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日本アニメが米国で人気と言われているが、実際にどんな作品が米国で人気があるのだろうか。昨年7月、筆者が米国のアニメエクスポ2004で行った会場調査の一部から考えてみたい。調査結果は記入式のアンケート調査で200問ほどある質問のうちの一つである。回答者は114人で、好きな作品に関する質問は、最も好きな作品名を上限3作品まで記名式で行っている。
調査結果では全部で111作品が言及されている。この結果から米国市場には非常に幅広い数の作品が公式、非公式に普及していることが確認出来た。しかし、好きと答えたのが1人のみの作品が60作品、2人だけの作品が18作品であり、実際の回答は複数回答にもかかわらず少数の作品に人気が集中している。
最も人気のあった作品は『カウボーイビバップ』であった。具体的な作品名を挙げた回答者の15.7%が自分の好きな作品のベスト3に『カウボーイビバップ』を挙げた。『カウボーイビバップ』は現地雑誌の人気投票でも人気が極めて高く、この作品の日本アニメのファンからの支持は非常に高いといえる。
こうしたカッティングエッジなアニメ作品はコンベンションに来るようなファンに人気があり、3位『るろうに剣心』や5位『トライガン』といった作品の人気も同じ流れで理解出来るだろう。
今回の調査で何より驚かされたのは2位の『NARUTO-ナルト-』の高い人気である。『NARUTO』は、調査の時点でテレビ放映もDVDの販売もされていない。マンガ出版が半年前に始まったばかりで、米国市場で露出度はあまり高くなかった。しかし、会場でも『NARUTO』のコスプレが溢れており、熱心な日本アニメファンは日本アニメの情報をインターネットなどから取り、新作アニメの人気では日米のコアなファンの間でほとんど時差がない。
同様のことが、6位の『鋼の錬金術師』にもいえる。『鋼の錬金術師』に至ってはアニメどころか、マンガの出版も行われていない状況の中での高い支持だけに驚かされる。
近年、女性のアニメファンが増えているとされるが、調査結果はそうした傾向も反映している。全体の回答者の約4割が女性であったのに加え、女性向けの作品として『フルーツバスケット』が3位と高い支持を集めている。このほか、『るろうに剣心』、『鋼の錬金術師』、『美少女戦士セーラームーン』などで女性の支持が男性の支持を上回った。
これ以外では、『乱馬1/2』や『ドラゴンボール』、『エヴァンゲリオン』、『』天地無用』などの米国で人気があるとされている作品が順当に挙げられている。
全体に日本での人気と大きな違いはないが、日本であれば必ず挙がる『ガンダム』といったロボットアニメの支持はほとんどなく、意外なことにジブリ作品もほとんど挙げられることがなかった。
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