に日本語で挨拶を行ったのちに質問を話した。質問の内容は永井氏の古い作品までも読んだうえでのものが多く、永井氏も少なからず驚いた様子であった。
 永井氏は『バイオレンスジャック』や『デビルマン』、『けっこう仮面』などの作品の主題や制作秘話などを語った。表現と規制についての質問もあった。永井氏の作品は、暴力的であるとして規制されたり、反対派の槍玉に挙がってきた経緯を持つ。

 これに対して同氏は現実の世界の厳しさを、幼いうちに全く知らないで育つことの危険さを指摘した。アニメやマンガは子どもの頃から厳しい世界を知り、心が負けないようにシミュレーションするためにもなると語った。
 講演会終了後もスタンディングオベーションで送られる姿に、氏の根強い人気を改めて感じさせた。

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  日本語情報 http://www.eurojapancomic.com/fr/japanexpo.shtml

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ジャパンエキスポ ]
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 パリで開催されるヨーロッパ最大のアニメ・マンガイベントのジャパン・エキスポに、マンガ家小畑健氏がゲスト出演し大熱狂となっている。小畑健氏は7月3日から6日まで開催されているこのイベントの特別ゲストの一人で、現地でサイン会と講演会を行う。
 小畑健氏が作画を担当するマンガ『DEATH NOTE』は、フランスでも大人気で、数多いマンガのなかでもトップクラスの人気を誇っている。地元の量販店では最新刊を最も目立つ場所に陳列し、積極的に売り出している。

 小畑氏は日本国内でも公の場に現われることがなく、ファンの前に姿を見せ自らクリエイティブの秘密を語るのは非常に珍しい。
 こうした事情はフランスのファンにも知られており、今回の小畑氏の特別ゲストは、ジャパン・エキスポ最大のハイライトのひとつとなっている。会期中に複数回行われるサイン会はいずれも長蛇の列になった。

 なかでも大きな注目を集めたのが、7月5日に開催された小畑健氏の講演会である。講演は巨大な展示場の一角に設けられた特設会場で行われた。しかし、500名収容の会場は開始前より満席で、さらに会場を三方から何重に立ち見客が取り巻く状態となった。
 そして、集英社の編集者と小畑健氏が会場に登場すると大きな拍手に包まれ、開始当初よりファンの熱気で包まれた。

 講演は、最初に小畑氏が自らを語るところから始まった。小畑氏は、中学生頃から様々なマンガを読んでおり、それが好きで自然にマンガ家になりたいと思ったと、マンガ家になったきっかけについて話した。
 そして、子供の頃から絵を描くのが大好きで、教科書の隅や地面のアスファルトの上とかいろいろな場所に絵を描いていた。また、手塚治虫の『火の鳥』や藤子・F・不二雄の『ドラえもん』などのマンガが好きなだけでなく、アニメも好きで『グレンダイザー』も好きでよく模写していたという。
 そして、映画的な作品、SF、ファンタジー、フランスのコミックにも憧れていた。しっかりした世界観のあるマンガを描きたいと思っていたと語り、昔から『DEATH NOTE』のようなマンガを望んでいた様子を伺わせた。

 その後、講演の話は集英社の編集者が引き継ぎ、小畑氏が壇上にて即興でイラストを描くデモストレーションに入った。
 小畑氏はあたりをつけることもなく、その場で『ヒカルの碁』の主人公ヒカルと佐為、『DEATH NOTE』の夜神月、L、リューク、ミサを描いた2枚のポスター大の絵を描きあげ、パリのファンが感嘆の声を上げた。
 一方、壇上では、小畑氏の新連載が近々開始される予定であるという最新情報も披露された。その作品は、今まで小畑氏が描いたことのないテーマになるという。集英社からは是非期待して欲しいとあり、今後の作品に自信をみせた。

 講演会の最後に小畑氏が、「今回でパリは3回目になるが、これだけ滞在出来たのでパリを楽しみ、満喫しています。日本のマンガがこれだけフランスで人気があることが体感出来て刺激になっている。この刺激を次の作品に活かすことが出来ればうれしいと思います」とパリっ子たちにメッセージを送った。
 この挨拶に対して、会場の全員が立ち上がりスタンディングオベレーションで、小畑氏の挨拶に応え、拍手を送り続けた。講演会の高いテンションは最初から最後まで途切れることなく、小畑健氏とその作品の人気の高さを見せつけた。

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     講演開始30分前会場の様子。この後お客はまだまだ増え続けた。

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2008年07月05日
ジャパンエキスポ ]
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 7月3日からパリ郊外のヴィルパント展示会会場で、ヨーロッパ最大のアニメ・マンガイベントであるパリ・ジャパンエキスポが4日間の日程で始まった。
 ヨーロッパを代表する注目イベントということで、日本からも多数のアニメ関係者やマンガ家が訪ずれ現地のファンから人気を集めている。

 7月4日には新興アニメスタジオながらヒット作品を続けて出しているA-1 Picturesの講演会が行われた。講演会に参加したのは同社の勝股英夫社長、プロデューサーの落越友則さん、尾崎隆晴監督である。
 講演会では「Animation」でナンバー1を目指し命名したA-1 Picturesの社名の由来などの会社紹介、そして同社の制作する『おおきく振りかぶって』と『PERSONA - trinity soul -』、『鉄腕バーディーDECODE』の作品紹介が行われた。

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 こうした作品紹介に加えて注目を浴びたのが、現在A-1 Picturesが制作中の新作劇場アニメ『NECRO DRAGON』である。今回講演会に参加した尾崎隆晴氏が原作・監督・キャラクターデザインを務めるオリジナル企画の劇場アニメになる。
 作品は今年3月に開催された東京国際アニメフェア2008でも、断片的な情報が公開されていた。しかし、ヨーロッパでは初めての紹介になる。特に今回はかなり長めのパイロットフィルムが上映され、刀を使った派手なアクション映像が会場の注目を浴びていた。

 勝股社長によれば、作品はA-1 Picturesによる初のフル3DCGアニメとなる。いまの日本のアニメはほとんど2Dアニメだが、3DCGで2Dアニメの良さを表現したいと語った。
 また、尾崎監督は、映画のアイディアのきっかけは映画やアクションアニメ、アメリカやフランスのコミックスアーティストからも影響を受けているという。そして世界に負けないクールでハードボイルドな作品を作りたいと述べた。
 物語は一人の男による復讐劇になる。アクション、3DCGアニメ、日本スタイル、日本だけでなく、フランスも含めた世界で人気を呼ぶ要素が満載されている。世界市場で注目される作品になりそうだ。
 劇場公開時期は、勝股社長が来年の今頃、もう一度パリに来て、その時に公開出来ていればうれしいと述べるに留まった。

 テレビアニメについても、『おおきく振りかぶって』が、フランスでも近々作品を届けられるように頑張りたいと紹介された。さらにゲームファンが多いヨーロッパで期待が出来る『PERSONA - trinity soul -』など、今後ヨーロッパ地域でA-1 Picturesの積極的な展開がありそうだ。

 最後に3人のメッセージと共に講演が終わった。尾崎監督は、「『NECRO DRAGON』に全力を投入したい、いち早く映像を紹介する日が来ることを楽しみに待っていてください」と、落越氏は「現在、アメリカのLAではアニメエキスポが開催されています。どちらに来るか迷いましたが、盛り上げっているほうと思いパリに来ました。A-1 Picturesは年後半にまだまだタイトルを発表します。これをヨーロッパに持って来れるかは皆さんの支持次第です」とパリのファンにこれからも応援してくれるように呼びかけた。
 勝股社長は「今後もアニメ発のオリジナルタイトルを作っていきたいと思います」と、今後の作品も期待して欲しいと締めくくった。

A-1 Pictures  http://www.a1p.jp/
ジャパンエキスポ(パリ)公式サイト http://www.japan-expo.com/
  日本語情報 http://www.eurojapancomic.com/fr/japanexpo.shtml

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