| [ 東京国際アニメフェア2006 ] |
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アニメの資金調達のシンポジウムは、東京国際アニメフェアでもお馴染みのパネルである。資金調達関連のパネルは当初こそ違和感があったが、コンテンツファイナンスやコンテンツファンドが普及するに連れて、今では珍しいものではなくなっている。 しかし、今回のシンポジウムでは、今までとは異なった視点もあった。コンテンツ関連のファイナンスというとこれまで、コンテンツ信託に代表されるような作品に対するファイナンスが中心に取り上げられてきたが、今回は会社自体に対するコーポレートファイナンスも話題になったからである。 逆に、製作員会の欠点として著作権保有者がばらばらなことが森氏から指摘された。森氏は個々の権利を捨てて権利の一元化が必要でないかと考えている。しかし、もともと経済産業省によるコンテンツファイナンスの育成は、作品の権利を持たない制作者が権利を持つことで利益を獲得出来るようにするという考え方が出発点にあった。 アニメーション制作の資金調達情報2006 |
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| [ 東京国際アニメフェア2006 ] |
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東京国際アニメフェアは、今回は海外からの出展も市場最高とされている。しかし、実際は海外企業のブースは、例年同様にあまり目立った存在ではなかった。もともと、東京国際アニメフェアは、日本アニメの振興と育成を図る目的でスタートしただけに、参加者の関心もそちらのほうに向きがちのためである。 そのなかで、韓国勢の積極的な姿勢が目立っていた。最も大きなのは、韓国文化コンテンツ振興院が取りまとめている韓国制作会社を紹介するブースである。実際には、現段階では韓国アニメの日本での販売実績は、ドラマや映画に較べるとかなり少ない。
今回のアニメフェアで、国内の出展者は主な制作会社、放送局、代理店などアニメビジネスに関連のありそうな企業はほとんど出揃った。今後、さらにアニメフェアを価値あるものにし、発展させるならば海外からの出展者の取込が必要である。 韓国文化コンテンツ振興院 |
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東京国際アニメフェアの2日目に開催されたシンポジウム「中国著作権ビジネス展開とCJマークの可能性」は、日本の制作会社から見た中国ビジネスの可能性が中心となった。シンポジウムのテーマは、中国の著作権問題や海賊版の問題とされていた。 最初に講演を行なった東映アニメーションの大山秀徳氏は、中国でのアニメビジネスの難しさを1)許諾の必要な市場で時間がかかること、2)海賊版が多いこと、3)外資規制があり100%の外資出資会社の設立が難しいことを挙げた。 また、大山氏は中国が世界のなかで特別なマーケットではない、グローバル市場のひとつとして他のマーケットと同様にあたって行くと主張した。そのうえで、制作会社が版権の利用と制作会社として権利保護を目指すのは、優れたコンテンツの再生産に必要なプロセスというメッセージで話を締めくくった。 手塚プロダクションでライセンス管理を手掛ける内藤氏は、中国の法令の変遷から現在の中国のライセンスビジネスの在り方について解き明かした。内藤氏によれば、かつて中国には人脈重視の法律というものが全く重視されない時代があったという。 今回、例として中国での模倣品が間違えで出版や商品化権を取ってしまうケースが挙げられた。例え、それが違法だと証明出来ても、今度は自社のその商品での許可を取れなくなることがあるという。つまり、中国の法律では同じ商品で二度申請は出来ないことが壁になるためである。 CODAの後藤健郎氏の主張は、制作プロダクションの両氏に較べるとより戦闘的であるといえるかもしれない。同機関が、実力行使(エンフォースメント)も含めた海賊版撲滅を目指しているためである。 後藤氏は海賊版業者の摘発を始めとしたエンフォースメントが、近年大きな成果をあげていることを強調していた。そうした成果として、香港の有名な海賊版市場で日本アニメの海賊版をほぼ一掃し、現在そこでは正規版が売られ始めていることなどを挙げた。 シンポジウム全体からは、2、3年前の中国市場では何が起きているか判らない、海賊版はどうにもならないといった事情は、かなり変わり始めていることが感じられた。中国市場での現状認識が進むに連れ、その中でいかにビジネスを進めて行くかについて動き出しているからだ。 ■中国著作権ビジネス展開とCJマークの可能性 東京国際アニメフェア |
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東京国際アニメフェアのシンポジウムのトップをきって開催されたのが、『進化する欧米のアニメ市場と日本企業の戦略』である。もともと東京国際アニメフェアは、海外に向けた日本アニメの売り込みを主要な目的に始またから、これほどアニメフェアに相応しいパネルはないであろう。
シンポジウムの雰囲気は、楽観も悲観もなくといったように感じた。例えば、アメリカであれば、海部氏の提示した資料では、日本アニメの市場は大きな市場ではないが、少なくとも現在の市場規模を維持しつつあるようだ。 ヨーロッパについても、豊永氏はプラスのベクトルとマイナスのベクトルが両方存在するという。地上波放送で日本アニメは縮小する傾向にある一方で、有料チャンネルのマーケットが広がっているからである。また、フランスでは『鋼の錬金術師』や『MONSTER』といった大人向けの作品が、ゴールデンタイムに放映されるなど、これまでなかった大人向けのアニメ市場が生まれつつあると解説した。 ■進化する欧米のアニメ市場と日本企業の戦略 |
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