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第22回
深夜アニメ前史 |
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| [ 0斉藤守彦の特殊映像ラボラトリー ][ ゴジラVSシリーズの栄光 ] |
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斉藤守彦の「特殊映像ラボラトリー」 斉藤 守彦 【「極彩色の大決戦!」】 「日本沈没」、そして復活「ゴジラ」の配収こそ上回ることは出来なかったが、「ゴジラVSキングギドラ」のヒットは、大いに東宝社内を活気づかせ、早々と次回作「ゴジラVSモスラ」の製作が決定する。ご存じのようにこれは、製作の田中友幸が以前企画した「モスラVSバガン」をベースにしたものである。 5月から撮影を開始し、9月に完成。東京国際映画祭で大々的なお披露目を行うこと。そして従来午前中のみの登校であった公立学校が、1992年9月より毎月第2土曜日のみ完全休日になることを反映して、ゴジラ映画の新作初日は以後12月の第2土曜日と定められた。 「ゴジラ映画史上最大の宣伝展開を行い、配収目標である20億円を達成したい」という当時の宣伝部長の野望は、日々確信に変わっていった。公開を約4週間後に控えた「ゴジラVSモスラ」は、その話題性と女性にも人気のあるモスラの起用故か、前売り券の売れ行きが絶好調。 公開を前に行われた宣伝展開は、まずテレビ東京系にて、ミニ番組「冒険!ゴジランド」をオンエア。7月30日の「モスラの日」に続いて11月3日にはゴジラ38回目のバースデーを祝うイベントを渋谷にて実施。このイベントの目玉は、直径80センチメートルの巨大ケーキをゴジラがカットし、なおかつコスモス(今村恵子、大沢さやか)が「モスラの歌」を披露するというもの。さらに大河原監督や出演者らによる、全国14都市でのキャンペーン(コスモスは、全国50箇所以上を回ったという)、小学館と連動した11大都市14会場での、1万人を対象とした試写会などを、イベントとそれに連動したパブリシティを積極的に仕掛けていった。 東宝邦画系での上映作品は、都内銀座地区においては、座席数約700席の日劇東宝(現・TOHOシネマズ日劇2)で公開されるのがルールだが、「ゴジラVSモスラ」の場合、事前の前売りの様子からも、初日は多数の観客が詰めかけることが予測され、同じ有楽町マリオンの日本劇場(座席数約1000席/現・TOHOシネマズ日劇1)が使用された。それでも場内の大変な混雑ぶりは、未だ筆者の脳裏に焼き付いているほどだ。 ちょっと意地の悪いデータ比較をしてみよう。2004年12月4日から公開された、ゴジラ映画最終作「ゴジラ/ファイナル・ウォーズ」は、全国290スクリーンにおいて、オープニング2日間で15万8782名、1億9238万5960円をあげるスタートであった。 VSシリーズの初日は、日劇または日劇東宝での舞台挨拶取材(といっても、業界紙記者たちは、見ているだけだが)に続いて、日比谷の中華料理店・東天紅での打ち上げと決まっていた。我々取材者もその打ち上げに招待されるのだが、「ゴジラVSモスラ」のような大ヒット作の時には、全国から次々に入ってくる興行成績や景況が発表され、会場は拍手喝采、大いに沸いた。 1=梅田劇場 (1万4837名、2140万4000円) こうして「ゴジラVSモスラ」は配給収入22.2億円を上げ、「日本沈没」が持っていた東宝の正月映画配収記録を破り、また歴代ゴジラ・シリーズ最高の配給収入をもあげることとなった。またこの配収は、1993年に公開された日本映画(92年12月に公開された作品は、興行終了時点である93年作品としてカウントされる)中、角川春樹監督の「REX恐竜物語」の22億円をわずかに上回りトップを記録した。 (1)最初に復活「ゴジラ」ありき。 (後編(11月25日アップ予定)に続く!!) |
| posted by animeanime at 2009.10.26 |
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