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2009年12月29日
イベント ]
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takagi1.jpg 12月27日、福岡交通センタービルで「マイマイ新子」の原作者・高樹のぶ子さんのトークショーとサイン会が開催された。このイベントは、現在劇場公開中のアニメーション映画『マイマイ新子と千年の魔法』も兼ねたものである。
 19日には、東京の紀伊國屋書店新宿本店で開催されていたが、今回も福岡交通センタービルに紀伊國屋書店福岡本店があることや、高樹さんが福岡在住であることから実施されている。

 「マイマイ新子」は高樹さんの自叙伝で、主人公の新子は高樹さん自身がモデルとなっている。「新子ちゃんそのものは、よく言えば常に前向きで、自分がいいと思ったことは外に出さずにはいられない、自分1人で消費することが出来ない。『こんなに素晴らしいことがあるんだ』っていう時には人を巻き込んで『ねぇねぇ見て見て!』って人を巻き込んで紹介せざるを得ない。そういう体質の女の子です」と、自身の創作スタンスとも重ね合わせながらトークを進めていった。
 「たまたま私は文学の方に来ましたけれど、絵であれ、音楽であれ、ものを表現することの根本ですね。根本の衝動がないと。『私は作家になりたい』とか言ってもそれだけではなれない。その時に『この感動してる世界を人と共有したい』っていうことが一番大事なことです」。

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 それから「高度成長を遂げる一番元気のいいその時代にこういう少女がいて、麦畑の中で生活してて、家族がいて、子供も単に自分たちのコミュニティだけでなく、同学年でも同じ塾でもなく、地域のコミュニティですね、地域のコミュニティってのが今は珍しいですね」と昭和30年代と現在との違いにも触れた。
 また「今、新子ちゃんがいても、タツヨシとは必ず仲良しになるか、チャンスはあるか、というのは私は難しいと思います。まず何より親がそういうものにブレーキをかけてしまう。そういう子とは遊ばないように、という風に環境も違うし」と、作中後半でキーとなるタツヨシをピックアップした。
「戦後の10年ってのは、まだクリーンにはなってなくて、混沌とした面白さがあったと思います」。

 そして「瀬戸内の町は、小さい町が数珠つなぎになっているんです」と語り、近隣の宇部、小郡、徳山とは異なる点として門前町であることを挙げた。
 「天神様は神様、港町にはヤバイところ。子どもが歩いて行けるところに上から下まで、聖から俗まで全部あったのが防府の特徴だろうと思います」。

 最後に「もっと中高年の方の懐かしさにPRしなければならなかったかなぁ」と公開中のアニメーション映画『マイマイ新子と千年の魔法』についても述べた。それは、子供よりも上の世代の方が新子を理解し易いからという理由でもあった。「本もアニメもじっくり2、3度見て味わってくだされば」。

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 その後、サイン会も行われた。来場者の中には、防府から駆けつけた男性もいた。その男性は、以前高樹さんが住んでいた家に現在住んでいるということだった。
 『マイマイ新子と千年の魔法』は、これから上映が開始される地域もあり、まだまだ話題が続きそうだ。
また、先日急遽上映されていたラピュタ阿佐ヶ谷でも、1月9日から再度アンコール上映が決定している。
【真狩祐志】

マイマイ新子と千年の魔法 http://www.mai-mai.jp/

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2009年12月28日
セミナー・講演会 ]
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『刀語』第一話、立命館大学にて先行試写会開催 

西尾維新アニメプロジェクト第二弾の詳細が、作品の上映と、鳥羽洋典プロデューサーならびに高橋祐馬宣伝担当の熱いトークでついに解禁

katanaCAP004.jpg 来年1月25日(月)から、フジテレビ・毎日放送及びBSフジで、1年間に渡って放送されるアニメ『刀語』の先行試写会が、12月18日、京都の立命館大学充光館地下のシアター型教室にて開催された。本試写会は同学部のプロデュース実習という授業の一環。トークセッションの構成台本などすべてが学生の手によって企画、実施され、当日は、試写会とそれに続いて行われた、『刀語』のプロデューサーである鳥羽洋典氏と、宣伝担当である高橋祐馬氏による熱いトークで、70名強の学生たちが大いに盛り上がった。
 『刀語』は『化物語』に続く、西尾維新アニメプロジェクトの第二弾。「大河ノベル」と銘打ち、2007年1月から毎月1冊、12か月、講談社BOXから刊行された時代小説。「王道」をメインコンセプトとしてアニメ化が進んだ本作品は、放送形態、キャラクターデザインなど全てに渡って、小説の世界観をアニメで忠実に再現。一話完結型の作品の中で、刀を使わない剣術である「虚刀流」の七代目当主、鑢七花(やすりしちか)が、伝説の刀鍛冶、四季崎記紀(しきさぎきき)によって完成した十二本の変体刀を、奇策士と名乗る謎の女性、とがめとともに探し求めていく。
 今回上映された第1話は、鑢七花が生まれ育ち、姉とともに暮らしている無人島に、とがめが訪れ、変体刀探しの協力を求めるところから、交渉中を襲った真庭蝙蝠(まにわこうもり)との死闘を繰り広げる有様とその顛末までが描かれた。小説版の挿絵として使用されている竹氏のイラストを忠実に再現したというころもあり、キャラクターデザインそのものはシンプルにまとめられているものの、動画としての丁寧なつくりこみが本作の大きな特徴。作品の肝でもある絶刀・鉋(ゼットウ・カンナ)の細かな描写や真庭蝙蝠の忍法の禍々しさ、鑢七花が放つ奥義のスピード感は圧倒的だ。また、昨今のアニメではあまり挿入されなくなったナレーションを『銀河鉄道999』のメーテル役を務め一世を風靡した池田晶子が務め、最後のエンドクレジットでの演出とともに作品の重厚感を高めていた。

       katanaCAP003.jpg 
     画面から、鳥羽洋典プロデューサー(左)、高橋祐馬宣伝担当(右)

「王道」を中心に集約された『刀語』アニメ化のコンセプト

katanaCaP005.JPG 後半は、「『刀語』の挑戦~西尾維新アニメプロジェクトに見るクロスメディアの可能性」をテーマに鳥羽洋典プロデューサー、ならびに宣伝担当の高橋祐馬氏によるトークセッションが行われた。セッションは、50分という枠を大幅に超えて繰り広げられたにも関わらず、観客のほとんどが席を立つことなく食い入るように見入る程の充実した内容だった。まず、最初に『刀語』の原作者である西尾維新作品の魅力について双方が語った。
 鳥羽氏は登場人物の優れたキャラクター性を挙げ、これを如何に映像にするのか、というのが作り手として、チャレンジのしがいがある大いなるテーマであるとした。
 一方、高橋氏は、デビューから8年間で50冊以上も執筆し、且つジャンルやアプローチが各作品全て違う点を挙げたうえで、「西尾維新氏は天才といって差し支えない」と高く評価。また、セリフにも注目。西尾作品のアニメにおけるセリフの多さについて指摘しつつも「これでも相当削った。」と高橋氏。『化物語』の際は、100ページ程削ることもあったという。そのような中、会話の面白さを意識しつつ何を生かすかを重視してセリフを構成していったという。

katanaCAP007.JPG また、『刀語』が、西尾維新アニメプロジェクトの第二弾として選ばれた大きな理由のひとつとしては、「同じ事をやらない」という意識が根底にあると高橋氏。『化物』がShaftによる前衛的な演出で、ひとつのスタイルを確立したが、『刀語』を制作するうえで、一旦リセットしたとのこと。ここで鳥羽氏がリセット後のコンセプト出しについて言及。試行錯誤しながら思い浮かんだ言葉が「ド直球の王道」だったという。昨今のアニメ業界において全般的に避けられる傾向にあった直球を視聴者に投げ、それが、どこまで伝わるかチャレンジしたかったとのこと。結果的に絵柄、話、演出、ナレーターも含めた場面づくりから、元宮慶太郎氏といったベテラン監督や、丁寧な作品づくりで知られるアニメスタジオWhite Foxの起用まで、全てにおいて、王道のチャンバラ活劇を目指したという。
作品画像: ©西尾維新 / 講談社 ©西尾維新・講談社 / 「刀語」製作委員会

『刀語』第一話、立命館大学にて先行試写会‐2‐ へ

立命館大学 http://www.ritsumei.jp/

『刀語』 公式サイト http://www.katanagatari.com/

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2009年12月25日
セミナー・講演会 ]
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 12月17日、tvkヨコハマNEWSハーバーにてデジタルキャンプ&日本映画テレビ技術協会合同企画「ハマクリイブニング Vol.51」が開催された。この「ハマクリイブニング Vol.51」は、16日から19日までパシフィコ横浜でSIGGRAPH ASIA 2009が開催されていたことも兼ねていた。

 第1部では「アニメーションセミナー・inヨコハマ2009」として「『よなよなペンギン』トップクリエイターが挑んだアニメ表現技術」が行われた。『よなよなペンギン』は、23日に全国ロードショーとなったアニメーション映画である。
 監督のりんたろう氏、アニメーションスーパーバイザーの前田康生氏、CGIスーパーバイザーの篠崎亨氏が参加した。

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 『よなよなペンギン』は国内だけでなく、フランスやタイと共同制作を行っている。セミナーでは、りん監督は、まず手塚治虫の虫プロ時代から45年に渡って2Dアニメーションを制作してきたことや、ピクサーとは違う方向性で3DCGアニメーションを作るといった、これまでの概要を話した。
 それから日本のアニメーションは特別であるというのを前置きにし、「表現技術で言えば、日本のレベルは良い悪いは別にして突出しちゃってる。その技術のレベルをフランスやタイの人たちに理解してもらうのに七転八倒」したこと、「僕らがやろうとしている方法論、表現の仕方を理解してもらうのに2年かかった」ことなどの苦労についても語った。

 具体的には国内でも該当することとして、「CGのクリエイターには原画の概念がない」点が挙げられた。「原画なしでどうやってアニメーション作るんだろうって。彼らは逐次描きっていって、1から描いて行ってしまう。どういうアクションになっていくかは、やってみてから決めるというのがあるようなんですね」。その一方で「ただ、彼らは彼らで面白い動きをさせるのでうまく使いながらコントロールしていく」。
 また同じく23日に劇場公開された『アバター』のジェームズ・キャメロン監督が、日本のアニメーションのタイミングがどうしてもCGで欲しいと語っていたことを引き合いに出しながら、「日本的な間のとり方が分からない。止めがフリーズになってしまう。その間は血も流れているし、呼吸もしているんだと。そういう言葉のアヤが難しかった。情感って日本人でも難しい。外国語にはない。日本人でも身振り手振りでやるしかない」とコミュニケーションの取り方の試行錯誤に時間を割いたという。

 そして背景についても、「バックグラウンドとなる背景はきちんと作られてる事は間違いないです。でも情感も奥行きもないんですよね。非常に合理的に作られてます。合理性の作り方の中では、そういうもんだろうと思うし、見る側からしたら何の問題もないです」とキャラクターの作成と同様の問題点に触れた。「ただ自分たちが作る以上は、キャラクターと同等に背景の持ってるレベルが非常に拮抗してましたよ。カットによってはキャラクターより背景が全面に出る場合がある。つまりそれは背景が持つ情感だとか奥行き感だとか空気感、そういうのを見せたいんだと」。

 最後にりん監督は、「カーアクションにどんだけ日本がお金をかけてつぎ込んでも、あのアメリカのスピード感には叶わない。これ何が違うのかと思ったら農耕民族と狩猟民族の違いなんですよ。日本の新しい表現を見つけるには、農耕民族を根底において、つまりそこには侘びも寂びも間のとり方も全てある。そういうもので作って行きたいなぁ。僕らの年代ギリギリのとこかも知れないですよ」と言いつつ、「これから先はスピード感を持てるかも知れないけど」と、『よなよなペンギン』で次の世代へつないだ自負を垣間見せた。

 第2部の「ASIAGRAPH特別上映 アジアの個人制作アニメーション」が行われた。こちらでは、ひだかしんさく氏の『恋するネズミ』や植草航氏の『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』など、次世代作家の作品が上映された。
【真狩祐志】

よなよなペンギン http://yonapen.jp/
日本映画テレビ技術協会 http://www.mpte.jp/
デジタルキャンプ http://www.digitalcamp.net/

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『よなよなペンギン』りんたろう監督インタビュー
日本映画テレビ技術協会 「よなよなペンギン」セミナー開催
「よなよなペンギン」 クリスマスムード一杯で公開スタート

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2009年12月23日
セミナー・講演会 ]
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小説で示された世界観を忠実に守りつつ、アニメならではの良さを生かす

katanaCAP006.JPG 更に、高橋氏は小説版で描かれていた竹氏によるキャラクターを忠実に再現した点や、大河小説と銘打って月に1冊、新刊が発行されていた方法をアニメ放映でもそのまま採用し、1話約1時間、月に1回放送というかたちで放送することを決定したことにもふれ、このような既存の枠組みではとらえられない方法で作品展開を進めることでアニメ『刀語』のあるべきカタチを示すことが出来たとした。この点について鳥羽プロデューサーは、本来、このような無理な形式には、対応しないはずの放送局がこのスケジュールに対応してくれたこと、関東圏はフジテレビで放送するにも関わらず、関西ではTBS系列の毎日放送が放送してくれたことなどなどを挙げ、放送局側も作り手側の趣旨に賛同してくれたと補足した。高橋氏はこの状況を「少年サンデーと少年マガジンに同じ漫画が連載されてる位レア」と形容し、観客の笑いを誘った。

 鳥羽プロデューサーによれば、竹氏のイラストを忠実にアニメ化するという点については最後まで悩んだのだという。ただ、周りの総意も含め、単純にアニメファンに対して作品を出すのであれば変えるべきだが、そうならないのが『刀語』だという決意を固めたとのこと。作り手の作品に対する並々ならない思いが垣間見えた一瞬だ。
 小説をアニメ化するうえで注意したこととして、高橋氏は「活字の並びとしてどうか」を強く意識して小説を書き進めていく西尾氏の執筆スタイルを指摘。「七花八裂」のような奥義も、この字を見て読者が「強そうなイメージ」と感じさえすれば、以降のイマジネーションは読者に委ねるといったスタンスを貫いてきたという。従って、技の設定画を見て「こんな技だったんですね。」と西尾氏が納得していたというエピソードを引き合いに出しながら、西尾小説は、活字ならではの面白さを追求するがゆえ作家自身にビジュアルイメージはないこの作品のアクションを如何に動画で表現するか真剣に考えたとのことだ。
 思い入れのあるキャラクターについて、鳥羽プロデューサーはとがめを即座に押して観客の笑いを誘った。一方、高橋氏は、主人公鑢七花をあげ、一刀の刀として育てられた七花が、作品の中での出会いと戦いを通して人として成長していく姿を見て欲しいと訴えた。また、敵役の魅力についても言及。第一話の真庭蝙蝠という「忍ばない忍者」からはじまる総計12人の刺客は「完全に芸人」と高橋氏。キャラの数としては西尾作品の中でも多いということもあり、今後、それぞれの敵役がどのような生きざまを示すのかに期待がかかる。

プロデュースのプロとしてアニメ産業に携わる意義

katanaCAP008.JPG 「それぞれの仕事を進めるうえで何にこだわったか」という質問に対し、鳥羽プロデューサーは、竹氏のテイストをどこまで再現できるか、動いたときに更にどこまで魅力的に見せるか、そして、西尾作品の特徴とも言えるセリフが音声となったときにどこまでその特徴を引き出せるか、という点が本作品における最大のこだわりであるとした。一方、宣伝担当として、高橋氏は、プロジェクトとしての期間の長さについて言及。通常1クール数カ月というところ、『刀語』は構想だけでも1年、仕込み期間も入れれば2年、3年というスパンでプロモーションを計画しなければならないという点で最初はとまどったという。ただ、幸運にも7章立ての小説を7部連作映画とした劇場アニメ『空の境界』の宣伝も担当したことから、今回のプロジェクトはテレビアニメよりも劇場アニメの広報展開に近いことを実感したとのこと。現在は、春夏秋冬を意識しながら3カ月ごとに分割し、4つ全く違う番組を宣伝するつもりで山をつくっていくとのこと。「現在はひとつ目の山をつくっているが、これからも定期的に面白い展開があるので楽しみにしていてください」と観客の期待感を高めた。また、ネットも重視していると高橋氏。電波とネット双方で盛り上げていきたいとした。気になる小説とのコラボレーションだが、出版元である講談社Boxは非常に好意的で、1か月1話、1時間という企画案そのものも、講談社Box側からの提案からはじまったとのことで、更なる展開が期待できることを高橋氏は匂わした。
 
katanaCAP002.jpg 最後は、学生目線の質問として、「アニメのプロデューサー、宣伝担当として常に何を心がけているか」という質問が挙げられた。それに対して「出来がいいけど買わないというものは企画としては成立しない。出来は悪くてもお客様が欲しいから買うという位のものを生み出さないとダメ。」と鳥羽プロデューサー。高橋氏も「自分の仕事は終始、お願いする、あやまる、感謝するということで充たされており、その中でも特にあやまることが7割」と指摘。更に「世の中に存在するエンターテインメントはすべて広報マンが裏でしかけている。しかし、企画の最初の段階では、白紙状態からはじまるという。予算を渡され、自由にPRしろ、という指示を与えられのが普通なのだ。全くの白紙の中で広報戦略のブループリントをつくりあげるのが広告マンであり、そのためにサービス業という意識と、自ら自主的に物事を解決していく積極性が重要であると説いた。アニメ産業におけるプロとして作品に関わっていくことの厳しさを改めて示した一場面だ。
 
 テレビアニメを1カ月も先行して、しかもシアター型の大画面で観賞が出来たこと、そしてプロデュース側の意図や思いをトークセッションで改めて確認出来たことから、イベントの参加者の多くが、イベント終了後も鳥羽プロデューサー、ならびに高橋氏につめよるなど、興奮を隠しきれない様子だった。『刀語』第一話は1月25日にフジテレビ、27日には、毎日放送、BSフジは30日から順次放送が予定されている。期待がかかる一作だ。
作品画像: ©西尾維新 / 講談社 ©西尾維新・講談社 / 「刀語」製作委員会

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katanakey1.jpg立命館大学 http://www.ritsumei.jp/

『刀語』 公式サイト http://www.katanagatari.com/

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2009年12月22日
イベント ]
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Avatar12222.jpg これまでにない映像体験として先週末米国公開された3D映画『アバター』が、12月23日に日本でもいよいよ公開される。公開を目前にした12月21日、TOHOシネマズ六本木で、国内著名人も多数参加したジャパンプレミアが開催された。
 そして、ジャパンプレミアには12年ぶりの来日となるジェームズ・キャメロン監督とプロデューサーのジョン・ランドー氏も姿を見せた。12年前の来日は、世界的に空前の大ヒットを記録した前作『タイタニック』に合わせたものである。今回も前作と同様の大型話題作を携えての日本となる。

 そしてキャメロン監督は日本での公開について、「東京では、97年の『タイタニック』のワールドプレミアを行いました。それで、世界中に成功が広まっていったので、東京は私達にとって大変ラッキーな場所なんです。この場所で、『アバター』を公開できるを喜ばしく思っています」と、日本からさらに『アバター』の人気が広がって行く願いが語られた。
 また、「ハートに訴える映画です。ただのアクション、映像の凄さだけでは無く、ハートを動かすものであるという事です。この映画は7歳~70歳を越えた方まで、全年齢、男女を問わず、観ていただけるそういう素晴らしい映画になっていると思います」と既に世界的なヒットになっている同作に自信をみせた。

 日本での初上映に、会場に訪れた著名人も豪華である。作品のイメージを踏襲したブルーカーペット・パフォーマンスには、滝川クリステルさん、沢村一樹さん、神田うのさん、高橋ジョージさん&三船美佳さん夫妻、塚本高史さん、山崎静代さん、穂のかさん、ダンテ・カーヴァーさんらが登場した。
 この様子は3D映像が注目される作品ということもあり、大阪へ3D生中継が行われた。東西でライブ感溢れる体験が実現した。また、舞台挨拶では登壇者全員が3Dメガネをかけるパフォーマンスも行い、新時代の映像をアピールした。

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 ジェームズ・キャメロン監督の大ファンという滝川クリステルさんは、映画を既に鑑賞しその際には4、5回は泣いたと話した。そして、今回初体験となった3D映画については、別世界に誘われたよう、終わった後もしばらくその世界にいるような気分が続いたという。
 そして「本当に素晴らしい映画で、絆というか、命のつながりを凄く感じさせていただきました。本当に素晴らしかったです。日本の公開はクリスマスイヴの前日でもあるので、ロマンティックな時に始まるので、本当に神秘的な映像で、引き込まれるような映像美を感じられると思いますので、この世界を素敵な人と観て楽しんでいただきたいと思っております」と映画の感動を結んだ。

『アバター』 http://www.avatarmovie.jp
12月22日 3D特別前夜祭決定(一部劇場を除く)
12月23日 TOHOシネマズ日劇他にて全国拡大ロードショー
20世紀フォックス映画 配給
(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.

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2009年12月21日
イベント ]
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 12月20日、アニメイト秋葉原店でエミネンス交響楽団の演奏会が開催された。この演奏会は、9日に発売された新海誠監督の作品イメージアルバム「Promise」の発売を記念したものである。
 演奏会への参加対象は秋葉原店のほか、池袋店、渋谷店、横浜店の予約購入者で、先着順となっていた。会場は満席で、観客は各曲の演奏に聞き惚れていた。

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 「Promise」を演奏するエミネンス交響楽団はオーストラリアに本拠を置く。代表でバイオリン担当の由良浩明氏、ギター担当のロジャー・ロック氏、ピアノのジェム・ハーディング氏は、この日のために来日した。
代表の由良氏はイメージアルバム制作の契機について、2007年にアメリカで開催されているアニメのコンベンション「OTACON」で『雲のむこう、約束の場所』のテーマを弾いたことがきっかけと語った。
 また、普通だと自身の音楽性を加えることは出来ないが、この「Promise」のプロジェクトに関しては、そうした制約がなく自由に演奏が出来たという。それと同時に「オリジナルの意志は曲げたくないですね。ゲームのループ曲のように作ったら、自由も表現力もなくなってしまうので。こういうアルバムを作らせて頂いて有り難く思います」と話した。

 そして作曲者の天門氏と監督の新海誠氏が登場し、挨拶した。天門氏と新海監督の来場は事前に告知されておらず、当日のサプライズとなった。
 天門氏は「素晴らしい演奏を聞けて、とても幸せに思っています。サントラとして作った曲が、こうして1曲1曲独立してる。しかも元の曲よりもパワーアップしていい曲になってまして、感無量です」と述べた。
 一方、新海監督は「『彼女と彼女の猫』が僕たちの最初の作品で、演奏を聞いていて、この10年間のことを思い出しました。こんな風にまた新しく出来上がった音楽が実際に目の前で演奏されているのを聞いて、またこんな風に沢山の方々が聞いてくださってるのを見て、この10年間やってきたことはそんなに悪くはなかったんだなぁと思い始めることが出来ました」と述べた。

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 新海監督は、「『秒速5センチメートル』が2007年で、ずいぶん時間が開いてしまったんですけど、今僕たちは新しい作品を作っています」と、気になる次回作の構想にも触れた。
 「正式な発表はまだまだ先なんですけど、簡単にどんな作品を作っているのかのアウトラインだけをお話するとですね、今まで僕たちが作ったもののなかで一番長くて大きな本格的なアニメーション映画になる予定です。色んなテーマを込めてるんですけども、作品そのものとしては、ひとりの女の子が主人公の、元気な明るい、その子が飛び回るような作品になると思います」。
 また、「10年間かけて、割と、大切な人と別れなければいけない、その過程の作品を描いてきたって思いがあるんですけども、今僕たちが作っている作品は、なるべくその先に踏み出したいなという思いで作っています。大事な人と例えば離れ離れにならなければいけないとしたら、具体的にどのようにして乗り越えていけばいいのか、その先に何があるのか、そういうものを元気な女の子を通じて描く作品にし
ようと思っています」と、作品性の変化についても言及した。

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 新海監督は『秒速5センチメートル』の公開以降、中東やロンドンなどに長期滞在していた。今春の帰国後は、7月に神戸芸術工科大学で特別講義を行った以外に公の場に現れておらず、この演奏会は生の声を聞ける貴重な機会となった。
【真狩祐志】

Promise http://www.promise-project.jp/
コミックス・ウェーブ・フィルム http://www.cwfilms.jp/

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新海誠作品イメージアルバム「Promise」 12月9日発売

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2009年12月16日
イベント ]
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toskey.jpg 12月12日から『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION テセアラ編』を鑑賞する期間限定上映公開が、東京・池袋テアトルダイヤと大阪・テアトル梅田でスタートした。
 作品は人気ゲームを原作に2007年にリリースされたアニメシリーズ『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』の最新作である。前作シルヴァラント編で全ての感覚と心を失ったコレットを救うため主人公 ロイドたちはもうひとつの世界「テセアラ」を目指す。

 限定上映は人気作品の最新作を一足早く観られることから、ファンの間で大きな話題となっている。さらにテアトルダイヤでは、連日、豪華なゲストが登場するトークイベントも行われるなど連日大盛況となっている。
 公開初日の12月12日には、コレット役の水樹奈々さん、ゼロス役の小野坂昌也さん、リフィル役の冬馬由美さんが出演し、テセアラ編についてのトークで盛り上がった。

tosseiyuusan.JPG イベントの開始にまず小野坂さんが、DVD第1巻の発売が2010年3月25日に決定したことを発表。会場を訪れたファンを沸かせた。
 そして、トークはテセアラ編の内容に移っていく。まずは水樹奈々さんが演じるコレットの運命が話題に。実は感覚と心を失ったコレットを演じる水樹さんは、第1巻ではアフレコに参加していないとのこと。アフレコの最中に、水樹奈々さんがいないため寂しかった様子を小野坂さん、冬馬さんが紹介。 
 作品への出演はないが、水樹奈々さんは今回オープニングテーマ「天空のカナリア」を担当する。この曲はCDだけでも素晴らしいが、オープニングのカットにこだわっており映像と一緒になるとさらに素晴らしいとのことだ。今回のテセアラ編の大きな見所になりそうだ。

 また、今回の上映では7日間の来場者全員にアンケートが行われている。実はこのアンケートは、今後の物語の行方を左右するものだという。小野坂さんが自分の演じるゼロスの運命の行方を気にしつつも、ファンに思ったとおりの意見をと呼びかけた。
 ファンにとっても気になるテセアラ編、いよいよ幕を上げたが、ロイドやコレットの運命はどこに向うのか?今後も目の離せない展開が続きそうだ。
画像: (c)NBGI ©藤島康介 (c)T.O.S.製作委員会

『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION テセアラ編』公式サイト 
http://ova-tos.com/

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        (c)NBGI ©藤島康介 (c)T.O.S.製作委員会

[DVD]
第1巻:2010年3月25日/第2巻:2010年5月26日
第3巻:2010年夏発売予定/第4巻:2010年秋発売予定

「コレクターズ・エディション」
【各巻豪華6大特典】
1. ボーナスディスク「コレクターズ・エディション」(DVD)
2. 特製ブックレット
3. 豪華特製収納BOX ※松島晃氏描き下ろし
4. オーディオコメンタリー
5. ピクチャーレーベル仕様 
6. プレゼント応募券付きアドカード 

「エクスフィア・エディション」
【各巻豪華6大特典】
1. ボーナスディスク「エクスフィア・エディション」(DVD) 
2. 特製ブックレット)
3. 豪華特製収納BOX ※松島晃氏描き下ろし
4. オーディオコメンタリー
5. ピクチャーレーベル仕様
6. プレゼント応募券付きアドカード
*内容は予定のため変更されることがあります。
*詳しい内容は公式サイトにて確認ください。
OVA本編 各巻40分/16:9/トールケース/リニアPCMステレオ
発売元: フロンティアワークス

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2009年12月14日
イベント ]
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kaijyubook.jpg 『かいじゅうたちのいるところ』を覚えているだろうか?このタイトルに聞き覚えがなくても、モーリス・センダックの印象的なイラストの絵本を見れば、多くの人が思い出すに違いない。子供の頃みたあの話だと。
 何しろ『かいじゅうたちのいるところ』は、全世界で2000万部を販売したという大ベストセラーである。日本でもどこの幼稚園にも必ずあった、巨大な怪獣たちのイラストが印象的な作品だ。

 この短い絵本が現代の最新の映像技術を用いて、シルバースクリーンに登場する。絵本そのままデザインで、あたかも生きているかのような怪獣たちが画面一杯に飛び回る。
 そして、この映画で見逃せないのが監督である。『マルコヴィッチの穴』、『アダプテーション』などで知られるスパイク・ジョーンズ監督が起用されている。原作の世界を活かしつつ、絵本の世界とは異なるエモーショナルな大人の映画として仕上がった。ヤー・ヤー・ヤーズのカレン・オーさんの野生とスピリット溢れる音楽も、こうした作品世界を盛り上げる。

 この『かいじゅうたちのいるところ』のスパイク・ジョーンズ監督と主役の少年マックスを演じたマックス・レコードさん、そして製作プロデューサーのビンセント・ランディさんが、映画のプロモーションのため来日、12月14日には東京・六本木のザ・リッツ・カールトン東京で記者会見を行った。
 スパイク・ジョーンズ監督は、映画はアメリカ、ヨーロッパを経て、日本が最後の目的地となった、日本にこれてとてもうれしいと今回の映画がワールドワイドに公開されることを喜んだ。また、マックス・レコーズさんが映画初主演、共同脚本のデイブ・エッガーズさんも映画初体験、カレン・オーさんも映画に曲を提供するのは初めてと未知への挑戦、フレッシュな映画と紹介した。そして、映画化にあたっては、誰もが9歳の頃を体験できることを目指したという。

 その9歳の主人公マックスを演じたマックス・レコーズさんは、前日はジブリ美術館に行って来たという。初体験の東京について、「カラフルでビッグ」と子供らしく、日本を楽しんでいる様子。
 それでも「誰も受け取るものが違う映画です。それぞれの人が異なったユニークな経験が出来るのでは」と映画の見所を紹介し、プロフェッショナルさを見せた。

 記者会見には、やさしい女性怪獣KWの声を演じた永作博美さんも駆けつけた。そして、来日した3人に花束を手渡した。
 自身の吹替えは、「声優は初めて、そして絵本のは出てこなかった感情を表現するのに苦労しました」とのこと。また映画については、まず「感動しました」と一言、そして「見るほどに惹きつけられる。3度泣きました」と映画の奥深さを語った。

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『かいじゅうたちのいるところ』
公式サイト:http://www.kaiju.jp
2010年1月15日(金)丸の内ルーブル他全国ロードショー
ワーナー・ブラザース映画配給
映画画像: (C) 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.

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原作:冨山房刊

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セミナー・講演会 ]
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 12月12日、山口県の防府市文化財郷土資料館をアニメーション映画『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督が訪問した。防府市文化財郷土資料館では、11月17日から企画展「防府にかかる千年の魔法~『マイマイ新子』のふるさとを訪ねて~」が開催中であるためだ。
 この企画展は、11月21日に封切られた『マイマイ新子と千年の魔法』にちなんだものだが、今回の片渕監督の来館は急遽決定した。
 まず、同館の館長で防府市文化財課長の吉瀬勝康氏らが、来場者を前に展示の解説を行った。展示の解説の合間に、片渕監督のロケハンや制作中のエピソードも伺うことが出来、来場者は熱心に聞き入っていた。そして、展示室内をひと通り見て回った後、古代米のお粥も振舞われた。

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 その後、講座室でトークが行われた。吉瀬館長は、「3年前に(監督らが)防府市にいらした時には『どんなのが出来るのかな?』と首を傾げる感じだった」が、現在までに映画に対する見方に変化が生じたという。
 「計3回いらして、アニメを作るという割には『何でこんなに歴史のことを調べるんだろう?』と」。それと同時に、「昭和30年代のことだけでなく古い時代のことを非常に克明に調べられた」ことに感心していた。「発掘調査の報告書とか普通の方は殆ど見ないですから」。
 また、防府市文化財郷土資料館が出来たのは2年前のことだった。ちょうど映画を制作する話が持ち込まれたことから、「これが映画になったら郷土史料館で企画展ができるぞということで期待したんですね」。
 そして、5月に地元で試写を行ったことにも触れた。「自分たちの住んでる町が映画になってるのは感動なんですけど、これが全国公開されて受け入れられるのかなと余計な心配をしました」。

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 吉瀬館長は片渕監督に、原作ではあまり触れられていない1000年前の様子が取り入れられた狙いなどを訊ねた。
 片渕監督は「昭和30年っていう舞台が、今から言うとひょっとしたら若い人たちには現実離れして見えるかも知れない」といった部分も踏まえ、「1000年前に起こった事件と昭和30年に起こった事件を何か関連して描けるか。それを乗り越えて描けるところ、非日常だけど日常に生きる我々にも大事なものが描けるかな」と答えた。

 また吉瀬館長は「この映画の良さを言葉で表現できないけどいい」、「何で泣いてしまったのか分からない」といったネットでの感想を受け、「リアルに基づきながらもこの世界は子供の世界がまるごと表現されている」ことを評価した。
 それについて片渕監督は「映画の中では大人の事情がいくつか出てくるんですけど、天変地異のように降ってくるものなので子供にとっては分からないだろう」と述べた。そうした理不尽さもリアルに共感出来て無意識のうちに観客へ伝わっているに違いない。
 「1000年前と昭和30年の子供の心ってのは時を超えて同じように分かるんだ、そして次の時代の人が自分の子供の時のことを思い出してもいいんだと」。

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 最後に吉瀬館長は、「いわゆるご当地映画という危惧を持ってたんだけど、それは杞憂に過ぎなかった。逆に全ての世代の人に伝わる名作が防府であったというのが有り難かったし、幸せを感じる」と締めくくった。
 「むしろ他所の地域の人たちの方が、本当に深く見てくれてる。逆に私たちが地元だからということで構えてしまっている。純粋なアニメ映画として見て感動できる」。

 その晩、片渕監督は地元のコミュニティFM「FMわっしょい」に出演もした。翌日は「『マイマイ新子と千年の魔法』探検隊2」と称したロケ地巡りが行われるなど多忙なスケジュールをこなした。
 『マイマイ新子と千年の魔法』の上映は、地元山口県以外では殆ど終了したが、東京では19日よりラピュタ阿佐ヶ谷でレイトショーが始まる。このほかの地域でも、ネットでの反応を受けたリバイバル上映が熱望されている。
【真狩祐志】

マイマイ新子と千年の魔法 http://www.mai-mai.jp/

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2009年12月11日
セミナー・講演会 ]
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 いまから68年も前に制作された長編アニメーション『バッタ君 町へ行く』が、ニュープリントになって日本で甦る。世界の良質なアニメーション映画を届ける三鷹の森美術館ライブラリーが取上げる最も新しい作品だ。
 作品は1930年代から40年代に、ウォルト・ディズニーに匹敵する人気を得たフライシャー兄弟が創り出した最後の長編作品。70年近くも前に、全編78分が手描きのフルアニメーションで動き回る驚異の映像を実現した。世界のアニメーションを語るうえで外すことの出来ない作品である。

 この『バッタ君 町へ行く』の魅力を、アニメ業界を目指す若者と学生を指導する先生たちに紹介するティーチインイベントが、12月10日東京アニメーションカレッジ専門学校で行われた。
 まず映画を鑑賞し、その後に映画の魅力を専門家が語るものだ。映画の魅力伝えるために当日は、三鷹の森ジブリ美術館の中島清文館長、杉並アニメーションミュージアムの鈴木伸一館長、そしてスタジオ ジブリの百瀬ヨシユキ監督が教壇に立った。

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 ティーチインは、まず会場からの感想を聞くことからスタートした。学生たちからの感想は動きに関するものが目立った。虫たちの逃げ回るシーンの動き、モブ(群集)シーンの動きなどである。
 百瀬さんはこれについて、主人公だけでなく、周りが常に動いていることの楽しさを指摘する。そのうえで、『崖上のポニョ』で目指したものもこれと同じものだったという。手描きで動いている、いつもどこか動いている、そういった映画なのだ。さらにモブシーンは大変だけれど、アニメーターが遊びを入れることが出来るシーンだと、アニメーター志望者に意外な楽しさを紹介する。

 鈴木館長にとっては、フライシャーの魅力はギャグの良さだ。フライシャーはギャグで売っていたこともあり、ギャグがいい、やぼったさがあるところがいいと話す。ディズニーには上品さがあって、そのディズニーには出来ないことをフライシャーはやるのだ。
 そして最後に中島館長が、今回のニュープリントを手に入れるための苦労話も披露した。既に著作権フリーになっている作品であることや、フライシャーの倒産後に権利が転々としていたことから交渉が難航した。しかし、三鷹の森美術館ライブラリーの意義を説明することで実現したという。
 その甲斐もあり、今回の映画はテクニカラーの美しい映像を見事に再現した。宮崎駿監督は「アニメーターをやるやつは見ておくべき」とこの作品を評している。しかし、『バッタ君 町へ行く』はアニメーターの人達だけのものにしておくには、もったいない歴史に刻まれた作品だ。

『バッタ君 町へ行く』 公式サイト http://www.ghibli-museum.jp/batta/
12月19日全国順次ロードショー

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2009年12月08日
イベント ]
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 押井守監督の劇場最新作『アサルトガールズ』が、いよいよ12月19日に公開される。10月19日の記者会見では、映画の内容が明るい感じになったと述べていた。それに関する少々掘り下げた話について、カーネル役の佐伯日菜子さんと共に会見後に伺えた。

 押井監督は、撮影前と後についての印象を「(映画の)準備している間にちょっと変わって、撮影してる間にまたちょっと変わって、編集やったらまた変わって、音響と仕上げやったら完全に変わっちゃった。最初はもうちょっとハードな感じかなと思ってた」と話した。
 一方、佐伯さんは「具体的に変わったというのはなかったかも。現場で指示的なものって、絵コンテはあるんですけども、結構絵コンテと一緒じゃなかったですかね?」と答えた。

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 「カーネルに関してはそんなに変わってないんですよ」と押井監督は続けた。「ただ編集の感じで、(主人公の)グレイとのケンカの部分ではあるかも知れない。脚本で読むのと実際に編集して画面になるのとで、間というか合いの手が入ってくると変わってくるんだよね。やっぱり面白い間を優先的に残していくわけでしょう」。
 『アサルトガールズ』の世界観設定は『真・女立喰師列伝』の一篇『ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子』から続いているため、カーネルもそれに準じている。「ある程度想定してる部分もあったけれど、あの3人の中では彼女が一番タフなんですよ。ただカタツムリの辺りから変わったかな」。
 劇中で印象的なシーンは数あるが、カタツムリのシーンも各キャラクターの一面を特徴づける名場面となっている。「昔と違って今はその場で映像チェック出来るわけで、見たらみんなカタツムリとの絡みが良かったわけですよ。タフでタイトなキャラクターなんだけど、意外と子供っぽいというか。それも日々変わっていくんで、3人の撮る順番がバラバラだから、最終的には編集でしか決着が着かない」と撮影していくうちに変化していった欠かせない要素の1つとなったようだ。

 また「ケンタッキーの延長線上で、タイトな映画になるのかなと思ってたんだけど、凛子が大きいかな」と撮影中に変化が生じた一因を挙げた。菊地凛子さんが演ずるルシファは天然系のキャラクターだ。「そういうキャラクターを生かそうと思うと、どうしてもバランスが悪い。昔だったら都内に持って帰ってラッシュ見て、見るまで分からない。その場で見れるってことは現場が変わってくるってことだから。それが身軽に出来るようになった」。

 それから押井監督は「実写映画ってコンテじゃないなってのが分かってきた。コンテに縛られていると、現場で一番いいものを見落としてしまうってのが多いんで」とも述べた。撮影に臨むに当たり、プロットを一晩でA4に数枚、「今まで描いた中で一番殴り描き」という絵コンテを制作会社の会議室で6時間くらいで描いたという。しかしこれも、スタッフがスケジュールを決めるためや、何をするかを示すものでしかなかった。逆に「CGとかアニメとか実際に作る人間は、コンテに影響されるから面白いカットがあったらその通りにする。カッコよくする方向はみんな得意なわけだけど、外すってのが意外に難しい」と、実写との違いについて考察した。

 最後に押井監督は、自身が気に入っている映画『ロード・オブ・ザ・リング』を念頭に置き、日本でファンタジーを制作するための心構えにも触れた。日本人が体験してきたファンタジーはゲームやSFといった国外のものであることから、日本語でやると違和感があるという。
 そして「ファンタジーとして仕上げるための1つの回答が女優さんをメインにやるということ。男で撮るより遥かに難しい」と話し、さらに「仮想空間の断りのなかでしか、たぶん日本人はモンスターと戦う世界を獲得できない」などといった制作中の模索を語った。
【真狩祐志】

『アサルトガールズ』 公式サイト http://assault-girls.nifty.com/

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2009年12月06日
イベント ]
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 1990年代に日本中を席巻した『美少女戦士セーラームーン』シリーズは、いまもなお多くのファンの心に刻まれたアニメ作品だ。テレビ放送終了から12年を迎えた2009年は、新たにアニマックスで放映開始、さらにシリーズ全5作のDVD COLLECTIONが発売されるなど、再び大きな盛り上がりを見せている。
 このDVD COLLECTIONの発売を記念して、2009年12月6日東京・秋葉原のUDX THEATERでセーラー戦士を演じた5人の声優をゲストに招いたトークショウ、上映会が行われた。ステージに登場したのは月野うさぎ役の三石琴乃さん、水野亜美役の久川綾さん、火野レイ役の富沢美智恵さん、木野まこと役の篠原恵美さん、愛野美奈子役の深見梨加さんである。

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 5人に加え、『セーラームーン』を何度も見て育ったという喜屋武ちあきさんがセーラームーンのコスプレでMCとして登場。そして、その美声で今回『ムーンライト伝説』を歌いあげたセーラームーンの大ファンのアニソン歌手HIMEKAさんという超豪華メンバーになった。
 久々のセーラー戦士5人の集結となったが、そのステージは時の流れを全く感じさせない。三石さんが「(当時は)クラスメイトのようだった」言うように、息の合ったトークセッションで盛り上がる。HIMEKAさんはそれぞれのキャラクターのイメージにも合わせたファッションの声優陣に、「みんなきれい。キラキラしている」と感嘆の声を上げる。

 「久しぶりのセーラームーン。みんなと一緒にいられてうれしい」と三石さんは、5人が揃ったイベントに喜びの声をあげる。篠原さんも「本当に楽しみにして来ました」、深見さんは「一瞬で時間が戻りました」と、それぞれにとって今回のステージは通常のイベント以上の様子だった。
 「この5人で同じステージに立つのは何年ぶり?十何年ぶり?」と久川さん、既に楽屋で大いに盛り上がり、そのままステージに上がったとのこと。言葉どおりに、放映中の裏話の披露などでトークセッションは大いに賑わった。
 当時は富沢さんがリーダーシップをとることが多く、突然企画したクリスマスパティーで何も食べるものを用意していないという富沢さんの家に皆で押しかけたらキャビアが出て来た話。実は深見さんと篠原さんは4話から登場しており、その役は妖魔だった・・などなど。

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 トークではファンから選ばれた人気エピソードの紹介、そして声優陣のお気に入りエピソードも紹介。そして、喜屋武ちあきさんとHIMEKAさんからの質問コーナーなど盛りだくさんの内容。会場を訪れたファンにも大満足な内容だったに違いない。
 最後は三石さんの挨拶でイベントは締めくくられた。「うさぎちゃんは泣き虫でドジ、戦いになっても自分から逃げたくなっちゃう女の子。でも、最後には友だちのため、愛する人のために戦うんです。子供たちが、そんなに無理にがんばらなくてもいいんだ、いい子でいなくてもいいんだ、と感じながらもやるときにはやると思って欲しいです」。
 そして、『セーラームーン』は役者さんや当時のスタッフ、原作の武内直子さんの力が集結した宝箱のような作品、いま観ても全然古くならない作品と語った。
 その三石さんの言葉どおり、これからも『美少女戦士セーラームーン』は愛され続けることになりそうだ。

『美少女戦士セーラームーン』DVD-COLLECTION
発売記念スペシャルイベント

ゲスト:
 三石琴乃 (月野うさぎ)
 久川綾 (水野亜美)
 富沢美智恵 (火野レイ)
 篠原恵美 (木野まこと)
 深見梨加 (愛野美奈子)
 HIMEKA 
MC: 喜屋武ちあき

日時: 12月6日(日)
会場: UDX THEATER
主催: 東映アニメーション/東映ビデオ

「美少女戦士セーラームーン」DVD-COLLECTION (全2巻)
http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/sailormooncollection.html
「セーラームーン」TV シリーズ全5シリーズ 期間限定生産!
(2011年12月末まで)
発売元:東映アニメーション・東映ビデオ
販売元:東映

■ 「美少女戦士セーラームーン」
各税込 12600円
【Vol.1】12月11日発売 【Vol.2】2010年1月21日発売
以降各シリーズ随時発売

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2009年12月03日
その他 ]
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 今年で13回目を迎えた文化庁メディア芸術祭大賞が、12月3日に実行委員会より発表された。このうちアニメーション部門大賞を、細田守監督の『サマーウォーズ』が受賞した。
 細田監督は2006年の『時をかける少女』でも、同賞を受賞している。2作続けての大賞受賞となる。また、『サマーウォーズ』は10月に発表された第24回デジタルコンテンツグランプリの経済産業大臣賞を受賞しており、国内で注目される大型の賞を相次いで獲得した。

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 発表記者会見に姿を見せた細田監督は『サマーウォーズ』の受賞について、映画がオリジナルの脚本であることにふれ「(現在のアニメ業界では)オリジナル脚本になかなかチャンスない状況の中で、チャレンジした」と語った。
 また、「アニメーションは現在不況にある。本数が減って、企画が保守的になっている。作品の心意気を認めて貰えてうれしい」と、今回の受賞はアニメ制作の現場にもポジティブなものと捉えた。

 アニメーション部門では、このほか優秀賞にチェコの巨匠イジィ・バルタ監督の『屋根裏のポムネンカ』、橘正紀監督の『東京マグニチュード8.0』、スイスの2Dアニメーション『The Cable Car 』(クラウディウス ゲンティネッタ/フランク ブラウン)、そして中田 秀人監督の『電信柱エレミの恋』の4作品を選んだ。
 海外から2作品、そしてストップモーションアニメーションが2作品選ばれているのが特徴だ。さらにテレビアニメから劇場映画、短編とメディア芸術祭らしい多彩な作品群である。
 今後のさらなる飛躍を期待する奨励賞は、『アニマルダンス』(大川原 亮)である。平面的で大胆に単純化された絵が、ダイナミックに動くのが魅力だ。

 また、新たに特別功労賞が設けられ、今年7月に亡くなられたアニメーター金田伊功さんに贈られた。もともと文化庁メディア芸術祭は、現在活躍しているクリエイターを表彰する趣旨があり、死後贈賞をしない方針としていた。しかし、金田伊功さんのアニメ界に残した足跡の大きさから、敢えて新しく特別功労賞を設けその貢献を讃えることとした。
 実行委員会によれば、金田さんはアニメの動きや光にダイナミズムを生み出し、アニメーションの新たな表現を生み出した。また、多くの追随者を生み出し、日本のアニメに多大な影響を与えたことを功績とした。
 金田伊功さんは第24回デジタルコンテンツグランプリでも、審査員特別賞を受賞している。アニメや映像関係者の多くが、その逝去を悼むかたちとなった。

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 マンガ部門の大賞は、幸村誠さんの『ヴィンランド・サガ』である。11世紀初頭の北ヨーロッパを舞台にした物語がストーリーマンガの王道として高く評価された。幸村誠さんは、SFマンガ『プラネテス』でもよく知られている。『ヴァイランド・サガ』は、2005年から連載を開始している。
 記者会見で幸村さんは、外国の歴史のマンガなので外国に行かなければ話ならないと、かなり綿密な取材を行った様子を紹介した。また、今後の展開については、これまではヴァイキングの戦争シーンが中心だったが、これからは人間の内面が描かれると、今後もさらに展開する作品について語った。

media-yukimura.jpg マンガ部門の優秀賞は『イムリ』(三宅乱丈)、『海獣の子供』(五十嵐大介)、『この世界の片隅に』(こうの史代)、『へうげもの』(山田芳裕)と実力派の作品が並んだ。いずれも商業マンガとなり、同人誌、ウェブマンガの受賞は叶わなかった。これについて審査委員の細萱氏は、「応募作品以外に優れた作品が世の中にあり、その状況を考えると選べなった」と説明した。今後は、そうした優れた作品の応募を呼び込むことが課題と述べた。
 さらに実行委員会は今回の大きなトピックとして、タイのウィスット・ポンニミットさんの『ヒーシーイット アクア』が奨励賞を受賞したことを挙げた。この作品が文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で初の海外からの受賞になるからだ。

 このほかアート部門は、米国のアメリカのデイヴィッド ボーエンさんの『growth modeling device』が、エンターテインメント部門は『日々の音色』 (ナカムラ マギコ/中村 将良/川村 真司/ハル カークランド)が受賞している。
 エンターテインメント部門の優秀賞になった『NARUTO-ナルト- ナルティメットストーム』は、リミテッドアニメを極限まで研究した作品とした。そのうえでアニメーションパートとゲームパートが優れていると高く評価された。
*画像は「ヴィンランド・サガ」 (幸村誠) (c)幸村誠/講談社

文化庁メディア芸術祭 http://www.cgarts.or.jp/festival/index.html

受賞作品一覧

[アニメーション部門]

大賞
『サマーウォーズ』 (細田守)
優秀賞
『屋根裏のポムネンカ』 (イジィ・バルタ)
『東京マグニチュード8.0』 (橘正紀)
『The Cable Car 』 (クラウディウス・ゲンティネッタ/フランク・ブラウン)
『電信柱エレミの恋』 (中田秀人(ソバットシアター))
奨励賞
『アニマルダンス』  (大川原 亮)

[マンガ部門]

大賞
『ヴィンランド・サガ』 (幸村誠)
優秀賞
『イムリ』 (三宅乱丈)
『海獣の子供』 (五十嵐大介)
『この世界の片隅に』 (こうの史代)
『へうげもの』 (山田芳裕)
奨励賞
『ヒーシーイット アクア』 (ウィスット・ポンニミット)

[アート部門]

大賞
『growth modeling device』 (デイヴィッド・ボーエン)

[エンターテインメント部門]

大賞
『日々の音色』 (ナカムラ マギコ/中村 将良/川村 真司/ハル・カークランド)

[功労賞]
宮本茂 ゲームクリエイター 

[特別功労賞]
金田伊功 アニメーター 

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2009年12月02日
その他 ]
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 2010年1月23日に、『劇場版 遊☆戯☆王 ~超融合!時空を越えた絆~』が全国公開される。映画は人気テレビアニメシリーズの劇場用アニメ3D映画として、既に大きな話題と注目を集めている。
 その映画に新たな話題が加わった。ビジュアル系バンド jealkbが、映画の主題歌『makemagic』を歌うことが決定したからだ。11月30日には、都内で記者会見が開かれ、主人公たちの最大の敵となるパラドックスを演じる田村淳(ロンドンブーツ1号2号)さんとjealkbが駆けつけた。

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 今回の映画の鍵となる重要な役パラドックスを演じる淳さんは、「とにかく強いので、アフレコしていて気持ちよかったですね。歴代の主人公、遊戯・十代・遊星が3人がかりでも全く相手にならないんですから。いい気分でした(笑)」と大満足な様子。
 そして、「彼(パラドックス)は誰にも理解されない、深い悲しみを背負って戦っているんですよ。そこがそっくりですね(笑)。僕も世間から色々と誤解されやすいので、“本当の俺はそうじゃないのに!”と思いながら、毎日テレビカメラの前で戦っています…」と、パラドックスと自分を重ね合わせる。
 『遊☆戯☆王』については、「「週刊少年ジャンプ」を小学生の頃から今でも毎週買い続けているので、もちろん知っていました」と人気作品の出演に意欲も満々だ。

一方、謎めいたバンドで知られるjealkbは、まず淳の双子の兄らしいhaderuさんがコメント。
「僕の双子の弟・淳が声優をやると聞いて、ちょっと悔しかったんですよ。こっちも負けていられないと思い、映画会社さんに“主題歌やらせてください”って直談判したら意外にあっさりやらせてもらえました(笑)」
また、『遊☆戯☆王』についても、弟と同様大ファンの様子、
「『遊☆戯☆王』は10周年なんですか?いや、もちろん全部観ていますよ!」とのこと。

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 今回の主題歌『makemagic』を書き下ろしたhaderuさんは、ビジュアル系バンドなのでまずは“化粧=make”というテーマに、haderuさんの感じる『遊☆戯☆王』のイメージをミックスしたと曲づくりを語った。
 曲の聴きどころは、「pri hani fei」のフレーズ。実は「pretty honey face」言っているとのことで、是非聴き取りたいところ。さらに振り付けも面白いので、ぜひ覚えてみてくださいとアピールし、様々に楽しめる曲に仕上がった様子だ。『makemagic』は1 月20 日に、YOSHIMOTO R&C よりリリースされる。

映画『劇場版 遊☆戯☆王 ~超融合!時空を越えた絆~』
2010年1月23日全国3Dロードショー
http://www.yugioh10th.com/

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