![]() |
|
第22回
深夜アニメ前史 |
|
|
| [ 0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー ][ もーろー日記 ] |
|
斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー」 第7回 もーろー日記/2009年3月-2- 斉藤守彦 [3月某日。] キリヤという人が作る映画が気になったからだろうか。どーなんだ?>DVD買った時のオレ。 特撮映画の現場では、よく画コンテが張り出されて、これから撮るカットの「完成予定図」が示されるわけだが、これが時々逆効果になってしまうことがある。画コンテ通りに撮影するかしないかは、あくまで監督の判断なのだが、どーしても画コンテを再現しなくちゃイヤだ!という監督の場合、時に俳優たちのモチベーションを削ぐことになってしまう。ある映画の現場では、貼られた画コンテを見た俳優が「監督ぅ、オレたちのカラダは、こんな風に動きませんぜ!」と訴えたところ、即座に画コンテが撤去されたという。 プレスシートに掲載されているコメントによると「僕はデジタルの申し子のように言われますが、CGを使わなくてすむのならば使いません。作りたいものが何なのかがまず大事で、それを決められた予算内で具現化するために、今はまだデジタルが必要。バジェットのことを考えて脚本を書いたり、お金が足りないからシーンを減らすなんて、僕には考えられない」とキリヤ監督は言うが、こと「GOEMON」に関する限り、このコメントは充分な説得力を持つ。「GOEMON」で優先されたのは、膨大な情報量をビジュアルに反映させることではなく、シンプルなストーリーを面白く語りつくす、つまり「お話の面白さ」が最優先されたのである。 その試みは充分な成果を収めた。再見する機会があったら、画面を彩るCGカットやVFXの類を見ず、俳優たちの芝居だけを見てみようとさえ思う。この作品が紀里谷和明監督が底力を発揮した結果だと思いたいものだ。 2009年3月-1- 「ケータイ捜査官7」ほか |
| posted by animeanime at 2009.04.25 |
|
|
|
|