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2009年04月25日
0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー ][ もーろー日記 ]
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斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー」

第7回 もーろー日記/2009年4月-1-

斉藤守彦

■ モスラはなぜ、女子に受けるのか?

[4月某日。]
 こんな本が出ていたのか。知らんかった。小野俊太郎・著「モスラの精神史」。講談社現代新書から、2007年7月に発行されている。「モスラ」とは、あの蛾の怪獣のことだ。我がバースデー・イヤーである1961年に誕生した「モスラ」を起点に、その原作である「発光妖精とモスラ」にシナリオ、完成した映画、そして「モスラ対ゴジラ」などの“出演”作品の数々を通して、モスラというキャラクターに込められた意味合いや、我が国の社会情勢との関係を解いていこうというのが、この「モスラの精神史」だ。
 特撮関係の書籍は数々出ているが、文芸評論家が文化現象として怪獣と特撮映画を取り上げたという試みは面白い。
 とりわけ中村真一郎、福永武彦、堀田善衛の3人がリレー形式で書き下ろした小説「発光妖精とモスラ」に詳しく触れており、映画「モスラ」との比較や、後年宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」に与えた影響などの指摘が特に面白かった。宮崎監督は、堀田善衛の信奉者だしね。その「発光妖精とモスラ」を読みたくなって、アマゾンで検索するも、なぜか現在では「お取り扱い出来ません」ときた。調べ物の途中、図書館で発見したので、さくさく読まねば(筆者は、図書延滞常習犯)。

 モスラ出演作品中最大のヒットとなった「ゴジラVSモスラ」や、平成以降の作品には触れていないあたりは残念。「ゴジラVSモスラ」がヒットした時、「モスラは女性受けする。だから客層が広がるんだ」と、東宝関係者が言ってたけれど、なぜモスラが女性に受けるのか?については、「そりゃまあキレイだし」程度の認識であった。この本を読むことによって、なんとなーく納得出来たところもあり、釈然としないところもあり。うーん。
 著者が特撮プロパーのライターではないことは分かるが、「ゴジラの逆襲」が本多猪四郎監督作品と捉えられているのには、ちとまいったなあ。

■ 「ラスト・ブラッド」
  チョン・ジヒョンの、セーラー服と三つ編み姿に萌えるっ!

[4月某日。]
 プロダクションI.G.のアニメを、香港=フランス合作という形で実写映画化した「ラスト・ブラッド」の完成披露試写会に行く。プロデューサーのビル・コン、出演者のチョン・ジヒョン、小雪の舞台挨拶付という豪華版だ。「この映画で死ぬほど苦労した。もうアクション映画はこりごり、と思ったけど、出来が良いので、またやってもいいかな、とオモイマシタ」と、ジヒョン嬢。意外に身長が高いことに驚く。隣にいる小雪は、確か身長170cm以上なのに。ジヒョン嬢はそれよりも高い。
 映画の内容は、解説不要でしょう。昨今のハリウッド映画的な、過剰でハッタリ満開なVFXもなく、でもやっぱりCG比率は高くて、ダークトーンな画面は、ちょっと前の我が国の“食玩映画”と揶揄された、コミック原作実写映画と似てるかも。

 「死ぬほど苦労した」というアクションもさることながら、チョン・ジヒョンがこれほどセーラー服が似合うとは思わなかった。もともと童顔だしね。今回はスマイル・ショットを封印。三つ編みヘアーも凛々しく、年齢のギャップなど乗り越えて、16歳の少女・サヤになりきったあたりはグッド。「空の境界」の両儀式なんかも、彼女だったら似合うかも知れない(反論は、受け付けません)。対する小雪は、オリジナル版にはないオニゲンなる悪役。つくづくVFX映えする女優さんなんだなあ。純白の和服とロングヘアーをなびかせて、大自然の中にちょばっと立つその姿は、まさしく巨悪の雰囲気を漂わせた、毅然たる美しさ。「怪奇大作戦」の「ゆきおんな」を実写版リメイクする時こそ、小雪の出番だ。

2009年3月-1- 「ケータイ捜査官7」ほか
2009年3月-2- 紀里谷和明監督「GOEMON」 
2009年4月-1- 「ラスト・ブラッド」ほか
2009年4月-1- 「真マジンガー」、「クレヨンしんちゃん」

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posted by animeanime at 2009.04.25
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