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2009年04月25日
0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー ][ もーろー日記 ]
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斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー」

第7回 もーろー日記/2009年3月-1-

今日は特撮、明日はアニメ。どこまで続く?特殊映像三昧の日々よ。
流れ流れて行き着く先は…。

斉藤守彦

■ 丁寧なシリーズ構成と、エピソード編が光った「ケータイ捜査官7」

[3月某日。]
 昨年4月からオンエアがスタートした「ケータイ捜査官7」も、いよいよラスト。三池崇史監督による最終回は、1時間枠でのオンエアだ。スタート当初は、携帯電話に手足をつけた、そのレレレなフォルムに違和感を感じたものの、毎週見ていくうちに目が慣れてしまうあたりは怖い。初期の設定解説編からエピソード編、強敵の登場、登場人物たちの葛藤、最近のヒーローものではよくある、味方組織の誕生秘話、そしてラスト・クールに於ける最終決戦。「ケータイ捜査官7」のシリーズ構成は、おおむねこのパターンを踏襲しているのだが、ひとつひとつの要素を見せていく、その流れがスムーズで、妙な言い方だが「視聴者を置いてけぼりにしない」巧みな構成であった。前後のエピソードを無視して、唐突で「おいおい、なんでそーなるの?」とツッコミたくなる展開をしなかったあたりの誠実さは高く評価したい。

 全45話(+スペシャル・エピソード3話)という、3クール以上4クール未満の話数は、当初全51話が予定されていたものが短縮されたせいだそうだが、メインのエピソード以外にも、小中和哉、鶴田法男、渡辺武監督らの手による、エピソード編が丁寧に作られていたことは、シリーズの充実に大きく貢献したと言えるだろう。ただしゲスト監督編である押井守監督の「圏外の女」前後編は、なぜこの時期にこの内容?という疑問大いにアリ。サブタイトルさながら、シリーズとしては圏外に置きたい出来であった。細かい設定と伏線が張られたシリーズだったので、ゲスト監督の入りどころが難しかったのは分かるけど、いくらなんでもこれは…。
 それにしても、その風貌からして女教師っぽい伊藤裕子が、最終回で「いい加減にしなさいっ!!」と、主人公・ケイタを戒めるあたりは、もー完全に女教師炸裂!!!いつアンドロ仮面に変身するかと…違うか(笑)。現在は大根仁監督の「湯けむりスナイパー」で、温泉旅館の女将さんに扮しているのだから、コスプレ系がハマる女優さんなのだろう。

■ クールアニメ・マーケティング・ヒストリー」のココロ
 
[3月某日]
 この「特殊映像ラボラトリー」用に取材・執筆した「クールアニメ・マーケティング・ヒストリー/『時をかける少女』編」が、無事アップデイト。この「クールアニメ・マーケティング・ヒストリー」は、名作アニメ映画の舞台裏というか、メイキングではなくマーケティングのプロセスを取材したもので、最初の「ルパンVS複製人間」「アキラ」こそ、製作年度の古さから、多少のメイキング取材をしたものの、本来はマーケティングについて触れたものなのであーる。
 なぜそうしたかといえば、メイキングなどの情報は、公開時雑誌や各種出版物で公にされることが多く、特にDVDリリース時の映像特典に、オフィシャル・メイキングが収録されたりすると、取材した立場としては、もう立つ瀬がないわけですよ。某社のように、メイキングは自社のオフィシャルのみで、基本的にメディアからの現場取材には応じないというところもあるし。

 まあそんな状況と、「アニメ!アニメ!」は、アニメ・ビジネスサイトであることを考慮した結果、1本のアニメ映画が配給された背景に注目し、なぜそういうマーケティングを行ったのか?またその成果はどうだったのか?を検証したかったのだ。
 今や様々な企業が映画に出資する時代。ところが、映画そのもののメイキング情報はあっても、完成した映画がいかにして公開されたかという、配給・興行関係の資料はほとんどないという現実。実際、当事者の方々は困ってますしね。そういうの、良くないですよ、ビジネスとして。
 で、次回の「クールアニメ・マーケティング・ヒストリー」は、クールアニメという以上、この作品は避けて通れない!!はい。あのアニメ映画についてです。鋭意取材中。

2009年3月-1- 「ケータイ捜査官7」ほか
2009年3月-2- 紀里谷和明監督「GOEMON」 
2009年4月-1- 「ラスト・ブラッド」ほか
2009年4月-1- 「真マジンガー」、「クレヨンしんちゃん」

[筆者の紹介]
斉藤守彦
1961年生れ。静岡県浜松市出身。
映画業界紙記者、編集長の経験の後、映画ジャーナリスト、アナリストとして独立。「INVITATION」誌で「映画経済スタジアム」を連載するほか、多数のメディアで執筆。データを基にした映画業界分析に定評がある。「宇宙船」「スターログ日本版」等の雑誌に寄稿するなど、特撮映画は特に得意な分野としている。

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posted by animeanime at 2009.04.25
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