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第25回
プライムタイムにアニメが放送されない時代 |
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| [ セミナー・講演会 ] |
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マンガ家幸村誠を最初に観た時は少し驚いた。『ヴィンランド・サガ』、その前作『プラネテス』のイメージと直ぐに結びつかなかったからだ。いずれもシリアスなテーマを持ち、緻密に練られた作品で、目の前にいる冗談を交えながら明るく話す、無邪気にも見える人物像とやや異なって感じたためだ。 シンポジウムは審査員ふたりが質問を投げかけて、それに幸村誠が答えるかたちだ。質問者ふたりにゲストが一人、そして幸村誠が慎重に言葉を選ぶこともあり、話の核心に十分入り込めないややスローなスタートとなった。そこで、最初の感想が浮かんで来たわけだ。 幸村誠によれば『ヴィンランド・サガ』を描く際に、ヴァイキングをテーマに選んだのは、必ずしもヴァイキングが好きだったからではない。まず、暴力を作品のテーマにしたかった、そして日常的に暴力のある舞台を探した結果だという。そこで、日本の歴史を選ばなかったのは、既に多くの作品が日本の歴史を取り上げて来たからだと説明する。 読者が作品を読んで楽しいかどうかは、幸村誠にとってとても重要なことだ。彼はかつて編集者に言われた「人が自分のマンガを読んでくれると思うな」との言葉を引き合いにだし、読者にはどうか読んでくださいという気持ちを持つことが大切と語る。絵やコマ割はストレスがないように考えて描いており、時には外国語に翻訳した時にどう見えるかさえ考えて絵を描く。まず読者ありき、作品と読者への真摯な姿勢だ。 文化庁メディア芸術祭のシンポジウムの目的は実はよく判らないところもある。受賞作品を語るのは簡単だが、作品を語ることで何を伝えるのか、それはメディア芸術祭に限らずしばしば曖昧になりがちなことだ。 文化庁メディア芸術祭 http://plaza.bunka.go.jp/ 2月11日(木・祝)13時〜14時半 |
| posted by animeanime at 2010.02.15 |
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