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2008年10月26日
セミナー・講演会 ]
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 10月16日、東京・品川で「~Cool JapanとJ-Pop・J-Rock マーケット~海外ライブ公演の成功に向けて・・・」と題したシンポジウム形式のセミナーが行われた。セミナーは、10月14日から17日まで開催された第5回東京アジア・ミュージックマーケットのプログラムのひとつである。
 セミナーで中心となった議題は、アニメやマンガ、ゲームなどジャパニーズ・クールと呼ばれる日本のサブカルチャーを核とした新しいJ-POP・J-Rockの海外進出の潮流である。

 現在、この潮流は様々な展開を見せておりなかなか全体像を見渡すのは難しいのだが、シンポジウムの最初に大石征裕氏が行った状況解説が分かり易いだろう。つまり、かつては日本のアーティストが海外に進出する大きな努力と投資が必要だったが、現在は海外進出というよりもビジネスが広がっている感じというものだ。
 そして、かつては海外から利益は上がらなかったが、現在はコンサートで利益が上がり始めている、海外を視野に入れたビジネス展開も考えられるのでは?とも述べている。また、こうした動きは2000年頃から始まっており、先に海外に進出したアニメやマンガに続く動きとする。

 実際にアニメとマンガは、今回の大きなテーマであった。フランス ジャパンエキスポ、米国 オタコン、アニメエキスポといったアニメコンベンションの運営者をゲストに招いたのもそうした主旨である。
 そして、日本ではあまり知られていないが、そうした海外のアニメコンベンションのゲストは、必ずしもアニメとの関わりが求められているわけではない。現在アニメコンベンションのゲストには、アニメとのつながりが強くないゲストも招かれ、好評を博している。むしろ、アニメファンでない現地のJ-POPのファンが、アーティストのライブのためにアニメコンベンションに足を運ぶ例もある。

 欧米でアーティストのコーディネーションを行うヤズ・ノヤ氏は、こうしたコンベンションのプロモーション機能が、日本ではあまり知られていないとする。そのうえで認識が変わって来ている、様々なジャンルの日本のアーティストが現在、欧米に入り込んでいる状況だと話す。
 なかでもビジュアル系のバンドに勢いがあり、これはアニメがきっかけになっているとし、現地のファンは彼らに日本的な繊細さやユニークさを感じるのだそうだ。
 また、そうした人気を得たアーティスの多くは、現地でこまめにツアーを行うなど、アメリカ人と同様の地道な活動が実を結ぶ様子を紹介する。

 一方、海外からは、コンベンションオーガナイザーに加えて、ドイツで日本のアーティストをプロモートするGan-Shin(岩神)の代表らが、欧米での日本の音楽の状況やプロモーションの様子をプレゼンテーションした。
 興味深かったのはGan-Shin のMatthias Muessig氏によるJ-ROCKのムーブメントは大手レーベルの気づかれないところで広がったという指摘である。これまでの音楽や従来のシステムとは別の部分でムーブメントが起きており、国内外のメジャーには、未だにそれに気づいていない人も多いという。
 おそらく、ここで言う従来と異なるシステムとはネットであり、アニメコンベンションであり、口コミなのであろう。こうしたムーブメントは海外での初期のアニメやマンガブームの広がりとも似ている。そう考えれば、J-Pop・J-Rockが海外で新たなムーブメントを起こす可能性もあながち否定出来ない。

 またこの現状は、アニメコンベンション側からも認識されているようだ。OTAKONのChiochankitmun氏はアニメコンベンションが望むゲストは、必ずしもアニメと関係しなくても良いと断言する。そのうえで、ビッグネームのアーティストだけでなく、これから出てくる新進のアーティストにも注目としているという。
 日本と異なる日本アーティストの新しいムーブメントが、そこで起こることを念頭に入れているようだ。そして、これはアニメ・マンガから音楽、ゲーム、実写作品へとその領域を拡大する現在のアニメコンベンションのトレンドの背景にあるものかもしれない。

第5回東京アジア・ミュージックマーケット http://tamm.jp/
~Cool JapanとJ-Pop・J-Rock マーケット~海外ライブ公演の成功に向けて・・・
http://tamm.jp/japanese/seminar2008.html

モデレーター: 早川高志 (オリコン・リサーチ 市場調査部次長)
パネリスト(順不同)
Thomas Sirdey (Japan Expoオーガナイザー)(仏)
Jean-Francois Dufour (Japan Expoオーガナイザー)(仏)
Trulee Karahashi (Anime-EXPOオーガナイザー)(米国)
Sean Chiochankitmun (Otakonオーガナイザー)(米国)
Yaz Noya (イベントコーディネーター)(米国)
Matthias Muessig (音楽プロモーター、ディストリビューター)(独)
櫻井晋 (クリエーターズ プロデュース ユニット ゴー)
大石征裕 (音楽制作者連盟 理事長)

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2008年10月25日
アーティスト ]
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 10月16日、東京・品川ステラ・ボールで、人気アニメソングのアーティストが集まった「TAM Showcase Live! Jump Into The World Anime Songs Night!」が開催された。出演アーティストは6組、タイナカサチ、May'n、ALvino、美郷あき、栗林みな実、井上あずみという驚くほど豪華なメンバーである。
 2時間あまりにわたったライブは、最初から最後まで熱気と興奮が途切れることがなく、アニメソングとそれを歌うアーティストたちの圧倒的なパワーと人気を見せつけた。

 実は、この会場を埋め尽くした観客は全て無料で招待されていた。豪華なアーティスト陣による、無料ライブというユニークな企画である。これが実現したのは、今回のライブが第5回東京アジア・ミュージックマーケット(5TH TAM)のプログラムのひとつであるからだ。
 TAMの目的は、日本の魅力あるアーティストや音楽を広く海外に発信していくこと。今回のライブは、欧米、アジアの音楽ビジネスの関係者を招き、日本の最新の音楽シーンを体感して貰うという目的がある。
 今回、日本アーティストによるライブプログラムは3つ、そのうち1つが「Anime Songs Night」である。日本の音楽界のアニメを媒介にした世界発信への期待の大きさも感じられるものだ。

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 そうした海外に向けて音楽を伝えることを最初にステージにあがったタイナカサチは、強く意識していたようだ。まず、人気アニメ『Fate/Stay night』の「disillusion」で登場したタイナカだが、2曲目には洋楽、中国の曲、韓国の曲とミニワールドツアーと題したメドレーを紹介。
 既に韓国ライブを成功させているだけに、日本の曲だけでなく、英語もアジアの曲もこなせることをさりげなくアピールする。今後の世界展開も期待出来そうだ。関西弁のやわらかい口調のMC、ラストの「最高の片思い」で高らかに歌い上げるハイボイスが大きな印象を残した。

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 続いて登場したMay'nは、アップテンポな曲で統一。自身が歌を担当する『マクロスF』のシェリル・ノームのような迫力で、その『マクロスF』から「ノーザンクロス」、「インフィニティ」、「射手座☆午後九時 Don't be late」を披露。
 11月にシンガポールの大型アニメイベントでライブ開催も決まっているMay'nだが、今回はいち早い海外への音楽発信になったに違いない。

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 アニメと音楽が最も強く結びついていたのは、続く美郷あき、そして栗林みな実だった。美郷あきの曲は『舞-HiME』から「君が空だった」、『怪物王女』の「BLOOD QUEEN」、『ストロベリー・パニック』から「少女迷宮でつかまえて」である。
 いずれもバックスクリーンにアニメの映像も交えつつだから、会場は盛り上がる。そして作品に登場する可憐で清楚なイメージを持つヒロイン達は、美郷あきのイメージともまた重なる。その美郷は曲が始まると驚くほどパワフルに歌いあげる。自身のキャラクターと音楽、映像を巧みに演出出来るのが美郷あきの魅力なのかもしれない。

ms.kuribayashi.JPG 栗林みな実も、アニメソングとのコラボレーションが豊富なアーティストだ。栗林の曲は『Next Season』(『君が望む永遠~Next Season~』)、「Shining☆Days」(『舞-HiME』)、『Crystal Energy』(『舞-HiME』)の3つ、こちらもアニメ作品のイメージ作りに大きな役割を果たしている曲ばかりである。
 アーティスとしてだけでなく、声優にパーソナリティに活躍する栗林だけに、今回のライブをきっかけにその活動が今後ワールドワイドに広がって行くかもしれない。

 ALvinoが歌う『ココロフィルム』は、日本テレビ系で今年春から放映された『秘密 ―トップ・シークレット―』のオープニングだ。
 今回出演する唯一の男性アーティストであり、ゲストの中では、アニメとの関わりは一番薄く感じられたが、観客の心を見事につかみ盛り上がっていた。

 最後の井上あずみは、国民的アニメと言えるジブリ映画の『天空の城ラピュタ』から「君をのせて」、『となりのトトロ』から「さんぽ」、「となりのトトロ」で会場全体を一瞬、童心の戻した。
 さらにNHKのテレビ番組「みんなのうた」から「ハーモニー」、美術家村上隆の制作する不思議なアニメ作品『kiaikai Kiki』のテーマ曲と、アニメソングと日本アニメ自体の幅の広さを感じさせるライナップで締めくくった。

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 しかし、今回驚いたのは特定のアーティストだけのファンも少なくないと思われるのに、ほとんどの観客がいずれのアーティストにも同じ様に大きな声援を送っていたことだ。このためライブの熱気は、最初から最後まで全く途切れることがなかった。
 アーティストにそうした観客を十分満足させるだけに実力があるのは言うまでもないのだが、アニメソングのファンの同じアニメソングを歌うアーティストとそのファンたちへの強いリスペクトを感じさせるものだった。
 また終わって見れば2時間余りの時間であったが、体感時間ではもっと長く感じられた。これは、アーティスト一人ひとりのステージの密度が非常に濃かったためだ。

 ライブの盛り上がりから、やや離れてビジネス的な視点に戻ると、今回のアーティスト達はそれぞれの音楽制作会社がいま最も海外に売り出したいアニメソングを歌うアーティストとして選ばれている。
 実際に昨年の「Anime Songs Night」の出演者には、JAM Projectや桃井はるこ、石田燿子など海外での積極的な活動をするアーティストが多い。今回の6組のアーティストも今後海外での大きな活躍が期待されているに違いない。

第5回東京アジア・ミュージックマーケット http://tamm.jp/

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2008年10月19日
セミナー・講演会 ]
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 アニメプロデューサー石川光久氏は、アニメ業界のなかでもとりわけ個性的な人物である。設立から20年でアニメ制作会社の有数の存在になったプロダクション I.Gの社長であり、一方で押井守監督に代表される大作アニメのプロデュースを自ら行う。
 また石川氏とプロダクション I.Gからは、国内だけではなく国境を越えたビッグディールが、しばしば生まれる。映画『イノセンス』でのドリームワークスとの提携、テレビアニメ『IGPX』でのカートゥーンネットワークとの共同製作、日本の大手メディアグループでもなかなか難しいビジネスを次々にやり遂げる。

 急成長企業の社長、やり手のプロデューサーというと、何だかとても貪欲な人物を想像しがちだ。しかし、メディアに現れる石川氏はいったって素直な発言で、ざっくばらんな印象を与える。
 こうした印象をそのまま信じていいのか、それともやはりビッグビジネスにつきものの巧みな駆け引きを使いこなすのか、成功するアニメプロデューサーを考える時に、石川氏は常に興味深い存在だ。

 その石川光久氏が、3時間にわたり自分自身をプロデュースするイベントが、10月14日東京青山のスパイラルホールで行われた。このイベントはJAPAN国際コンテンツフェスティバルのオリジナル企画「劇的3時間SHOW」である。
 10人のプロフェッショナルが若者に自らを語るもので、この一人として登場である。イベントの目的は若い世代に成功体験を語ることで、同じ道を目指す若者のエキサイティングな場を提供することだ。アニメプロデューサーの登場は、昨年の鈴木敏夫氏に次いで2人目となる。

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 イベントは3時間の途中に15分の休憩を挟んだ2部構成となった。第1部は石川氏のみがステージに立ち、様々な話を語るもの。そして、第2部は現在『ケータイ捜査官7』で共に仕事をしている映画監督三池崇史氏を招いたトークショーである。
 第1部と第2部でイメージは大きく変わったが、一貫して石川氏の個性が貫ぬかれていた。プロダクション I.Gの最新映像などの紹介などはあるが、派手な演出はなく、まさにじっくり話すものとなっていた。

 第1部の始まりで、石川氏がアニメ監督になりたい人、プロデューサーになりたい人に手をあげさせた。そして、次に阪神ファンに手をあげさせると、その中の一人をステージに引き上げ自己紹介をさせる。
 監督やプロデューサーになりたい人でなく、阪神ファンを指名したのは、石川氏のメッセージが含まれている。アニメ監督もアニメプロデューサーも、実はなりたい人の思いが必ずしも実現につながるのではない、むしろ、偶然なる人が多いのではと言うわけである。これは石川氏自身がしばしば述べる「自分はアニメ業界に迷い込んだ人」という発言とも重なる。

 さらに、その後も予告なしに会場の来場者を次々にステージに上げる。これも人には突然チャンスが訪れる、チャンスが巡って来た時にどういった行動を取れるのか?といった石川氏の考えを反映しているようだ。
 そして石川氏は、自分はアニメプロデューサーにも、起業家にもなりたいと思ったことは一回もなかった、周りの人に喜んでもらいたいと思っていたことが今につながっていると語る。目標は他の人から与えられているものだという。小さなことの積み重ねが、現在の成功につながっているというわけだ。

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 第2部には、三池崇史氏が登場。冒頭で『ケータイ捜査官7』のパイロット版という貴重な映像が放映された。現在放映中のヤングアダルトに向けられたクールな話でなく、もっと子供っぽい映像が楽しい。
 この映像をきっかけに、話は三池氏の創作の秘密や制作現場での様子に移る。結局、自分自身を語るはずの石川氏が、三池崇史氏を専ら紹介するかたちとなった。三池氏からは、「このイベントってそいうものでしたっけ?」と声が上がるほどだ。

 しかし、実際は、自分を語る場所で敢えて三池氏に語らせるその姿自体が、石川氏自身を語っているように感じた。
 アニメ・映像に限らず、何かの作品を作り上げることは、結局クリエイターの存在なしにありえない。 時には華やかな存在に見え、そしてクリエイターに厳しい決断を迫ることがあるプロデューサーも、一面では才能のあるクリエイターをサポートする存在にしか過ぎない。

 だから第2部の石川氏と三池氏の関係は、石川氏の考えるプロデューサーとクリエイターの関係が垣間見える。表現を生み出すクリエイターと表現のための場を作り出し、それをクリエイターに提供するプロデューサーという関係である。そして、その表現の場での最終的な運営や決断は、プロデューサーが常に持っている。
 こうした演出を石川氏が必ずしも意図的にやっていたとは思えない。むしろ、自然体に行動することで、常に正しい方向に動いていく、これこそが石川氏の成功の原点なのかもしれない。

劇的3時間SHOW 公式サイト http://www.geki3.jp/02ishikawa.html

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2008年10月18日
東京国際映画祭/animecs TIFF ]
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 10月18日、国内最大の国際映画祭である第21回東京国際映画祭が開幕した。開幕初日にあたるこの日、注目の劇場アニメ『HELLS ANGELS』のワールドプレミアが行われた。
 作品の注目度は極めて高く、ワールドプレミアのチケットは発売から1時間で完売したという。世界各国から選りすぐりの作品を集めた映画祭の中でもトップクラスの人気である。

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   (c)ヒロモト森一・韮沢靖/集英社/ヘルズエンジェルス製作委員会

 映画は、ヒロモト森一さんのブラックファンタジーコミック『HELLS ANGELS』を原作にしている。『スターウォーズ ジェダイの復讐』の公式マンガも手がけ、海外でもよく知られるヒロモト森一さんが、『仮面ライダー電王』などのモンスター・デザインに定評がある韮沢靖さんのキャラクターから物語を描きあげた。
 さらにこの原作を『パプリカ』や『時をかける少女』など日本のアニメ映画を席巻するマッドハウスがアニメ映像化した。『キル・ビル』のアニメパートなどで知られる中澤一登さんが制作に参加していることも話題を呼んでいる。

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 このワールドプレミアの興奮も冷める間もなく、上映直後、映画祭恒例のティーチインが行われた。ティーチインは通常行われる舞台挨拶とは異なり、作品に関わった人達が作品をより深く紹介するものだ。
 今回これに参加したのは山川吉樹監督に、ヒロモト森一さん、韮沢靖さん、ヒロイン りんねを演じた福圓美里さん、九頭龍役の岸尾だいすけさん、さらに主題歌を担当したJAMOSAさんとSphereさんという豪華メンバーである。およそ40分にわたり、映画の制作秘話などが語られた。

 まず、ヒロモトさんと韮沢さんが、飲み屋で始まった原作誕生秘話を紹介する。作品はキャラクターが最初にあり、そこから物語が生まれて、遂には600ページにも及ぶマンガに成長したという。
 ヒロモトさんはかなり量のある原作で、2時間に入るかなと心配したけれどマンガのまま入って楽しかったと満足した様子だ。韮沢さんも、ヒロモトさんのダイナミックでワイルドな線がきちんと拾われていて、「さすがと思った」とこちらも映画の完成度に高い評価を与えた。

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 りんね役の福圓美里さんは、「2時間にわたってほとんど叫びっぱなし」とアフレコの様子を紹介した。福圓さんは、このアフレコをやった頃は大人しい役が多かったので、このキャスティングに驚いたという。
 実際は細かなことより小細工抜きでぶつけるのが得意なので、驚きと同時にこの配役に大満足だった様子だ。さらに、これまで一番力を入れた作品と、作品にかけた大きな意気込みが感じられる挨拶だった。

 岸尾だいすけさんは、完成した作品は昨日みたばかりだという。そしてアフレコ中は難しい作品で伝わるかなと思っていたのに、映画を見たら判りやすく楽しかったという。
 自身の演ずる九頭龍については、前半はやさ男風、途中から狂気で、振れ幅の大きな役という。セリフが多かったので、噛まないようするのが大変だったとも。

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 山川監督は初めての映画監督について、「一番初めに考えたのは、小細工は出来ないなということ。アニメ風にこんな感じでは作品を大なしにするな」と思ったという。さらに中澤一登さんも「まんまやるしかないよね」と言ったこともあり、原作通りに制作したとする。
 また、監督は今回のワールドプレミアの間は、映画は観ずに外でタバコを吸っていた。これは「作品の制作には4年間かかっており、やっている間に何度も観た。さらに、4年間もかかると気分も変わり直したくなる、まだ冷静に観れない」と、作品にこだわり続けるクリエイターの姿を見せた。
 制作に4年間をかけたこの『HELLS ANGELS』は、今回のワールドプレミアをきっかけに、より広く公開されることになる。今後は世界も含めて、さらなる展開が期待される。

HELLS ANGELS オフィシャルサイト http://mv.avex.jp/hellsangels/
第21回東京国際映画祭公式サイト http://www.tiff-jp.net/ja/

hells4.jpg【スタッフ】
原作: 『ヒロモト森一(マンガ★フォース)HIROMOTO-SIN-ICHI(MANGA★FORCE)』
(集英社刊「月刊ウルトラジャンプ」)
Monster Design by 韮沢靖
企画: 丸山正雄
監督: 山川吉樹
脚本: 山川吉樹・ふでやすかずゆき
キャラクターデザイン・作画監督: 中澤一登
美術監督: 大野広司
色彩設計: 伊藤由紀子
撮影監督: 森下成一・五十嵐慎一
編集: 木村佳史子
音響監督: たなかかずや
音楽: EDISON
音楽プロデューサー:
岡田こずえ(AMO)・尾上政幸
主題歌 :“BREATHE AGAIN feat. Sphere”JAMOSA(avex trax)
挿入歌: “ヘルヴィス ヘルソング”ヘルヴィス(CV:立木文彦)
アニメーション制作:マッドハウス

【キャスト】
天鐘りんね: 福圓美里 
スティーラ: 沢城みゆき
九頭龍: 岸尾だいすけ
マリオ: 木内秀信
69: チョー
寮母: 野沢雅子
ヘルヴィス: 立木文彦
         (c)ヒロモト森一・韮沢靖/集英社/ヘルズエンジェルス製作委員会

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2008年10月14日
セミナー・講演会 ]
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 10月9日、東京ゲームショウ2008の基調講演のひとつ『業界トップが語る グローバル時代におけるトップメーカーの戦略と展望』は、ゲームソフト開発の大手企業の経営者が揃ったことで注目を浴びた。
 カプコンの辻本春弘代表取締役社長、スクウェア・エニックスの和田洋一代表取締役社長、バンダイナムコゲームスの鵜ノ澤伸代表取締役副社長である。3人は大手企業の経営者というだけでなく、いずれも近年海外市場の重視姿勢を強めているだけに、海外に向けた情報発信がテーマでもある東京ゲームショウに相応しいものである。
 実際に、講演のテーマにも「グローバル時代」が掲げられ、講演は三者三様の世界市場の見方、戦略が語られる興味深いものとなった。

 まず、スクウェア・エニックスの和田氏が、自社のグローバル戦略を山に例えれば、1合目か2合目と述べた。
 これに対して鵜ノ澤氏が控えめ過ぎるのでは?と振ると、和田氏からはスクウェア・エニックスには、日本以上海外で売れた作品タイトルは未だ1作品もなく、同社がドメステックな企業であることを説明した。

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 そのバンダイナムコには、日本で18万本のみの出荷本数だが、ワールドワイドでは220万本出荷した『ソウルキャリバー』がある。しかし、鵜ノ澤氏にしても、ようやく海外のマーケティングコストにどの位かけていいか判ってきた程度と世界展開が始まったばかりだと話す。
 また、キャラクタービジネスを得意とするバンダイナムコグループ特有の状況も説明する。同社が海外で主力とするキャラクターゲームは、テレビ放映がされるかどうかに大きく左右される。
 だから、『ドラゴンボール』は売りやすいが、『鬼太郎』は海外では難しいだろうと言う。海外でのメディアミックスの重要性に触れた。

 それは海外ビジネスを得意するカプコンも同様だ。海外で売ろうと思うが、現在の世界シェアは大きいものでないとする。辻本氏の認識も、世界戦略は3合目位とこちらも初期段階である。
 一般には世界で活躍する日本のゲーム産業というイメージが強い。しかし、ゲームソフト業界の内側からは、フロントランナーであってさえも、グローバル戦略はこれから始まるという認識が共通している。

 今後のグローバル戦略では、辻本氏は世界一のゲーム会社になると語る。そして、現在同社が進めるゲーム作品の映像化は、作品のユーザーへの浸透度を増して行くためであるという。カプコンにとってメディアミックス、映像への2次展開は、グローバル戦略と不可分のようだ。
 また、鵜ノ澤氏も海外市場でより大きくなることを目指している。バンダイとナムコが経営統合をして3年、その体制は整っているとする。そして、バンダイナムコグループのキャラクターには自信があると述べ、こちらもアニメや映像を含めたメディアミックスの活用が考えられている。
 和田氏はこうした状況を、業界の垣根もなくなれば、国境もなくなりつつある、売上本数だけでなく、精神的なものも重要、新しいハード、新しいゲーム、新しいビジネスモデルを提案出来ることが大事と講演を締めくくった。

東京ゲームショウ2008公式サイト http://tgs.cesa.or.jp/

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2008年10月12日
アーティスト ]
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 大ベストセラー作家 京極夏彦さんの代表作『魍魎の匣』をマッドハウスがアニメ化、そしてCLAMPによるキャラクターデザインと、TVアニメ『魍魎の匣』がこの秋大きな話題を呼んでいる。
 10月7日深夜よりテレビ放映が始まり、期待通りの注目を集めている。この『魍魎の匣』のアフレコ会見が9月に開催された。 

 会見には番組の主人公で探偵役となる京極堂を演じる平田広明さん、中村亮介監督、それに原作者の京極夏彦さんも姿を見せる豪華なものとなった。
 会見の中では、京極夏彦さんによる自身の代表作がアニメ化されることに期待する発言もあり、ファンだけでなく原作者からも番組に高い期待が寄せられている。そして監督からは、優れた原作を優れたアニメにする作品意気込みが語られた。

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    (c)京極夏彦/VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ
    キャラクターデザイン原案:CLAMP(C)2008 CLAMP

 京極夏彦さんはアニメ化について、「僕は原作を提供しただけで、それぞれの作品については一読者であり一視聴者でしかないわけですから、その作品として作り手の方々が納得でき、受け手が喜んでくださるような作品になるのであれば何も言うことはありません。ただ原作者という立場上、作品の制作過程に関わることになるため、スタッフの方々の熱意や努力が分かってしまいまして、より期待感は高まっております。今回のアニメーションに関してはひとつも注文をつけておりません。ただいつもお願いをするのは『面白い作品にしてください、できれば当ててください』という2つです。これは非常に作りやすい反面大変なプレッシャーになるということで、嫌がられています(笑)」
 「原作というのは、きっかけに過ぎないんですね。僕の小説をきっかけにして、結果的に面白い作品ができれば良いんだと思うんです。原作はあくまでも小説ですから、そのまんまには作れないし、作る意味もない」と原作とは違う作品との考えである。一方で、完成度の高い、面白い作品をという厳しい注文がでた。

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 これに対して中村監督は、「僕は原作を誠意をもってやっていこうと思います。原作に“忠実”ではなく、“誠実”に、世界観やエッセンスを表現したいです」とアニメならではの表現を目指す。原作を活かしつつ、かつ原作とは異なる魅力的な作品が生まれそうだ。
 そして京極夏彦さんが「よく『原作に忠実に』といいますが、忠実だと言っている作品ほど忠実でなくなるものです。1000人いたら1000人なりの解釈の仕方があるので、忠実に作るというのは不可能なんです。しかし監督のように、“誠実”に、作品のエッセンスを導き出したいというものは、だいたい方向性があっているので、不思議なことに忠実になるんですよね。今の監督の言葉を聞いて安心しました」と、今後の作品に大きな期待を示した。

kyougokudo.jpg そのアニメ版の主役京極堂を演じる平田広明さんは、「原作を読んだとき、京極堂というキャラは頭が良く、論理的で、事件を解決していくさまが非常に爽快でした。アニメではどうなるのか楽しみです。
 演技をするにあたっては相当難しいと思いましたね。人物像を作るのは勿論ですが、まず言っている中身を理解して喋らないとな、と。少しでも京極堂の知能レベルに近づこうと必死に努力しております。
 京極堂の見所はトリックを使って鳥口をはじめとするキャラクターを騙したりするところです。見ていらっしゃるみなさんにもそんなサスペンス要素の楽しさをお伝えしたいです」と主人公の魅力を語った。

魍魎の匣公式サイト http://www.ntv.co.jp/mouryou/

          (c)京極夏彦/VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ
                  キャラクターデザイン原案:CLAMP(C)2008 CLAMP

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2008年10月11日
その他 ]
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miss.tuchiya.JPG 10月10日、世界最大級のゲームイベント東京ゲームショウ2008の会場で、10月18日より2週間限定世界先行公開される『バイオハザード ディジェネレーション』の記者発表会が行われた。
 映画は東京ゲームショウでも新作『バイオハザード5』が発表され注目を浴びた世界的人気ゲームソフト『バイオハザード』シリーズを原作としている。作品の記者会見は、この夏米国サンディエゴのコミコンでの開催に続くものだが、多数のメディアが集まり作品に対する高い期待を感じさせた。

 記者会見で挨拶にたったのは神谷誠監督とカプコンのプロデューサー小林裕幸さんである。そして、今回スペシャルゲストとして土屋アンナさんが現れた。
 実はアンナさんは、この『バイオハザード ディジェネレーション』シリーズのエンディングテーマ『GUILITY』を担当する。今回の記者会見で、初めて明らかにされた。ワールドワイドな展開を目指す作品に相応しく、アンナさんが全編英語のパワフルなサウンドで世界観を謳いあげる。

 作品について神谷監督は、これまでCGアニメーション映画はいろいろと作られてきた。しかし、その多くはマンガ的なもので、リアル系のCGはほとんど作られていなかった。今回は、技術的なプレッシャーもあったが、アメリカ人の役者を使い、アメリカから見ても満足いく作品にした。自信を持って薦められると映画の完成度に自信をみせた。
 そして、最初から世界に向けて発信するつもりで作っている。アニメーションとゲームは世界に入って生きやすいので、これを突破口に日本の映像を海外に持っていけるようにしたいと、この作品で世界を目指していると語った。

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 これまでゲームソフトのシリーズを手掛けてきた小林プロデューサーも、映画はこれまでのゲームファンは勿論、『バイオハザード』を知らない人にも楽しめる作品と幅広い顧客を想定している。
 また、今回エンディングテーマにアンナさんが参加することに、アンナさんはとても大好きなうえ、力強いエンディングが作品にはまっていると、その出来にかなり満足しているようだ。

 ワイルドな装いで登場したアンナさんは、これに対して自分がとても好きな映画、ぴったりあったものでとても選びやすく、歌い易かったと、こちらも作品にはまった様子であった。歌うのに心がけたことは、「ダークな中にある美」、ハードな中にある美しさを表現したかったということである。
 さらに映画については、「怖いと言うよりも格好良くドキドキという感じ、とにかく面白い」と、「さらに最後のクレアの髪の揺れるシーンが繊細で驚いた」との指摘で、映像の素晴らしさにも触れた。

 また記者会見の後には、幕張メッセ内の特設ステージで『バイオハザード ディジェネレーション』のワールドプレミア試写会が行われた。
 初めて全貌を明らかにしたその映像に驚きの声があがった。また、スリルとアクション、エンタテイメント満載のストーリーに、多くの参加者から高い評価の声があがった。

バイオハザード ディジェネレーション 公式サイト
http://www.biohazardcg.com/

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2008年10月09日
セミナー・講演会 ]
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 国内外で開催される大型ビジネスイベントには、必ず基調講演がある。多くの場合基調講演は、その時期の最もホットな人物が、最もホットテーマを取り上げることになっている。
 そうした点で10月9日から4日間の日程で始まった東京ゲームショウ2008の和田洋一コンピュータエンターテインメント協会会長(スクウェア・エニックス社長)の基調講演「世界は日本のゲームメーカーに何を求めるのか」は、やや驚きを持って受け止められた違いない。

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 講演の内容は表題と裏腹に、「なぜ日本のゲーム業界は世界のリーダーシップを失ったか」、そして「どうすれば、これを取り返せるか」であった。講演の底に流れるのは世界から取り残される日本のゲーム業界に対する大きな危機感、そして今こそ行動すべきといったアジテーションでもある。
 世界市場から遅れはじめた日本、これは多くのゲーム関係者が感じていながら、これまであまり正面から取り上げてこなかった。そして、これを取り上げる時には、日本のゲームマーケットの特殊性や、資金力の問題などが語られる。

 しかし、和田会長はこうした様々な理由づけを一蹴する。世界市場で受けるコンテンツは多くありローカライズドは問題でない、コストアップは全世界の企業共通の問題、日本のゲーム企業の財務内容は世界トップレベルなので資金調達も問題の核心ではないといった具合だ。
 そして、日本が世界のゲーム界のリーダーでなくなったのは、日本の制作能力そのものが弱くなっており、そこには構造的な問題があると指摘する。

 これまで多くの人が、日本のゲームは世界で受けなくても、その制作能力は依然非常に高いと説明してきた。問題なのは、マネジメントやマーケティング、周辺環境なのだと。
 和田会長の発言はその逆で、制作にこそ問題あるとするのだから、一見納得しがたいものがある。しかし、講演を追って聴いていけば、この主張に驚くほど合理性があることがわかる。

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 和田会長によれば日本のゲーム制作が持っている大きな構造的な問題は、かつて日本のなかにあったゲーム業界のハブが失われたためだという。ソフトとハードのコミュニケーションに代表される業界のコミュニティ機能がなくなったからだ。
 その一方で、業界のハブの一部は英語圏に移り、その中で日本はほとんど存在感がなくなり、国内と海外で情報の厚みに差が生れた。それが、ゲーム業界の危機の本質というわけだ。

 そのうえで基調講演でこの話題をわざわざ取り上げるのは、いまならまだこれを取り返すことが可能だからだと力説する。
 まず危機であることを自覚することが重要である。そして出来ることから手をつけること、CESAやCEDECの利用、大学との連携、他業界と人材交流をして、コミュニティを作り、それを海外に繋げるべきだと。講演の最後は、我々に残されている時間は少ない、しかし今ならまだ出来るであった。
 
 こうした講演は、当然、ゲーム業界を念頭に置いたものである。しかし、全ての話はゲームと同じ様に、海外での活躍が期待されるアニメに置き換えることも可能でないだろうか。
 日本のアニメは世界でトップをとったことはない。しかし、2000年頃に一度トップが取れるかもしれないと思えた時があった。しかし、ここ数年日本のアニメは世界市場で急失速している様に見える。

 これにも海賊版の問題やハリウッドメジャーの強大な流通力、ローカライズドなど様々な個別の問題を理由に挙げることは出来る。
 しかし、根本の問題は、やはり日本の制作能力とその構造問題とは言えないだろうか。世界のビジネス市場の動向、ニーズ、技術の変化、日本のアニメ界にはそうした情報を共有出来るハブが存在しない、それこそが問題なのではないだろうか。そうしたことを考えさせる東京ゲームショウの基調講演であった。

東京ゲームショウ2008公式サイト http://tgs.cesa.or.jp/

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2008年10月07日
その他 ]
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 今年3月のウォルト・ディズニーが日本でオリジナルアニメ製作をするとの発表は、多くのファンとアニメ関係者を驚かせた。
 世界でも最大級のアニメーションビジネスを手掛け、そして古くから『白雪姫』や『バンビ』など数多くのアニメーションの名作を生み出してきた同社は、世界のアニメーション界の巨人だからだ。そのディズニーが、日本で本格的にアニメスタイルの作品を製作することは大きなニュースである。

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 こうした中、ディズニー・ジャパンが手掛けるアニメ作品で特に注目が高いのが『スティッチ!』である。この作品は日本で製作されるだけでなく、ディズニー作品の中で人気の高い番組を日本の舞台に置き換えて新たに制作しているからである。
 制作は日本のアニメスタジオでも人気の高いマッドハウスで、まさに米国のアニメーションと日本のアニメのコラボレーションである。ディズニーグループ全体の日本市場重視の表れでもある。
 この『スティッチ!』が、10月8日19時よりテレビ東京系で放映開始するのを記念した記念記者発表会が、10月7日東京・有楽町のペニンシュラホテルで行われた。

liro2.JPG記者発表会にはウォルト・ディズニー・ジャパンのポール・キャンドランド代表取締役社長、テレビ東京の編成局編成部長 松本篤信氏、それに中井眞沖縄県知事が登壇した。
 さらに今回『スティッチ!』の主題歌を書き下ろし自ら歌うBEGINの3人、「スティッチ」の大ファンとして藤本美貴さんも応援にかけつける華やかな記者会見となった。

 キャンドランド社長は「スティッチ」は自分の一番好きなキャラクターで、今回の日本のアニメ化は大きな夢だった、多くの人の協力で夢が実現しましたと喜んだ。また今後作品は、日本だけでなく世界のいろいろな国で放映されることになりますと、作品が世界に向けて発信される期待を語った。
 またテレビ東京の松本氏はディズニーによる日本での新シリーズと聞いて是非テレビ東京系列で申し入れた様子を紹介した。そして番組が放映される水曜日19時は他局に強力な番組も多いが、非常に期待しています、是非応援してくださいと述べた。

liro3.JPG BEGINは今回の曲作りにあたり、子供たちにどう伝えるか、シンプルなものを考えたと言う。そのうえで、幾つも曲を作ったが、残ったのが今回の『イチャリバオナ』だという。
 そして、曲のタイトルは、『スティッチ!』の元々の舞台であるハウイの言葉「オハナ(=家族)」と今回の新たな舞台沖縄の「いちゃりばちょーでー(一度会ったら皆兄弟」を組み合わせたものである。『スティッチ!』に相応しいテーマ性を持った楽曲になっている。
 大きな期待を背負って明日から放映される『スティッチ!』だが、これは世界に向って羽ばたく第一歩かもしれない。
 
スティッチ!公式サイト http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/stitch/

ウォルト・ディズニー http://home.disney.co.jp/
テレビ東京 http://www.tv-tokyo.co.jp/
マッドハウス http://www.madhouse.co.jp/

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          (c)Disney

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2008年10月02日
イベント ]
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 『サイボーグ009』や『仮面ライダー』など、数々の名作マンガで知られる故石ノ森章太郎さんが、ギネス世界記録博物館の名誉館長に就任した。ギネス世界記録博物館は東京・芝の東京タワー3階にある日本唯一のギネスブックの公認博物館である。
 今回の名誉館長への就任は、昨年石ノ森氏がコミックスの出版記録としてギネスブックに認定されたことをきっかけとしたものである。石ノ森氏は生前770タイトルもの作品を描き、ひとりの著者によって描いたコミックスの出版作品が世界で最も多いという記録を持っている。

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 この名誉館長の就任式が、10月2日、ギネス世界記録博物館で行われた。就任式では石森プロの代表取締役である小野寺章社長が、故人に代わり任命を受けた。小野寺氏は、石ノ森作品の素晴らしさに加えて、筆の速さと多作でも知られた石ノ森氏の仕事ぶりを紹介した。
 また、今回のギネスブック認定の基礎となった石ノ森章太郎萬画大全集の刊行を進める角川書店の井上伸一郎社長がお祝いの言葉を述べた。石ノ森章太郎萬画大全集は、全500巻770タイトルを網羅する。世界一の石ノ森作品を網羅したシリーズとして刊行されている。
 大全集は角川グループ創立60周年記念事業の一環であり、11月に刊行される最終期ではこれまで未発表の作品も掲載されるという。

ishinomori3.JPG この大全集は石ノ森氏の偉業を讃えるべく、ギネス世界記録博物館内に今回新たにオープンした石ノ森コーナーにも大全巻が展示される。
 この展示コーナーは全集に加えて、バンダイから提供されたなつかしの作品から最新作までの石ノ森作品のキャラクター玩具も展示される。これは石ノ森作品の幅に広さをよりリアルに感じてもらうものだ。

 また、就任式には10月4日に劇場最新作『さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウント・ダウン』の公開を控えた電王、それに仮面ライダーキバも応援にかけつけた。
 今も大きな人気を誇るライダーの登場は会場を盛り上げるだけでなく、時代を超えて愛される仮面ライダー、そしてその著者である石ノ森章太郎さんの存在感の大きさを感じさせるものだ。

ギネス世界記録博物館 http://www.gwr-tokyo.com/
石ノ森章太郎萬画大全集 http://www.ishinomori.com/top.html

石森プロ http://www.ishimoripro.com/

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2008年10月01日
アーティスト ]
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 鎌谷悠希さんが、「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス刊)に連載する人気マンガ『隠の王』。今年4月にアニメ化され、テレビ放映が開始するとたちまち多くのファンから支持を集めた。
 現代の中でも秘かに存在する忍の世界「隠の世」を舞台に、少年・少女達の運命を描いた作品である。「隠の世」が生んだ最大の秘術森羅万象を体内に刻まれた主人公の少年六条壬晴と、そして少年を巡って起こる戦いを描く。魅力的なキャラクターが数多く登場し、華麗なアクションと冒険が繰り広げるエンタテインメント作品だ。

 そして、こうした作品の持ち味をキャラクターを通じて最大限引き出して、番組を盛り上げた声優陣を忘れるわけにはいかない。人気と実力を兼ね備えた声優陣は、『隠の王』の最も大きな魅力ひとつであった。
 今回、最終話収録後に、アフレコスタジオでこのキャスト陣から貰ったコメントによるオフィシャルインタビューが届いた。六条壬晴役の釘宮理恵さん、宵風役の斎賀みつきさん、雲平・帷・デュランダル役の浪川大輔さん、清水雷鳴役の藤村歩さん、相澤虹一役の日野聡さん、雪見和彦役の津田健次郎さん、目黒俄雨役の岡本信彦さん、風魔小太郎役の置鮎龍太郎さんといった番組で大活躍した8人である。

 インタビューでは、それぞれが演じたキャラクターへの想い、最終回の収録を終えた今の気持ちを語っている。
 番組は9月28日で終了したが(テレビ東京)、最終回を見た後でコメントを聞くと、あらためて『隠の王』のラストでの感動が蘇るに違いない。

隠の王 公式サイト http://www.nabari.tv/

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         (c)鎌谷悠希/スクウェアエニックス・隠の王プロジェクト

【オフィシャルインタビュー】

■まずは、最終話の収録を終えた今の率直な感想をお願い致します。

釘宮理恵さん
物語の途中からはずっとシリアスな展開になっていましたので、私は宵風の命だけがずっと心配でした。壬晴と宵風を見ていると「この子たちこの先いったいどうなるんだろう…」っていつもどきどきしていました。こうして無事に最終回の収録を終えることできてほっとしています。胸が詰まるような後半の展開とは逆に実際のスタジオでの賑やかな雰囲気にすごく助けられました。
浪川さんいつもありがとうございました(一同笑)。
あたたかくて愛のある最終回を演じきることができて本当に嬉しいです。
それと、この作品に出演できてよかったと心から思っています。

斎賀みつきさん
皆さん本当にお疲れ様でした!
全26話、実際に演じてみると短く感じた半年間でしたけれど、無事に最終回を迎えることができて良かったと思っています。
宵風は切ない子でしたので、最終回で少しでも彼が穏やかな優しい気持ちでいられた、ということが何よりも救いだったと思います。彼本来の優しい気持ちや表情が、皆様に暖かく柔らかく伝わっていければいいなと思っています。出演キャストの皆さんも本当に素敵な方ばかりで…。いつも皆を和ませてくれた浪川さんには私も感謝しています(笑)

浪川大輔さん
雲平・帷・デュランダルを演じさせていただきました浪川大輔です。

津田健次郎さん 
えっ?今なんて言ったの?(笑)。

浪川大輔さん
噛んでませんよ(笑)。帷をやらせていただきました浪川大輔です。
この半年間というのは、とても充実した時間を過ごさせていただきました。
演じた帷とは相性が合うというか…自分にとって愛すべきキャラクターでした。
最終回まで自分なりにしっかり演じきることが出来て良かったと思っています。
壬晴との忍道に従い不逆と生還を約束するという契約がどうなったのか、若干気にはなりますが(笑)…。
原作はまだまだ続いていくのですが、アニメ作品としては全26話で綺麗に完結したと感じています。そうそう、気の早い話ですがもし続編があるとしたら、このメンバーで甘酸っぱい魅力満載のコメディで「隠学園」という作品が製作できたらと(一同爆笑)。
「隠学園」ではあえて俄雨を中心に据えてみたいですね…。
実は個人的にも俄雨が気になっていまして、帷先生の正当な後継者だと思っているんです。
「隠学園」や「デュランダル家の人々」(笑)といったスピンオフ企画が出来たら楽しいなと、本気で思っています(笑)。 

藤村歩さん
現場の雰囲気がいつも楽しくて…。楽しいだけでなく、ずいぶんと先輩方に助けていただきました。初めはキャラクターをつかむのにとても苦労したのですが、徐々に雷鳴というキャラクターを自分なりに演じていくことができて、演じるごとに雷鳴を理解できるようになりました。
終盤の宵風と壬晴の「繋がり」を強く感じる流れや美しいラストシーンに私も救われる思いでした。この作品に出演させていただくことができてとても幸せでした。
本当にありがとうございました!

日野聡さん 
「隠の王」に参加させていただき、本当に嬉しく思っています。
考えてみると全26話はやはり長丁場だと思います。長かっただけに、こうやって終わってしまうと寂しさが募るのですが最後まで演じきることができて、充実した時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました!

津田健次郎さん 
アフレコが終わってしまって寂しいですね…。
物語そのものはとても切なかったのですが、現場はとても和気あいあいと、楽しく半年間過ごさせていただきました。今日収録を終えて寂しい気持ちでいっぱいです。
本当は来週もこのスタジオに来たいのですが、来ても違う作品をやっていますからね(笑)。 
「隠の王」は本当に役者冥利につきるといいますか、とにかく出演させていただいたことに感謝しています。最終回は思わずウルっと来ましたね。こうして収録が終ってしまうのは仕方のないことですが、このメンバーでまた何かご一緒できたらいいな、と心から思っています。
「隠学園」?ですか? ええっと… はい!いいですよ…たぶんですけど(笑) 
みなさん半年間ありがとうございました。

岡本信彦さん 
「隠の王」はとても居心地の良い現場で、毎回楽しく収録をさせていただきました。
僕が演じる俄雨は途中で一度斬られてしまいまして、もう出番は無いんだろうな…と思っていたのですが、思いがけずまた出演させていただけてすごく嬉しかったです。
しかもそれが宵風を助けるちょっと重要なシーンをいただいて。
こんな素晴らしい役を演じさせていただいて本当に感謝しています。
僕も、もし続編があれば僕も是非!出演したいです。

置鮎龍太郎さん
私が演じた風魔小太朗は途中からしばらく出演がなくて、このままいなくなるのか!?と思っていましたが終盤から再登場することができてほっとしました(笑)。
実は「隠の王」という作品の中で小太郎の役目はなんなのだろう…?という疑問をずっと持っていたのですが、終盤でその答えがでて、今は私自身スッキリした気持ちですね。
みなさん本当にお疲れ様でした!

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■ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

釘宮理恵さん
原作を拝見した時から、「隠の王」はドラマを丁寧に描いていると思っていました。
原作はまだ連載中ですが、アニメ「隠の王」はまた違った形の最終回になったと思います。 
最終回をご覧になった方はきっと幸福で爽やかな気持になってくださったと思います。
ここまで応援していただき本当にありがとうございました。

斎賀みつきさん
壬晴や宵風だけではなく、全てのキャラクターが強く、儚く、そして優しく生き抜いたと思います。現代の「隠の世」を生き抜いた彼らのストーリーは皆さんの心にきっと響いて下さることと思います。原作も本当に魅力的な作品で、私も続きをいつも楽しみにしているのですが…、
原作もアニメも両方楽しんでいただければ嬉しいです。
皆さん、本当にありがとうございました!

浪川大輔さん
全26話。「隠の王」の最終回は本当に最終回らしいエンディングという感じがしました。
そこまでの伏線がひとつに繋ぎ合わされて、テーマとなっている「森羅万象」や宵風の運命がしっかり描かれていてます。
最終回を逃げずにしっかり描いていくという製作側の意図がすごく感じられました。
私も演じていてそれにしっかり応えなければ…と思っていました。
1人1人のキャラクターも大切にしていただき最終回を迎えることができて本当に良かったです。アニメ「隠の王」はここでひと段落ですが、実はラジオもやっております。
そちらの方も頑張っていきますのでこれからも「隠の王」を宜しくお願い致します!

藤村歩さん
「隠の王」は魅力的なキャラクターたちが、それぞれに悩みや葛藤を抱きながら、切ないストーリーを展開してきた作品です。それぞれが成長して今回の最終回を迎えることが出来て本当に嬉しく思います。心が暖かくなるような、素敵な結末になりました。
ここまで応援していただいて本当にありがとうございました!

日野聡さん 
アニメ「隠の王」の最終回は原作とはまた違うストーリーですが、壬晴や宵風を中心に周りの仲間がどういう風な未来を迎えているのか、今をどういう風に生きていくのかをじっくりと見ていただき、心に留めていただけたら嬉しいです。
放送を見ていただいた方、DVDを買っていただいた方、ラジオを聞いていただいてる方、原作を読んでいただいてる方、「隠の王」を応援していただいている全ての皆さん、
本当にありがとうございました!

津田健次郎さん 
特に終盤の荒んだ「隠の世」の激しい争いが終わり、ささやかですけど希望が語られている最終回になっていると思います。DVDはまだこれから出ますので、ぜひそちらもよろしくお願いします。半年間どうもありがとうございました!

岡本信彦さん 
僕は壬晴と宵風の掛け合いが好きで、最終回でも二人の間の特別な空気感が見どころだと思います。原作ファンの方にも納得いただける最終回になったと思います。
もう一度DVDでご覧いただき、今度は別のキャラクターの目線で見ていただけると、
また違った見方ができるのではないかと思います。
原作やDVD、ラジオなどで「隠の王」はまだまだ続いていきます。
皆さん、これまで応援していただきありがとうございました。

置鮎龍太郎さん
作品をしっかり終わらせようというのが随所に現れていて、すごくよい最終回に向かっているなと感じていました。最終回をご覧になった方も同じ意見を持っていただいたと思いますが、各キャラクターのエピローグ的なシーンはここまの全てを消化できるような気持になっていただけるはずです。後味がすごく良いというか…。
アニメ「隠の王」を支えてくださったファンの皆さんにお礼を言いたいと思います。
本当にありがとうございました!

■皆さんありがとうございました!

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