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2005年06月25日
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 日本アニメが米国で人気がある理由について、日本独特のアートスタイルに加えて日本アニメのストーリーがより複雑で魅力的であることが挙げられている。こうした事実が多くのアニメファンから認識されていることが、1998年テキサス大学のスーザン・J・ネイピア教授がアニメファンに行った調査で明らかになっている。(参照『現代の日本アニメ「AKIRA」から「千と千尋の神隠し」まで』(中央公論社:2004年))
 日本アニメが米国アニメーションより複雑な物語を持つと認識されていることを確認するため、米国の日本アニメファンに日米の16作品を提示してその作品が複雑かどうかYES//NOで質問をした。調査は昨年7月、筆者が米国のアニメエクスポ2004で行った会場調査によるものである。
 調査結果は、こうした点がかなり明確に現れた。調査のため挙げた『美女と野獣』、『ファインディング・ニモ』、『シュレック』、『スパイダーマン』、『パワーパフガールズ』全ての米国作品を8割から9割を超える回答者が複雑なストーリーでないとみなしている。対照的に『カウボーイビバップ』、『AKIRA』、『攻殻機動隊』といったカッティングエッジな作品は半数以上の回答者が複雑な物語を持つとした。
 特徴的なのは、日本アニメの中でも比較的低年齢向けの作品『ドラゴンボール』、『遊戯王』、『セーラームーン』などでも、米国作品より複雑だと考える人の割合がかなり高いことである。こうした結果から日本アニメは米国アニメーションより複雑な物語を持っているという認識が米国にあることが裏付けられる。
 しかし、『ポケットモンスター』のみは米国作品を含めても、複雑なストーリーを持つと考える回答者が最も少なく日本アニメの傾向からはずれている。『ポケットモンスター』については、ストーリーの複雑さ以外の多くの質問の回答でも日本アニメより米国アニメーションの回答傾向に近く、この作品が日本アニメにおいて特異な作品であることを示唆している。

    hyou
(n=114)
調査日:2004年7月2日から4日
調査場所:米国カリフォルニア州アナハイム市 アナハイムコンベンションセンター
調査対象:日本アニメに関心のある16歳以上の男女
調査数:114

日本アニメと米国アニメーションの複雑さの違い  (グループごとの度数平均値)
      hyou

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posted by animeanime at 2005.06.25
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